2008.10.04

■ベティの小さな秘密 [映画]

JE M'APPELLE ELISABETH
ベティの小さな秘密』(2006)フランス
 監督・脚本:ジャン=ピエール・アメリス 脚本:ギョーム・ローラン
 原作:アンヌ・ヴィアゼムスキー
 出演:アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ バンジャマン・ラモン

人里離れた精神病院の隣に住む10歳の少女・ベティ。
唯一の遊び相手である姉が寄宿学校へ入り、父と母は毎日喧嘩ばかり。優しいお手伝いのローズは戦争の後遺症で精神的に不安定、安楽死させられる犬のナッツを飼いたいが反対されている。
そんな孤独感をつのらせるベティの前に、病院から逃げ出した自殺癖の青年イヴォンが姿をあらわす…ドラマ

映画館チケットの有効期限が迫り、特にこれと言った映画が上映されていなかったので、私にしては珍しくドラマを鑑賞、『コーヒー&シガレッツ』以来3年ぶりだわ。

結論を言えば、ベティからエリザベスへと変わる思春期にさしかかった少女の成長物語。
周りの大人も子供もイヤな奴ばかり(本質的には良い人なんだろうけど)、思い余って逃げ出すベティ。牧歌的な風景を歩く彼らの姿が素敵。
ヨーロッパの夏は日没が遅いと聞く、夜のシーンでも明るくて景色がきれい。
かいがいしく健気なベティがみずみずしくて可愛い。
以上

悪くないし、まぁまぁなんだけど、どこかわざとらしさや不自然さが漂い、なかなか物語に入り込む事ができなかった。
時代背景はよく分からないけど、印象付けたい人物に常に赤をまとわせ、休日に正装して森へやって来る家族…観ていて疑問が湧いてくるのだ。映像は良いけど、ストーリーはノスタルジックなファンタジー映画と捉えるのが相当、悩める子供と夢見る大人が観るといいかも。

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2008.09.29

■ユージュアル・サスペクツ [映画]

THE USUAL SUSPECTS
ユージュアル・サスペクツ』(1995)アメリカ
 監督:ブライアン・シンガー 脚本:クリストファー・マッカリー

港で船が爆発炎上、27人が死亡し、助かったのはたった2人だった。生き残った者の証言を元に捜査が進められて行くうちに、長年FBIが追っている犯罪者「カイザー・ソゼ」の名前が浮かぶ…ミステリー

MSNの映画で「“衝撃の結末”を楽しむ!作品ガイド」なる、私好みの特集をやっていた。
新作は『ミスト』以外はそのうち観る予定で、シャマラン監督は『翼のない天使』以外は観ている。
「タイプ別“衝撃の結末”映画カタログ」は16作品中10作観ていた。残る6作品は絶対観なきゃね。

そして、ちょうど録画していた『ユージュアル・サスペクツ』を観た。犯罪者が主人公の映画や小説は好きではないが(犯罪を美化するのはちょっと…)、“衝撃のラスト”とか“大どんでん返し”とか言われていたから、ずっと気になっていた。

ダメじゃん…あの人が出て来た途端「ヤツが犯人だ!」と、ある程度サスペンス映画を観ている人なら絶対に分かるレベル。それからはもうつまらなくて、とにかく犯人に気付く瞬間をただ待つばかりの映画になってしまったガックリ_| ̄|○
だいたい「コバヤシ」という名の弁護士が明らかに白人なのが不自然でしょ。

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2008.09.28

■フロンティア [映画館]

Frontier(s) (Frontière(s)
フロンティア』(2007)フランス
 監督・脚本:ザヴィエ・ジャン 音楽: ジャン=ピエール・タイエブ
 出演:カリーナ・テスタ モード・フォルジェ

大統領選に伴い暴動が発生したパリ、その混乱に乗じて強盗を働いた移民の若者達は二手に分かれてオランダを目指して逃亡した。
先に出発したファリッドとトムは国境近くのモーテルで後から来る二人と落ち合う事にした。しかし、そこは異様な家族が経営する死の宿だった。何も知らずに待ち合わせ場所に着いたアレックスとヤスミンは、怖ろしい事態に直面する…ホラー/サスペンス/アクション

フロンティア」と言ったら、4ADのコンピレーションで初めて聴いたDead Can Danceの呪術的な雰囲気を漂わせるダークな曲。

これは、凄い!!
終わった時に気が付いた、私は息を止めて観ていた。あまりの迫力に圧倒されて、息を詰めてスクリーンを見つめていたのだ。

食人一家だというから、単なるスプラッター映画かと覚悟して観に行ったのだが、ただ残酷なシーンを詰め込んだだけのホラーではなく、様々な場面展開があり、自分が想像していた以上に意外で目が離せない。
逆さ吊りをはずそうとするシーンは痛みが伝わって来て目をそむけたくなったけど、それ以外は何となく予想がついたのでそれほどショックではなかったが、S趣味傾向の映画ではある。
でも、そんな残酷さへの不快感を上回るモノがあった。ストーリーというより、ヤスミンと音楽と予想不可の展開。

Yasmine & Eva助かるかなーと希望を持たせておきながら、どん底へ。だけど、ある事をきっかけに事態は別な方向へ。だけど、急展開…ワクワクドキドキ、ドロドログチャグチャ、ギャーウギャー。
写真右前からはファンタジー、次はシューティング、アクション、サバイバル、血みどろ女の恐怖は死への抵抗/生への渇望か。
そして気になるのは婆さん、女達に救いを!

