2008.10.03

■ふにゃばし [演劇]

船橋
ふにゃばし劇団W.I.T.公演
 2008年10月3日(金)PM7:30~ 門仲天井ホール

知人が主宰する劇団のお芝居を観て来た。団員は彼を含めて3人、その中の一人は彼の奥さんである。

あらすじを書くのは難しい、彼らにとってはあるのかもしれないが、観ている側にとってストーリーがあるのかどうか分からないのである。
数分ごとに話も演じる役もめまぐるしく変わる彼らの芝居。

一人の男が身振りを交えながら、野球への思いを語る。
しかし場面は変わり、野球ボールを拾っていたかのような男の動作は、翌日の潮干狩りに備えたあさり撒きだったのである。仕事ぶりを厳しく監視する経営者。
そしてまた砂浜であったかのような場所は球場へと変化し、カエルジュースを売る売り子と応援する観戦者達。
そして観戦者は選手へと変わり選手の一人はぬいぐるみ、名前は「上杉」言葉遊びのように「USB」。
選手達はいつの間にか牛や猫へと変わってしまい、乱闘騒ぎの末、球場の整備、そして打ち上げの焼肉パーティ、何故かまた試合が始まり、スコアボードはそのままだが対戦相手がいつの間にか違っている…

レッドキャッツと、この調子。右のチラシをクリックして応援歌の歌詞を読めば、少しは雰囲気が伝わるかもしれない。
唐突で散漫と言えばそうかもしれないし、シュールでナンセンスと言えばそうかもしれない。とにかく見る側の解釈次第であるし、もしかしたら演ずる側には確たる主旨があるのかもしれない。
とは言え、知人は普段からつかみどころの無い人物。芝居もまた感覚的なもので、無理して理解する必要は無いのかもしれない。構成・演出担当である彼の脳内宇宙の具現化。
とにかく、熱いモノは確かに伝わってきた。

彼らの観劇はこれで2回目。前回の『小犬のスルー』は感想を書き損なってしまったが、起承転結ならぬ“起転転転転挿転転結”と言ったところ。“挿”にあたる「七輪」のシーンはシュールでペシミスティック、結構好きである。

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2008.09.15

■ぬりえ美術館

ぬりえ美術館 きいちのぬりえ
ぬりえ美術館
 開館日:土、日、祝日のみ 開館時間:10月までは12:00~18:00

誰もが一度は雑誌等で目にした事がある「きいちのぬりえ」。
友人Cに誘われて、今もまだチンチン電車が走る京成線町屋駅から歩いて15分ほどにあるぬりえ美術館に行って来た(その道中で見つけたのが昨日のカリーどら焼き)。
路面電車の通りを右に曲がってから、静かな住宅街が続いていたのでちょっと不安になったが、赤い看板が見えてホッとした。

扉を開けて入ってすぐ、昭和を感じさせる白いドレスの人形が迎えてくれる。
入り口で入場料を払うと絵葉書にもなる入場券が渡された。もちろん、きいちの可愛いイラスト入り。
ガラス越しに小さな庭が見える短い通路を進むと、箱の中には懐かしい紙のきせかえ人形
そして、一間だけだが明るい展示スペースにはレトロなぬりえの数々、その可愛さに顔がほころび、気持ちがほんわかしてくる。
きいち以外にも松本かつぢ、たけし、ヒデオ等の画家の作品(商品かな?)も展示されている。当時、版に直接墨で描いていたから原画という物は存在しないのだそうだ。

昭和39年開催の東京オリンピックを契機とするテレビの普及に伴い、映画、紙芝居、ぬりえが廃れてしまったそうだが、言われてみれば私もきいちのぬりえを塗った事は無い。
私が子どもの頃遊んでいたのはノートに印刷されたファッションぬりえでドレスを着た縦ロールのお姫様や、ノートの2ヶ所に切れ込みを入れ顔、胴、足のパーツをページをめくって入れ替えたりする物が主流、駄菓子屋で袋に入ったぬりえを買った記憶は無い。

