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    *Hello Nico Another World

2007.01.07

■ヒストリー・オブ・バイオレンス [映画 DC編]

A HISTORY OF VIOLENCE
ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)アメリカ/カナダ
 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ 出演:ヴィゴ・モーテンセン

田舎町でダイナーを営むトム・ストールは家族に囲まれ、平穏で幸福な生活を送っていた。
ある夜、閉店だというのに強引に入って来た二人組みの拳銃強盗が店内を恐怖に陥れた。とっさに彼は銃を奪い、店にいた者達を救う。
一躍ヒーローとしてTVや新聞に取り上げられるが、その日から不気味な男達に付きまとわれ「ジョーイ」と呼ばれる…サスペンス

待ちに待ったデヴィッド・クローネンバーグの新作、映画館で観れなかったのでDVDを借りて来た。コミック『ヒストリー・オブ・バイオレンス』が原作だそうだ。
最近の彼の作品は私の好みとは違っていたので一抹の不安があったが、冒頭から緊張感漂う暴力で期待を裏切らなかった。
全体的に悲しみをたたえた抑えた雰囲気も良く、ストーリーも分かりやすい。私の大好きな『デッドゾーン』系。

特に店内での反撃は目を見張る物があり、凄いぞヴィゴ。その後の動きも素晴らしい。
死に様や内容物は、さすがクローネンバーグ。
キャスティングも良く、脇を固める俳優達も素敵。存在感あるフォガティ、信頼できるサム、リッチーはどんな人だろうと思っていたら今までと一味違うウィリアム・ハート。
バイオレンスが苦手な人にはお薦めできないが、家族を守る為“終わりにしたかった”男の物語、人間ドラマでもある。
人から聞いた過去がどうであれ、自分が見て知っている現在を信じるべきではないかな。

クローネンバーグと言えば、エログロB級ホラー映画監督。これはグロは少ないがエロは多い。エロはいらんよヽ(´Д`)ノ

2006.01.28

■スキャナーズ2/スキャナーズ3 [映画 DC編]

Scanners II : The New Orderスキャナーズ2』(1990)アメリカ
獣医師を目指すデビッドはアリスと買物中に強盗に襲われ、スキャナーの能力を使って彼女を救う。防犯カメラに映った彼の行動を見た警察官フォレスターが目をつけ、「新秩序」の為に彼を利用する。

監督はクリスチャン・デュゲイ、つまりデヴィッド・クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』を題材に作った続編、SFホラー。
う~ん、困ったなぁ。
『スキャナーズ』と同じような始まり方で浮浪者ドレクがフラフラとゲームセンターを徘徊する。スキャンされると鼻血が出る等、とてもがんばっているけれど、一警察官がスキャナーズを利用して街を支配するなんて、受け入れらない荒唐無稽な内容でストーリーが今一歩。第一研究所の維持に金がかかってしょうがないでしょう、まだ政府の陰謀とかの方が納得できるよ。
姉ジュリーは言う、「父に似ている」と…マイケル・アイアンサイドに似てるかな?

Scanners III : The Takeoverスキャナーズ3』(1991)アメリカ
アレックスはパーティの最中、友達を誤って窓から転落させてしまい、傷心のままタイへと旅立つ。残された姉へレナは頭痛に悩んだ末、義父が作った試薬「EPH-3」を無断で使い、副作用の為、別人のように変わってしまう。

監督は『2』と同じくクリスチャン・デュゲイ、『スキャナーズ』3作目だが、1作目とは別な方向へ行ってしまった。
からみはいらんよ、鼻血が無いよ。ストーリーにますます荒唐無稽さが増し、単なる悪女のサスペンスかと思っていたら世界征服だよ、まだ宇宙人の方がマシ。
超能力で友達を助けろよ、いざという時に力を発揮して欲しいものだ。
何か知らんが「EPH-3」のせいで太陽を避けるようになり、お前はドラキュラか、と言いたい。スキャナーズ軍団も帽子にサングラスに黒のスーツで、何かブルース・ブラザースのようだ。スキャナーじゃなくてもレーザー光線はイヤだよ、とても困った映画だった。

