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    *Hello Nico Another World

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2007.04.17

■雨宮一彦の帰還 [小説 MPD-PSYCHO編]

雨宮一彦の帰還―多重人格探偵サイコ
大塚 英志/著『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』(2003)角川文庫

刑事・笹山徹が小学生の時の家庭教師・焰妖子、彼女は連合赤軍のメンバーだった。
20年以上拘置所に留置され、翌日死刑が確定する彼女が笹山に託したのは「ルーシー7の七人目を捜して。そして左目に痣があったら殺して」…サスペンス

またしてもダラダラと読んでしまった小説版。
P169「これはミステリー小説ではないからだ。真実を記録する物語としてのみこの小説はあるからだ。」と記されている通り、感情移入もできず、先を読みたいという気持ちもわかなかった。
この本がドラマ版の原作となっているようで、小6の笹山が「ヨーコねえちゃん」と言っても、頭に浮かぶのは大杉漣の姿ばかり。
でも、永田洋子ってこういう立場の女性だったと初めて知った。

内容的には上野、渡久地、田辺、村田らの関係やルーシー7、コミックス版第1巻で雨宮が伊園犯罪研究所から姿を消していた間の行動について書かれている。
相変わらず、捜していた人物が偶然身近な人物と繋がっているという、確率的にはあり得ないスケールの狭さなんだけど、類は友を呼ぶ的なバーコードが惹き合っていると思い込むしかない。

同時収録されている『渡久地菊夫の失敗』はマーク・チャップマンが愛読していたらしいサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を書店で買って、都庁へ向かう話。この先はコミックス版第4巻になるのかな?

この先、『多重人格探偵サイコ』関連の本を読む気が失せたので、DVDで終わりにしようと思っている。

2007.03.09

■西園伸二の憂鬱 [小説 MPD-PSYCHO編]

西園伸二の憂鬱―多重人格探偵サイコ
大塚 英志/著『多重人格探偵サイコ 西園伸二の憂鬱』(2003)角川文庫

雨宮一彦と伊園磨知が童話の登場人物の服装をした者達に連れ去られ、ヘリコプターに乗せられた。
海賊放送局「ラジオ・クライム」のインタビューに答え、西園伸二として覚醒した雨宮はDJの名前を言い当て、もう一人の自分・大久保拓也と告げる。
その間、パフォーマンスと称し、童話になぞらえた者達が次々と事件を発生させ、ラジオで実況中継される…サスペンス

センセーショナル過ぎてあり得ない話、まるで劇画の世界。
日本でも猟奇殺人事件がたまにあるけど、だいたい単独犯(共犯者も数人いたりするけど)。
それがラジオで生中継され、犯行を示唆する者がいて、1日のうちに何人もの人が色々な場所で事件を起こす。
実際の事件だったら、そのうちの一人くらいは止める者、躊躇する者が出てくるはず(思想と理想を共有するテロ集団とは別)、だからこの小説は頭の中の産物でしかない。
つまりリアリティが無く、描写が甘いから劇画なのよ。もちろん感情移入も出来ずにダラダラと読んでしまった。
要は『本当は恐ろしいグリム童話』を実現させたら、という話のようだ。

とは言いながらも、印象深い文章もある。
ある思想の者達を「彼らの相手をするのは殆ど福祉活動に近かった」で笑い、「誰もが無関心である、ということを暗黙の前提としている」で納得したり。

でも「今回は語られない」とか「語っておくことにしよう」とか「語ったことの詳細は記さない」とかこちらに話しかけている文章はしらける、言い訳っぽいし、関連書を売りたいのかと勘ぐってしまう。一つの架空な事件として終わらせて欲しい。

BGMはアメリカのPost-Rock Band“Foxhole

2007.02.20

■小林洋介の最後の事件 [小説 MPD-PSYCHO編]

多重人格探偵サイコ 小林洋介の最後の事件
大塚英志/著『多重人格探偵サイコ 小林洋介最後の事件』(2003)
角川文庫

恋人の復讐の為に、犯人を射殺した刑事・小林洋介。その時から彼は小林を失い、雨宮一彦/西園伸二の2人の人格となった。
懲役7年の実刑判決を受けてT刑務所へ収監され、そこで出会った奇妙な人々とのやりとりと伊園磨知との出会い…サスペンス