もちろん、館内でぬりえをする事も可能で、しばらく他の方が塗った作品を眺めていた。館内で雑誌をめくっていたら、きいちが描いた美人画に驚いた、こんなに素敵な絵も描けるのね。

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2008.08.25

■乙女のイコン展 [美術館]

乙女のイコン展 ちらし 乙女のイコン展 チケット
乙女のイコン展
 2008年7月4日(金)~9月28日(日)弥生美術館

8/23(土)、友人Cと東大の近くにある“弥生美術館”に行って来た。
ここは<乙女の聖地><乙女の殿堂>なんだそうだ、そう言われればそうかも~ 建物は昭和を感じさせ、中に入った途端、レトロでラヴリー♡
展示を観る前にスーベニア・ショップにハマってしまった…

中原淳一内藤ルネと言ったら『ジュニアそれいゆ』の表紙イラストが有名。
私の世代の元少女はルネパンダが懐かしいかも、全体的にはもう少し上のお姉さん世代の絵画展。

大正から昭和40年代にかけて少女雑誌に掲載されたイラストの展示で、時代の流れが垣間見える(割付の活版や寸法も)。
大正の雑誌は着物のみだが、昭和に入ってから洋装が登場し始める。絵柄も竹久夢二ののっぺりした少女から、憂いを帯びた可憐な少女画へと変化してゆく、それを叙情画と表現していた。

1940~1950年代前半は少女小説が中心の<絵物語>だったが、1953年に手塚治虫『リボンの騎士』の連載が始まりストーリー性のあるマンガが登場、それが少女雑誌に定着して<少女漫画>が掲載されるようになったのだそうだ。

特に高畠華宵藤田ミラノ(コバルトブックス表紙ね)が素敵。高橋真琴は無かった…

この後東京大学を散策、学食でお昼ご飯を食べて、近くの『近江屋洋菓子店』で乙女なお菓子“ドライケーキ”を買って帰った。

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2008.05.19

■エイリアン展 [博物館]

The Science of Aliens Alien 1. Grey 2.
エイリアン展 …モシモシ、応答ネガイマス。』↑1,2はクリックで拡大
 2008年5月18日(日)日本科学未来館

日曜の午後に行ったので、かなり混雑していた。地下より、空の方が人気があるようだ。テーマごとに4つのゾーンに分かれていて、30分~1時間程度でまわれる。

Zone1「空想としてのエイリアン」
入ってすぐ、H.R.ギーガーのエイリアン(写真1)が出迎えてくれる。昔から言い伝えられてきた悪魔やフランケンシュタイン、ドラキュラなどの恐怖の対象にエイリアンが追加され、人々の想像を具現化した絵画や映画やぬいぐるみなどを展示。
そして、ロズウェル事件グレイがいるよ(写真2・プヨプヨしている)。

Zone2「科学としてのエイリアン」
エイリアンっぽい奇妙な容姿をした地球の生物と、氷の中や放射能等過酷な環境下で生命維持する微生物などの紹介。
それと太陽系においての地球の位置と地球人の技術が到達できた範囲内の紹介(月、火星、土星の衛星等)。

Zone3「エイリアンの世界」
科学者が考えた架空の惑星と空想のエイリアンについての映像等。
エイリアン・ラボ=職員が15分ほど解説をしてくれる。事実に基づいての話なので、お湯をかけるともどる乾燥昆虫“ネムリユスリカ”と南極で発見された火星の隕石の解説。

Zone4「エイリアンとの交信」
エイリアンに当てたメッセージが聞ける(「宇宙からの音」と書いてあるけど、どれか分からなかった)。そして自分でも宇宙へメッセージが送れる。

人類は宇宙へ旅立ってほんの数十年、広大な宇宙の中の地球からほんのちょっと外側をまわっただけなので、未だ何も発見できていない状況だ。だからZone1、3、4は夢物語でしかなく、Zone2の地球に存在するさまざまな生物が面白かった。