GyaO」で『スキャナーズ』シリーズが無料視聴できるので、ラッキーと思い観たが、やはりクローネンバーグには全然及ばない。
『2』だけは以前観ていたが、『3』は観なければ良かったと思うくらい。『3』はヒットさせる為にアレやらコレやら詰め込みすぎたのでは? でも、あの時代だからこんな映画だったのかもしれない、15年も経て観てしまったせいもあるのかも。

でも、決定的に違うのはクローネンバーグの映画の主人公が背負っている“運命”の悲哀さが伝わってこない事。アイディアとショックなシーンだけ真似ても仕方が無いよ。

と書きつつも懲りない私は、4作目『スキャナーズ ニュー・エッジ/ザカリアス』、5作目『スキャナーズ5/ザカリアス・リターンズ』も観るでしょう。

2005.07.24

■デヴィッド・クローネンバーグ まとめ [映画 DC編]

David CronenbergDavid Paul Cronenberg
1943年3月15日 カナダ・オンタリオ州トロント生まれ
父・ジャーナリスト、母・ピアニスト
妹・デニス 衣装デザイナー
娘・カサンドラ 助監督
早い時期からショートストーリーを書いていて、大学卒業後に書いた脚本をカナダの映画会社が興味を示した。しかし、別の監督でと言われ、どうしても自分で作りたかった彼は作品に着手するまでに3年かかった。それが長編映画監督デビュー作『シーバース』、たった17日間で作られた。

監督作品:
『Transfer』(1966)16mm
『From the Drain』(1967)16mm
ステレオ 均衡の遺失』Stereo(1969) 
『クライム・オブ・ザ・フューチャー 未来犯罪の確立』
 Crimes of the Future(1970)
シーバース 人食い生物の島
 They Came From Within/The Parasite Murders/Shivers(1975)
デヴィッド・クローネンバーグ初期傑作選
 David Cronenberg Shorts(1975,1976)<TV>
ラビッド』Rabid/Rage(1977)
ファイヤーボール』Fast Company(1979)
ザ・ブルード 怒りのメタファー』The Brood(1979)
スキャナーズ』Scanners(1981)
ビデオドローム』Videodrome(1983)
デッドゾーン』Deadzone(1983)
ザ・フライ』The Fly(1986)
戦慄の絆』Dead Ringers(1988)
裸のランチ』Naked Lunch(1991)
M・バタフライ』M. Butterfly(1993)
クラッシュ』Crash(1996)
イグジステンズ』eXistenZ(1999)
short6 : Camera』Camera(2000)
スパイダー 少年は蜘蛛にキスをする』Spider(2002)
ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)

出演作品:
シーバース』Shivers(1975)
眠れぬ夜のために』Into the Night(1985)
ザ・フライ』The Fly(1986)
ミディアン 死霊の棲む街』Nightbreed(1990)
『Blue』(1992)
『Henry & Verlin』(1994)
『Boozecan』(1994)
『脅迫/彼女の選択』Trial by Jury(1994)
誘う女』To Die For(1995)
『Blood & Donuts』(1995)
ダーク・ハイウェイ』Moonshine Highway(1996)<TV>
『クラッシュ』Crash(1996)<Voice>
『ステューピッド/おばかっち地球防衛大作戦』The Stupids(1996)
ボディ・バンク』Extreme Measures(1996)
『Last Night』(1998)
レザレクション』Resurrection(1999)
『The Judge』(2001)<TV>
アメリカン・ナイトメア』American Nightmare(2000)
『ザ・ディレクターズ デヴィッド・クローネンバーグ』
 The DIRECTORS David Cronenberg(1999)
ジェイソンX 13日の金曜日』Jason X(2001)
『エイリアス』Alias Season 3(2003)<TV>

製作総指揮:
『TABOO タブー』I'm Losing You(1998)

彼の映画はとても個性的、知的な異常者? 好きな人は好きでしょう、私は大好き。
別に粘着なところではなく、過酷な運命に翻弄される悲しい人物が主人公なところ、哀愁が漂うよ。だから好きなのはぎりぎり『ザ・フライ』まで。一番好きなのは『デッドゾーン』!