角川スニーカー文庫『多重人格探偵サイコ1 情緒的な死と再生』(1998)、講談社ノベルス『多重人格探偵サイコ 小林洋介の最後の事件』(2002)を加筆・訂正した文庫版。

漫画『多重人格探偵サイコ』をより詳しく大江公彦が語る<行きて帰りし物語>(←ホビットかよ)
島津 寿はいかにして殺人者となったのか。
死体に書かれていた番号の謎。
雨宮一彦の刑務所生活。
等が、時間軸をバラバラにして書かれている。
で、ネットワークの中の人物は…彼だと思っていたのだが。

最初の方は説明が多く、感情移入できるような内容ではないので、夢中にはなれなかった。でも、漫画よりも、個性がハッキリしていて、それぞれの登場人物の区別がつきやすいのが良かった。薄くて読みやすいので、他の小説も読む予定。
それと印象的な文章かいくつかあり、<人の死を想像できない彼らは殺人犯となった>。世間のいじめ問題も、どうなるか想像できない者がやっているのであろう。

2007.02.17

■Trailer [ドラマ MPD-PSYCHO編]

MPD Psycho UK Trailer今日はレンタル屋巡りをしたのだけれど、全然DVD『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』を置いていない。
ストーリーにめり込んでいるわけではないので、購入するほどではない。
しかし、好奇心は満たしたい(←私の原動力)。
「DISCAS」や「ぽすれん」の会員になろうかと考えている私、「WOWOW」で再放送してー

とりあえず、宣伝予告で我慢。
ロリータ℃ルーシー・モノストーンの曲も聴けるよ。

2007.02.16

■サイコ/フェイク リミックス版 [ドラマ MPD-PSYCHO編]

MPD-PSYCHO/FAKE MOVIE REMIX EDITION
『多重人格探偵サイコ/フェイク リミックス版』(2002)角川書店
 原作・脚本・プロデューサー:大塚英志
 オリジナル版監督:三池崇史 リミックス版編集:菊崎 亮

2000年にWOWOWで放映された実写サスペンス・ドラマ『多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還』の再編集版で劇場公開されたそうだ。
ダイジェストなのでストーリーは説明のしようが無く、設定が結構違っている。
登場人物はだいたい漫画をなぞらえてはいるが、雨宮一彦が花屋を経営していたり、自然発火したり、実際にあったいくつかの事件を彷彿させたりする、小説の方をなぞっているようだ。
ロリータ℃バージョン「Strange New World」が映像の雰囲気に合って、とても良かった。

雨宮(保坂尚輝)、ふかわりょうに見えてしょうがない。
笹山(大杉 漣)、イメージは合うのだがもっとマヌケな感じが欲しい。
千鶴子(三浦理恵子)、おぉ~ブラックワイドショー!グッときますね。
友代(裕木奈江)、Winkがやたら長い曖・昧・Meですな。
洋子ねえちゃん(りりィ)、私は泣いています 煙草を吸わないで~
島津(一條 俊)、異常な感じが出てて一番良かったのぉ。

オリジナル版を見ていないので、どの程度編集されているのかは比較のしようが無いが、映画版の『リング』や『黒い家』などのように映像や音声に効果が加わえてあり、不安感があおられ、ホラーな味わい。Mac1台で編集したそうだ、スゴイ。

2007.02.15

■LOLITA℃ [音楽 MPD-PSYCHO編]

the temperature of LOLITA
ロリータ℃『ロリータの温度』(2003)キングレコード

多重人格探偵サイコ』のコミック11巻に登場する“℃”(シー)をコンセプトに製作されたCD。
しかし、漫画の方は栗山千明タイプでギターを手にライブハウスで歌っていたが、こちらは12歳の少女・平野綾なるタレントのイメージ。