“神と幽霊”は心の中にいるけど、“エイリアン(地球外生命体)”は存在するかどうか未だに証明されていない。
私は思う、「地球に生物がいるのだから、広い宇宙のどこかの地球と同じような環境の星に生物は存在するはず」。
ただし、それが証明できるのは地球人がその未知の星へ到達できるほど発達した科学力を持つ未来での事だろう、私はもうその頃には存在していない…

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2008.05.05

■シュルレアリスムと写真 [写真展]

Surrealism and Photography Beauty Convulsed
シュルレアリスムと写真 - 痙攣する美
 2008年5月5日(月・祝) 東京都写真美術館

1924年パリ、アンドレ・ブルトンを中心として活動をはじめた芸術運動“シュルレアリスム(超現実主義)”の写真展。

最初に展示されていたのが、マン・レイ『醒めてみる夢の会』、アジェ『日蝕をのぞく人々』、それからパリの街並…
う~ん、どこがシュールなんだろう? 黎明期だからか。

そのうちにエッフェル塔などの合成やマン・レイの『贈り物』などが出て来て、やっと自分がイメージするシュルレアリスムの写真の数々。
ソラリゼーション、多重露光による手法やフォトモンタージュ、コラージュが主だったが、動植物のアップもシュルレアリスムと言うとは知らなかった。しかし、人間の身体のアップは確かにシュールさを感じさせる。

夢のイメージやロートレアモンの“解剖台の上のミシンと蝙蝠傘の偶然の出会い”(異質な複数の物の組み合わせ)に納得。
例えば、「夢の中に出て来た、馬の首とすげ替えた少女の身体」と考えると、ほ~らシュール。

マン・レイ『長い髪の少女』、植田正治『海辺にて 鳥取砂丘』、岡上淑子『沈黙の奇蹟』などが素敵。ハンス・ベルメールは妙に気になる。

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2008.01.26

■地下展 [博物館]

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地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険』
 日本科学未来館 2007年9月22日~2008年1月28日 10:00~17:00

洞窟が好きだ。
いつか日本中の観光洞窟をまわってみたいと思っている。常々行きたいとは思っているけれど、洞窟はたいてい山の方にあり駅から離れているので、とにかく足が無い。以前、車で連れて行ってもらった事があるが、帰り道渋滞に巻き込まれ、もう頼めなくなってしまった。
という訳で、そのうち余裕が出来たらバスを使ってのんびりまわるつもりだが、果たしてその頃にそんな体力があるのだろうか?

*   *   *

憧れの“地下世界”の企画展に行って来た。
薄暗い入ってすぐのスペースは広いけどガランとした印象。蟻が観察できるアントクアリウムが壁に埋め込まれ、共同溝とかがモニターが映し出されていた。
その中で気になったのは「ジオニストのための地底体験心得五箇条」、国土交通省東京国道事務所に掲げられているそうだ。

次のエリアは6970年に開封される予定の万博「タイム・カプセル」や、ノアの方舟のようにノルウェーで計画している「あらゆる種子の保存」、産出される場所によって違う「原油」(地下水のように溜まっているわけではなく、岩に染み込んでいるんだそうだ)等々。
印象深かったのは、誰も見た事が無い湖「ボストーク湖」、南極の氷の下に広がっている。

次は地層や過去3回の氷河期、生命の誕生や地球の成り立ち。段々深く、過去へと遡ってゆく。
地球は卵のように地殻→マントル→コアから成り立っていると考えられ(誰も見た事ないから)、マントルまではだいたい15kmぐらい、浅い所では5kmだが海底なので掘りづらく、一番深く掘られたのはロシアで7kmなのだそうだ。
マントルは主にかんらん石(ぺリドット)で出来ていて、コアは鉄やニッケルで出来てるらしい(重い物質が先に沈むから)。
火山の爆発で溶岩と共に炭素がマントルから吹き上がって来る時、早いスピードで上がってくるとダイヤモンド、遅いとグラファイト(鉛筆の芯等)になっちゃうんだって。
マントルは1年で約10cm動いてるから、東京タワーが名古屋の位置まで移動するのに36万年かかる、等々。