さて、mixiのクローネンバーグ・コミュに参加しよっと。

追記:このたのみこむ、いいね!

2005.07.23

■アメリカン・ナイトメア [映画 DC編]

The American Nightmare
アメリカン・ナイトメア』(2000)アメリカ/イギリス

70年代前後のニュース映像をまじえて、ホラー映画について監督、特殊メイク、研究者などがインタビューに応えるドキュメンタリー。アダム・サイモン監督。
ジョージ・A・ロメロ『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』
ウェス・クレイヴン『鮮血の美学』
トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』
デイヴィッド・クローネンバーグ『シーバース』
ジョン・カーペンター『ハロウィン』 他

単なるインタビューかと思ったら、どれが作り物で、どれが本物かと混乱してしまうような映像が挿入され、ある意味怖い映画だった。
出演監督達はほぼ同年代に生まれ、ホラーブーム、公民権運動、ベトナム戦争、女性解放運動などの時代を過ごして来た事が作品に影響していると語っていた。
トム・サヴィーニは淡々と語っているが、迫力がある。ジョン・ランディスが楽しかった、気持ち分かるよ。
どの映画監督も知的な雰囲気で、あんなB級ホラー映画を作るような人物に見えなかった。そして教授達もね。
まだ観ていないのもあり、地道に彼らの映画を観ていきたいと思う。

デイヴィッド・クローネンバーグ出演作品という事で見た。
どうしても、確認の為に『クライム・オブ・ザ・フューチャー』をもう一度観たくて、ずっとビデオ屋を探し回っているけれど、どこにも見つからない。出演作にしても買う余裕も無く、もうキリが無いから、いったんここで終わりにして、明日はまとめをする予定。

2005.07.19

■ボディ・バンク/ダーク・ハイウェイ [映画 DC編]

Extreme Measuresボディ・バンク』(1996)アメリカ
人影の無い扉から、素裸の男二人がよろめき出て来た。その追われる二人のうち一人はおとりとなり、もう一人は病院へ運ばれ謎の死を遂げる。疑問を持った医師ガイは死因を調べようとするが、検査結果も死体も忽然と消えてしまい…

有名人が出ているというのにこの映画を知らなかった。
内容もよく分からず観て、てっきり安置所の話かと思ったら医学サスペンスで、地下世界なんかも出て来てわりと面白い。
ヒュー・グラント(ガイ)が人のいい青年のままで、窮地に陥りたった一人で巨大な陰謀を解き明かす医師に見えなかった事が残念。

Monnshine Highwayダーク・ハイウェイ』(1995)アメリカ
1957年テネシー州、ムーンシャイン・ハイウェイを疾走するジェドの車は密造酒を運んでいた。それを追う政府の役人達。
ある日取締りの為、クレムの車が大破炎上。それから運び屋達の内部分裂、警察署長ミラーの陰謀、国税局の追跡が始まり、ジェドは女を連れ町を出ようとするが…

最初、小さな田舎町で野卑な男達と美しい女達が出る、のんびりした南部という感じでダラダラ進んでいたけれど、後半になり急展開。息詰まるクラシックな車でのチェイス、TVドラマでも面白いのがあるのね。
年長者達の経験に基づく発言がかっこいい。やっぱ年寄りはこうじゃなきゃ、知識の宝庫は尊敬されるべき。山間に住む貧乏白人役に似合わないカイル・マクラクラン(ジェド)、久しぶりに見たら身体に貫禄が。

デイヴィッド・クローネンバーグ出演作品という事で見た。
『ボディ・バンク』は病院の弁護士として、ガイに解雇を通告する役。
『ダーク・ハイウェイ』はいい奴なんだけど、いかにも貧乏白人のクレム役。
対照的な役柄だったけど、どちらもちょっとしか出演してなかった。どうして彼が必要だったのか分からない、どちらかと言うと知的な異常者役が似合うクローネンバーグ監督。

2005.06.30

■ステレオ/眠れぬ夜のために [映画 DC編]

David Cronenberg/Stereoステレオ 均衡の潰失』(1969)カナダ
脳の手術を受け、超能力を高めた若者8人がカナディアン・アカデミーに集まり実験を行う、モノクロ映画。

