■グラウンド・ゼロ [小説]

保科 昌彦/著『グラウンド・ゼロ』(2008)角川書店
新聞記者の岡谷は取材の帰りに倒れている男を発見、沼津総合病院まで付き添った。
社に報告を入れると、その男は精神科から男の子を連れ去った誘拐犯の疑いがあり、もう一人の共犯者・伊崎は和哉少年を連れて病室に立てこもってしまった。
病院は閉鎖され、警察が取り囲む。厳重警戒の中、取り残された人々を死が襲う…サスペンス/スリラー
帯の「読みはじめらたら止まらない!」という宣伝文句に惹かれて手に取ると、読みやすい文章でつい購入。
「ホラー小説家によるノンストップ・スリラー」との事、久々に眠れない恐怖の夜を過ごせるのかとワクワク。
う~む、読みやすいけど何も始まらないぞ!?
オープニングは男の独白で、何やら計画があるようなのだが、読み進めるうちにすっかりこの3ページ分の内容を忘れてしまった。
後半になってから「あぁ、あれは伏線だったのか」と思い出す始末。
本章に入ってからも色々な人が登場するが、特に何も起こらない。やっと事件が起こるが、むしろ事故。
伊崎は少年を助けるために連れ出したのだと言う、そしてストックホルム症候群かのような少年の態度。連れ戻しに来た病院の関係者達、強引な警察、誰が嘘をついているのだろう…
すぐ分かります(´д`)
倒れていた男は何を警告したかったのか?
一言も口をきかなかった老人が突然語り始めた事とは?
一番不自然な人間がいるじゃん、騙されちゃダメ!
でも、目的を果たす為にわざわざ出て来なくても良かったような気がする…これはホラーでは無くSF。幽霊と超能力は夢オチと同じくらい都合が良過ぎ、そんな万能アイテムを使われると期待を裏切られた感が…
いや、私が勝手にホラーと思い込んで買ったのが間違い。もともとSFだと知って読めば、読者も納得の読みやすさ。
作家自身が書いたのでは無く、本を売るために出版社が作った帯に惑わされちゃいけないねー
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「幽」編集部/編『怪談実話系2』MF文庫


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