まぁ、お勉強になったわー
でも、私が興味を持っている地下に棲む<気味の悪い生物>とか、<神秘的な洞窟>とかがさらっとしか紹介されていなかったから、正直言って物足りない。デザインはとても凝っているが、造形は発砲スチロール。
でも広く浅くの地下紹介は、未知の可能性を秘める子供達にとって良いきっかけとなるのではないかと思った。そして、さりげなく原子力や遺伝子組換が展示されていた。

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2007.07.07

■忠治 [演劇]

忠治
ロストキッズ舞台公演『忠治』

会社の同僚が出演するお芝居を観に、三鷹にある「武蔵野芸能劇場」へ行って来た。

テーマは「国定忠治」。
忠治亡き後、悪代官に苦しめられている農民達を救うべく上州へ戻って来たのは忠治の替え玉、化粧を落とすとそっくりな旅芸人の女形。
ストーリーは分かりやすく、結構笑えた。ほとんど時代劇を見ないので新鮮に思え、殺陣もかっこよかった。

主演は佐々木剛、あの仮面ライダー2号の一文字隼人である。
最近観た時代物と言えば、アニメ『大江戸ロケット』。代官達の話を聞いていると『サザエさん』のアナゴさん役の声優・若本規夫(鳥居輝蔵役)を連想した。
“三島のお銀”が人気ありそうだった。
シャイな同僚はもちろん、普段とは別人。

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2007.01.15

■維新回天・竜馬伝![宝塚]

維新回天・竜馬伝!
維新回天・竜馬伝!-硬派・坂本竜馬III-/
 ザ・クラシック -I LOVE CHOPIN-』宙組
 2007年1月14日(日)PM3:30~ 宝塚劇場

初めて宝塚を観た。
TVで放映したのを見た事はあるが、濃い化粧と大げさな演技に10分も耐えられなかったが、あれほど女性を夢中にさせる魅力はやはり舞台にあるのだろうと思い続け何年も経ち、やっと体験できる機会に恵まれた。

日比谷にある宝塚劇場は急斜がきつい座席で2000人以上収容できるホール、観客はほぼ女性で男性は1割以下。みんな綺麗に着飾り、とても静かな人々ばかり。もちろん、満席。

幕が開いて始まり、席が遠かったせいかTVで見た時よりも自然に感じ、長いと感じたが、歌ありギャグあり、観客を飽きさせない工夫がなされていた。
時折拍手が起こり、それはトップが登場した時や恋愛が成就した時にするらしい。
小劇団の演劇しか観た事が無い私には、照明や演出に意外なものがあり、可動する舞台に感心。ステージ下には専用楽団なのだろうか、生演奏でタイミングが素晴らしかった。

レビューは絢爛豪華、孔雀のような大きな羽を背負って踊るのには驚いた。
男役の人達はどう見ても女に見えない、肩幅が広くシャープな身体つきで胸が無い。男装の麗人、まるで王子様。勢揃いする姿を見ているとさすがの私もかっこいいと思った。萩尾望都より青池保子の世界、間違っても魔夜峰央では無い。
全てが初めての経験、アイドルのコンサートってこんな感じなんだろうなと思うような派手な舞台だった。いい社会勉強になったよ。

みやげ物←宝塚ミニゴーフルを買って来た

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2006.12.02

■Digital Art Festival [Live]

DAF東京・サウンド・アート・ライブDAF TOKYO SOUND ART LIVE
今日は、有明にあるパナソニックセンターで「音と視覚が交差するライブ」に行って来た。