ルーシー・モノストーンのカバーという触れ込みについてのみ。
01. Strange Wish
 リズムを早くしたポップな「Strange New World」で、バックの混沌としたささやき声はPhewの「終曲」のようだ。語りの部分には抵抗ないが、歌うとどうして鼻声なんだろう。
02. Strange New World(LOLITA℃ Version)
 ルーシーのシングル3曲目と同じバージョン。
10. 幸福な無名時代(Love Version)
 「I Can Hear the Sirens Singing Again」の打ち込みポップス、サビの部分はなかなか良いな。
他 全12曲

アイドルから縁遠いリスナー人生を送って来たので、口先だけで歌っているようで非常にツライ…でも、何故か「ヨハネの手紙」を聴きたくなる。

2007.02.14

■多重人格探偵サイコ [漫画 MPD-PSYCHO編]

MPD-PSYCHO
田島昭宇×大塚英志
多重人格探偵サイコ』1~11巻(1997~2006)角川書店

刑事・小林洋介の恋人がむごい姿で送り届けられた。
犯人・島津 寿を追い詰めた時、小林の中の西園伸二が目覚め、島津を射殺してしまう。その時、小林が消滅し、雨宮一彦が出現する。
数年後、刑務所から出所した雨宮を精神科医・伊園磨知が犯罪研究所へ誘う…サスペンス

ほとんど漫画は読まないけれど、音楽を聴いたからには原作も知っておかなくてはと買った中古コミックス11冊。
これで終わりかと思ったら、現在休載しているだけでこの先があるのだそうだ。『こち亀』や『ガラカメ』、『パタリロ』みたいに延々と続けられたら私はついてけない。

絵はなかなかスタイリッシュでかっこいい。ただ、みんな美男美女過ぎて個性が乏しく、髪型も変わるので誰が誰やら、混乱。
センセーショナルで大規模な事件が発生するが、関係者の範囲は狭く、結局犯人は準主役の探偵または刑事でしたパターン。その上、スッキリ解決せず。
今のところ、ホッとする存在が笹山と青島(天馬)なんだけど、また裏切られそう。

はっきり言ってエログロ、だけど洗練されたイラストなのでエグイと言った方が良いかも知れない。グロイという言葉は花輪和一や丸尾末広の為にとっておきたい。
あんなやこんな残酷描写の漫画が何と「ケロロ軍曹でありま~す」が載っている『月刊少年エース』に連載されていたのだそうだ、唖然~
おまけに会社の同僚が高校生の時に読んでいたそうだ、18歳未満禁止~
でも、よく考えたら「クレヨンしんちゃん」だってエロ漫画雑誌に連載されていたような気がする。

で、結局のところサイコ・ホラー好きな私に合うのだが、漫画だと無駄なシーンも多く、ストーリーがはしょられているような気分になるので小説の方がいいや。ノベライズも読むのか!?

2007.02.13

■Lucy Monostone [音楽 MPD-PSYCHO編]

MPD-Psycho CD ←上から歌詞カード、CDケース、紙袋
Lucy Monostone『Strange New World』single(2000)角川書店

漫画『多重人格探偵サイコ』に登場する、アーティストにしてテロリスト“ルーシー・モノストーン”を半信半疑ながらも実在する人物と思っている人がいる事に興味を持ち、曲を聴いてみたらすごく良い。
70年代初頭にたった1枚のアルバム『Flower Children』通称『Psyco』がリリースされていて、著作権の関係で日本でのみシングルを発売する許可がおりたという触れ込みのCD。後藤次利の名前があるから彼の作った曲なのかな。
いくぶん“The Doors”を感じさせる、気だるい雰囲気のサイケ・ロックで私好みだ。

01. Strange New World(奇妙な新世界)
 試聴先はDVDからでも録音したのだろうか、「本当の雨宮一彦の話をしよう」と女性の声が入っているが、CDは曲だけである。
02. I Can Hear the Sirens Singing Again(ぼくをまた呼ぶ声)
 アップテンポでパンチの効いたロック、ギターが70年代っぽい。間奏のこもった語りもかっこいい。
03. Strange New World(LOLITA℃ Version)
 ロリータ℃ヴァージョンとなっているが、声だけ遅くしているのだろうか、奇妙なつぶやきのボーカルとなっている。

ちなみに“Lucy Monostone”なるフランスのメタル・バンドがある、ちょっと私には耐えられん。