会話は無く、ナレーションだけだが、これはテレパシーで会話している事を表現する為なのだろう。若者がダラダラしているだけで、これと言って事件も無く、眠くなる映画。
頭を抱える場面と穴を開けるという話は『スキャナーズ』に受け継がれている。

デイヴィッド・クローネンバーグ監督作品、初期自主制作の実験的な映画。80年代にソニーが発売したのをビデオ・レンタル屋で借りて見たが、その時も眠くて困った。
一緒に借りたのはもちろん『クライム・オブ・ザ・フューチャー 未来犯罪の確立(The Crime of the Future)』(1969)。これはまだ見つからないので地道にレンタル屋をまわろうと思っている。
アメリカで『ファイヤーボール(Fast Company)』のDVDにこの二つの映画がついた限定版が発売されている。

Into the Night眠れぬ夜のために』(1984)アメリカ
不眠症のエドは夜中に当ても無くドライブに出かけ、空港の駐車場に車を止めた。そこへ、男達に追われた女性が助けを求めてきた。彼女の言うままにあちこちに連れまわされるが、行く先々に危険が迫る、ラブ・サスペンス。

ハリソン・フォード主演『フランティック』と同じような話、でもあんなにドラマティックでは無く、笑えないけどコミカルな映画。
ジェフ・ゴールドブラム(エド)が若く、ミシェル・ファイファー(ダイアナ)に振り回される悩める男で好感。
結局、ダイアナのせいでたくさんの人が殺されているのに、保身の為に警察に行かない彼女に同情できなかった。
ラストは夢物語(夢オチではない)だけど、これで良かったんじゃないかな。

デイヴィッド・クローネンバーグ出演作品という事で見た。
最初の会社の会議のシーンで説明する役として出ていた。その他にもデヴィッド・ボウイが殺し屋役、ダン・エイクロイド、よく分からなかったが有名監督も出演している。

2005.06.29

■ザ・フライ/戦慄の絆 [映画 DC編]

David Cronenberg/The Flyザ・フライ』(1986)アメリカ
物質転送装置テレポッドを発明した科学者テスは愛する雑誌編集者ベロニカを失ったと誤解し、自ら実験台となり転送してしまう。しかし、ポッドの中には自分だけでは無く、一匹の蝿も混入していたのだった。

久しぶりに見た。当時はジェフ・ゴールドブラム(セス)が苦手だったけど、今は気持ちも変わり抵抗無く見れた。ベロニカが言った言葉「Very Cute」に賛同してしまった為、その後の彼の展開が悲しかった。
感情移入しちゃうと辛い映画だけど、リアルなCG全盛の今の時代とは大きな差があるな。『蝿男の恐怖』(1958)のリメイク、こちらはかぶり物。
最初の方でポッドに靴を入れるのかと思ったら、ストッキングを入れていた。こういう些細な所が好きだ。
ベロニカの悪夢の中の産婦人科医はクローネンバーグ。

David Cronenberg/Dead Ringers戦慄の絆』(1988)カナダ
一卵性双生児の産婦人科医エリオットとビヴァリー、お互いにおぎあいながら生きて来た。そこへ女優クレアが現われた事から、兄弟のバランスが崩れ始める。クレアに依存し、薬に溺れるビヴァリー。そしてエリオットもまた…

ニューヨークで実際に起きた事件を元にした映画。
公開時に映画館で観たけれど、ジェレミー・アイアンズの一人二役でどちらがどちらか頭が混乱、ひたすら暗く辛い映画だった。クローネンバーグの映画はいつも美しい女性が出てくるはずなのに、何故ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド(クレア)なのよ、と当時思ったな。
今回は家で寝転びながらビデオでゆったり観たのでストーリーを把握、何故こういう事件が起こったのか理解する事ができた。でも、やっぱりこの映画私は苦手。

とりあえずデイヴィッド・クローネンバーグ監督作品を一周したが、私は初期のホラーが好きだなぁ。今回あらためてDVDを買った映画もあるけど、後悔してない。好き好きクローネンバーグ♡

2005.06.16

■ジェイソンX/誘う女 [映画 DC編]