目的は“Optrum”、蛍光管をブンブン振り回し、放電ノイズで演奏するバンドと聞いていたから、スターウォーズのライトセーバーみたいなの? と想像していたら違っていた。
もうどの人達も面白かった。最初音が高すぎると思ったが、心臓ドキドキ、興奮でアドレナリンが身体中を駆け巡る~
やはり、目で見て音を体感するのが良いノイズまみれライブ。終わった後の静けさとの落差も気持ちいい。

LSPEdwin van der Heide (エドウィン・ファン・デル・ヘイデ)
スモークの中、レーザー光線を壁に投射して模様を描き、エレクトリックな音が連動する。壁も床も振動ビリビリなオランダ人のパフォーマンス。
子どもの頃、定規にセットした歯車の中に鉛筆を挿してグルグルと花なんか描いた模様を想像してもらって、ジャン・ミッシェル・ジャールを単調でヒステリックにした音楽をイメージしてもらえば伝わるかしら?

Fuyuki Yamakawa山川冬樹
お尻よりも長い素敵な黒髪で上半身裸のスレンダーな男性が、心臓の上に貼り付けたマイクから響く鼓動に連動して、目の前に吊り下げた電球の束が明滅する。
ギターを手にしているが、弾くと言うより、振り回す、叩く、ハウリングも音楽の一つ。ホーメイ(モンゴルで言えばホーミー)で奇妙な呪術的な歌を歌う。う~ん、サイケ。
「どうもありがとうございました」には笑えた。

Taeji Sawai澤井妙治
両手に持った電球をちょっと動かすだけでも、響き渡るノイズ音。急激に振り下ろすとガラスの砕け散る音。口にくわえたチューブ(ヴォコーダー?)から奇妙な音を発する。
途中、機器がダウンしてしまい、会場はほのぼのとした空気に包まれた。過激なノイズ音を発する彼だが、MCも感じが良い。Acoと共にgolden pink arrow♂として活動しているらしい。

OptrumOptrum(オプトラム)
伊東 篤宏(Optron) と進 揚一郎(Drums)の2人組み。まさに天井に取り付けてある蛍光灯をギターのように抱え、足元のスイッチを操作しながら、音を発する。振り回しもするが、微妙に指を動かしながら音を変化させていた。
その放電ノイズに強力なドラムが絡む、まさにハード・コア、結構ノレるよ。 
 
NHK BS2「デジスタ」を録画したから、後で見る。

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2006.11.27

■川中島 一五六一 [演劇]

川中島・1561
川中島 一五六一』ロストキッズプロデュース公演
2006年11月25日(土)PM1:00~ 野方区民ホールWIZ

時は戦国時代。永禄四年(1561)戦に疲れた足軽達が、故郷へ戻り百姓として和やかに夏を過ごす。
しかし四度戦うが決着のつかなかった、因縁の甲斐国・武田信玄と越後国・上杉政虎による五度目の川中島での決戦。

会社の若い同僚が出演すると言うので西武線の野方へ。何十年振りだろう、以前下井草に住んでいた。
シャイでとても親切な彼が、舞台の上では朗々と響き渡る声を発し、背筋を伸ばして演じる姿は自信溢れ、普段の彼から想像できない別人のようだった!?

久しぶりに正当派の演劇を観たのだが、照明と音響だけでたくさんの人々がいるかのような錯覚を起す演出。
黒い段が二つだけのシンプルな舞台は変わらないのに、小物を一つ置くだけで場面の雰囲気が臨場感あるものになるのが不思議。ひとえに観客を芝居に集中させる、役者の存在感/演技力のなせる技。ハ~ 本物ってこういうのなのね。

日本史には疎いし、時代劇も見ないから最初は戸惑ったが、農民達のほのぼのとした人物描写のお陰で感情移入、おせんちゃんの最期にはつい涙が…市井の者を案ずる大名達の苦悩も伝わった(社長も観たら良かったのに)。

最後はちょっと後味が良いとは言えなかったが、戦を肯定するような爽やかな終わり方も困るものね。
ストーリーも分かりやすく笑える場面もあり、私の狭い趣味から新たな興味が広がる楽しい時間を過ごさせてもらった。

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2006.11.26

■川中島・1561 [演劇]

川中島 一五九一今日は会社の同僚が出演するお芝居を観に中野区野方区民ホール「WIZ」へ行って来た。
なかなか面白かったが、今日はもう遅いので感想は明日。

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2006.04.16

■モダン着物ニ観ル

kimono
明治 大正 昭和 モダン着物ニ観ル 風俗史
 ミキモトホール 入場無料

源氏物語の漫画を描いている「雲隠れ」の紅迷が教えてくれた“モダン柄着物のコレクション展”を観に行って来た。

洋服には流行のスタイルという物があるが、着物は形が変わらないのでその時代の流行を柄で表現している。
例えば、最後の狼が狩られれば日本狼柄。チャップリンが来日すればチャップリン柄。飛行船が飛来すればツェッペリン柄。キューピー、ディズニー映画初公開、スプートニク号、ダッコちゃん…が話題になればその柄、と言った具合。
中には骸骨柄やペストが流行したからねずみ柄という物もあった。

解説を読みながら世相を反映した着物やハッピ、羽織などを見るととても興味深い。
印象的だったのは“三種の神器”と言われた洗濯機・冷蔵庫・テレビ柄、う~んモダン過ぎ。
音楽好きとしては、アメリカからの輸入販売を手がけていた天賞堂がそれまで“平円盤”と呼ばれていた名称を1908年4月に“レコード”と改めたという事。そして展示されていた着物の1枚はレコードと女性の柄で素敵だが、もう1枚の“SOUND”と書かれた柄の天使の絵が笑える。

ウィリアム・ブレイクの詩をモチーフとした着物は写真で見るよりも実物はセンスが良く、これなら着てもいいなぁと思うような羽織だった。
とは言え、着物は疲れるので私はもう着る事は無いが、面白かったよ。教えてくれてありがとう、紅迷。

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2004.10.09

■人体の不思議展

Mysteries of the Human Body

台風で予定が中止となり、前から誘われていた有楽町の国際フォーラムで開催されている「人体の不思議展」に行って来た。
天気のせいで混雑もなく、幼児~小学生と20代~50代が中心で10代はほとんど見かけなかった。会場はさほど広くなく展示品の数もそれほどではないけれど、とにかくインパクトがあった。
それもそのはず、生前に許諾を得て死後の体内に樹脂を流し込んで作成した本物なのである。キーワードで表現すれば「ビーフジャーキー、スライス、スライド」。
昼食の後すぐ入ったので、胃が痛くなったよ。だけど、滅多にない経験なので、脳を持たせてもらった。それは蝋(ろう)のような感触。

外に出たら、もう大雨。
台風が来ているんだから当然。地元に帰ったら吹きすさぶ風雨に傘は折れ、道路は冠水して膝下まで水につかりながら帰った。これも滅多にない経験だったよ。

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2004.08.25

■ジェイムス・ウォードの版画

馬のポスター 花のポスター

馬のイラストでモコマキさんに「部屋に飾ると…」とコメントされて思い出した。美術展のポスター(510mm×720mm)があったんだ。
James Ward(1769-1859)の「Adonis」、なんか哲学的なイメージの馬の版画。
でも、部屋に飾ってあるのは右の不気味な花のイラストなのよ、B級映画『リトルショップ・オブ・ホラーズ』のイメージ。

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2004.08.22

■江戸川乱歩展

チケット江戸川乱歩と大衆の20世紀展

行ってきたよ、江戸川乱歩展。
小学校の図書室にある乱歩の小説を全て読破した私としては(とは言っても全集で字が細かくて漢字が多い小難しそうな本は読んでないけど)やはり見ておきたいな、とノコノコ池袋へ。