Jason xジェイソンX』(2001)アメリカ
捕らわれたジェイソンは冷凍保存された。それから400年後、何も知らない未来の人々がジェイソンを宇宙船に運び入れてしまう…「13日の金曜日」シリーズ、10作目。


公式サイトにも書かれている「いつもの如く、ジェイソンが覚醒し、殺戮を繰り返す」、ご存知ワンパターンのSFホラーに仕上がってるよ、水戸黄門かい。

To Die For誘う女』(1995)アメリカ
野心的なスザーン(ニコール・キッドマン)は地元の弱小TV局のお天気キャスター。彼女の夫が殺された、さて真相は…軽快なサスペンス。
 
 
 
緊張感の無いサスペンス、言わばありきたりの愛憎劇。スザーンの鼻持ちならない性格が不愉快で、必殺2倍速。「スージーQ」、「スウィート・ホーム・アラバマ」など懐かしの曲が流れたのと、ホアキン・フェニックスが出ていたのが救いだった。

デイヴィッド・クローネンバーグ出演作品という事で観たみた。
『ジェイソンX』では冒頭、政府からやって来た博士役で出演、あっけなくさようなら。
『誘う女』では、最後の湖の場面で紳士的な男として出演。
どちらも私には合わない映画だった。

2005.06.13

■デッドゾーン [映画 DC編]

David Cronenberg/The Dead Zone
デッドゾーン』(1983)カナダ

高校教師ジョニーは居眠り運転のトラックに激突され、昏睡状態に陥った。
目覚めたのは5年後、仕事も恋人サラも失い、身体に異変が起きていた。未来を予知する力が備わってしまったのだ。
子供達を救い、殺人事件を解決するが、孤独感と頭痛にさいなまれる毎日。ある日偶然に、世界を滅亡へと導く男を知ってしまい、彼は決心する…

私の中で頂点に位置するデイヴィッド・クローネンバーグ監督作品、つまりこの後の彼の映画は私にとって下降線。
涙無しには観られない、ジョニー(クリストファー・ウォーケン)の苦悩、未来の無い絶望がひしひしと伝わって来る、素晴らしい映画と言えよう(あくまで私の中で)。
あちこちに伏線があり、それが後半との対比で一層、悲壮感を際立たせる。例えばサラ達とのだんらん(事故に遭わなければ)、スティルソンとの最初の出会い(新聞記事さえ出てれば)、悔やんでも、悔やんでも…

DVDで観たので、予告やインタビューなど映像特典が収録されていた。
解説に「クローネンバーグの持ち味であるグロテスクなセンチメンタリズム」とあり、まさにそうだな、そこが私が魅了されてやまない要因なのだ。キング+クローネンバーグ、最高! 原作も映画も大好き! 

2005.06.10

■ビデオドローム [映画 DC編]

Videodrome
ビデオドローム』(1983)カナダ

お色気番組専門TV局の社長マックス(ジェームズ・ウッズ)は、より過激なビデオを探していた。衛星放送でキャッチした映像「ビデオドローム」を見て愛人ニッキー(デボラ・ハリー)が出演するとピッツバーグへと発ってしまう。
残されたマックスは「ビデオドローム」の出所について調べていくうちに、TV伝道師オブリビオン教授に辿り着く。彼のメッセージビデオを手にするとテープが息づき、TVが膨張し、ニッキーが彼をいざなう。現実と幻覚の区別がつかなくなり…

もう既に一通りデイヴィッド・クローネンバーグ監督作品を見終ったけれど、改めて過去作品も見直している。
当時見た時はとにかく変わっていて、異様な映画で面白いと思った。
今回はストーリーをじっくり考えながら見た。オブリビオン教授は何を言いたかったのか、バリー達の政治的意図とは、どこが幻覚か、ラストの意味するところは、等々…
音楽は東京ディズニーランドのホーンテッドマンションの雰囲気。
結局のところ、スナッフが脳腫瘍を引き起こし、幻覚を見せるはずは無い事は分かりきっている。しかし、やっぱり異様で『イグジステンズ』との共通点が多く見られるこの映画、好きだな。

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