美術展と違って興味を持てるのは直筆原稿と当時の掲載雑誌くらいでじっくりと見る物でもなかった感じ。
でも、掲示してある小説のタイトルを見ているうちにストーリーをだんだん思い出して来た。「屋根裏の散歩者」「押絵と旅する男」「人間椅子」…小学生には似つかわしく無い、淫靡な世界ですナ。
では、小学生らしく「少年探偵シリーズ/黄金仮面」の表紙を見て、おぉこんなイラストだったと懐かしく思ったヨ。
乱歩自身は小説のおどろおどろしさとは違って、非常に温厚な人だったという事がよく分かった。それと整頓好きで一種のオタク。何も捨てず、特殊な本も集めていたらしい。

自宅 蔵

立教大学(この建物も素晴らしい)敷地内にある“旧江戸川乱歩邸”が公開されていたので、行ったのだけれど1時間以上待ち。待ってる間に暗くなっちゃった。中には入れなくて外からのぞくだけで、つまらなかったけれど、蔵全体が書庫となっていてすごい量。あ~本を手にとってみたかったゾ。

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2004.06.12

■オノ・ヨーコ展

プログレコーナー アルカキット内新星堂のプログレコーナー

今日はここで、CDを見ていたら後ろから男の人の声がした。
「ウホホッ、プログレだって」
こんなコーナーがあるのかよという笑いで、見ていた私はちょっと恥ずかしかった。
そう言えば今の時代のバンドを最近聴いてないなぁ。ラジオが雑音で全然聴けないせいなのと、パソコンの前に座っている時間が短くなったのでネットラジオも聴いてない。

キャロル・オブ・ハーヴェスト『Carol of Harvest』(1978)

ジャーマン・ロックでまともに聴いたのはクラフトワークとニナ・ハーゲンくらい。タンジェリン・ドリームなんかもたまに聴くけど、好きな曲は一曲くらいしかない。
ドイツのフォークってイメージわかないけど、意外と良かった女性ヴォーカルのプログレ・バンド。プログレ部分よりもアコースティックギターとヴォーカルのナチュラルなところが良かったんだけどね。

AmazonなんかでCDを買った方が安いけど、新星堂のプログレコーナー存続に微力ながら貢献。

オノ・ヨーコ展

現代美術館で「YES オノ・ヨーコ」展を見た。
ジョンは好きだけど、オノ・ヨーコは苦手…だけど以前見た「白い部屋」がまぁまぁ良かったので、今回も見に行った。

前衛芸術は理解し難いなぁ、感覚的な物だと思う。
「これを見てどう思うか」を問いかけられている気がする。答えなんか無い(作者自身にはあるかもしれないけど)。

印象的だったのは
「スカイマシン」
 ステンレスでできた空の自動販売機。モダンなデザインが良かった。
「アイメイズ」
 透明なアクリルの迷路の中心部は微妙に外からは見えない。
「エレクシオン」
 建設中の工事現場の刻々とした動き。こういう音楽嫌いじゃないよ。

あまり出かけないと言いながらも、毎週息抜きをする私でした。
やっぱり自分を取り戻したいもんね。

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2004.05.02

■東京都写真美術館

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恵比寿ガーデンプレイスに映画「グッバイ、レーニン!」を見に行ったのだけれど、夜まで満席だったので東京都写真美術館へ行った。
ロバート・キャパ展…ハンガリー出身の報道写真家であるキャパの写真展。スペイン内戦が中心で手を振る人達の笑顔が対照的で物悲しいものがあり、記録という印象で古い映画のスチールを見ているようだった。
崔秉寛展…朝鮮半島38度線を横断しながら撮影した写真展。美しい自然の中の鉄条網、人が立ち入れないからこその手付かずの自然。特に「サンデ川にかかる、途切れた橋」セピア色の中の朽ち果てた橋が印象的だった。

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