全体的なイメージは『ハイテンション』+『ホステル』、一家はもちろん『悪魔のいけにえ』や『マーダー・ライド・ショー』ね。結構楽しく観れたので、勇気を出して『屋敷女』も映画館に観に行けば良かったと今頃後悔。

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2008.09.26

■パイレーツ・オブ・カリビアン [映画]

Pirates of the Caribbean: At World's End
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007)アメリカ
 監督:ゴア・ヴァービンスキー 製作:ジェリー・ブラッカイマー
 出演:ジョニー・デップ オーランド・ブルーム キーラ・ナイトレイ

東インド会社のベケット卿が“深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れて意のままに操り、制海権を手に入れて人々を弾圧していた。
それを阻止する為、“伝説の海賊”9人が難破船の入江で評議会を召集し、海の女神カリプソを開放してベケット卿に対抗しようとするが…アドベンチャー/アクション

海賊映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』がヒットし、2作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が作られ、本作が続編の3作目。
すっかり2作目を忘れてしまい、観始めてから後悔。ちゃんと予習しておけば良かった。
1作目は映画館で観て、分かりやすく面白かったけど、子供向けだからもういいやと思っていた。だから、2作目にあまり期待はせずWOWOW放映まで待ったが、途中で終わってしまい消化不良のままだった。やっと観た3作目は話が散漫で、場面がいつの間にか展開し、何が何やら…眠い…眠ってしまった。

やっと面白くなったのは、ジャックが地図の謎に気付いたところ。
でもねー、のどが渇いていたんじゃなかったかしら? その後の展開に納得が行かないんだけど…

とは言え、大スペクタクルに前半のもやもや感は消え失せ、その迫力に圧倒された。CGと分かっていても、リアルな表現で、最後のベケット卿の優美な姿も素敵。彼は商人であって、交渉や策略に長けてはいても、戦闘には不向きだったのかな?
何となくジャック・スパロウの存在が薄くて、脇役であるギブス、バルボッサ、キャプテン・ティーグ・スパロウ(キース・リチャーズ)そして猿に魅力を感じた。

それにしても、こういう展開になるとは…意外性が良かった。そして、エンドロール後の緑の光も良かったよ!
終わり良ければ全て良しで結構満足、分かりにくい部分はリピートして何度も楽しめる映画という事かもね。

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2008.09.25

■オトシモノ [映画]

オトシモノ
オトシモノ』(2006)日本

女子高生・奈々と妹の範子は駅で孝君に会った後、彼が行方不明となる。
そして最後に会った時、孝君が持っていた定期券を範子が拾い、範子も行方不明となる。
一方、奈々のクラスメイトの香苗は彼氏が電車内で拾ったブレスレットを身に付けた時から、周囲で不審な出来事が起きる。
奈々は駅員・久我の協力を得て真相を探る…ホラー

最初は全然気が付かなかったけど、化粧をした女子高生は沢尻エリカだった。おまけに入院している母親も化粧をしている。う~ん、困った映画だ。CGや人形を使用しているのもハッキリ分かる。つまり、リアリティに欠けると…
おまけに愛する者を探す為とは言え、他人の家に黙って入るのはいかがなものか。

予期せぬ展開もあり、とりあえず退屈せずに観れるホラー映画ではある。
さすがに日本のホラーは怖いなぁと最初は思ってはいたんだけど、これは愛と友情の物語なのだろうか? 何か中途半端な感じ。
洋物っぽいんだけど正体もハッキリせず、無理な設定だし、後味の悪いラスト。う~ん、やっぱり困った映画でツッコミどころ満載。

それはたぶん、若者をターゲットとしたアイドル映画となってしまった為、焦点がぼやけてしまったのではないだろうか。
たった2年前の映画なのだが、当時人気が出てきたタレントを起用したのだろう、今じゃあまりTVで見かけない二人、目算を誤ったか…しかし、小栗旬の活躍はめざましいものがあり、『隣人13号』はとても良かった。

だいたい、オトシモノを拾って届ける行為は良い事として奨励されるべきなのに、その美徳を否定する映画であるところに問題があるのかも。

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2008.09.23

■ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 [映画]

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 (2007)イギリス/アメリカ
監督:デヴィッド・イェーツ 原作:J・K・ローリング
出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン

ヴォルデモート卿の復活を受け入れられない魔法省はホグワーツ魔法学校にアンブリッジ先生を送り込んで来た。
彼女は実践をゆるさず、理論のみの授業を行い、学校を徐々に支配してゆく。反発したハリー達は「ダンブルドア軍団」を結成し、密かに呪文の訓練を行うが…ファンタジー

始まった途端、おぉ~大きくなった。
イメージの変わらない大人の先生達(校長先生以外)と違い、ハリーやロン、ハーマイオニー役の子ども達の成長は目覚しい。幼いイメージが消え、すっかり青年然としているが、役者を交代せず製作してくれるのが嬉しい。
しかし、監督は結構変わっているようで、今回は最初から雰囲気が暗くて感情移入できず、なかなかストーリーを理解できずにいた。
前作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』を観てから3年も経っているので、忘れている部分が多く、今回のストーリーにつながらずにいた。映画館で観ようというほどの意気込みも失せてしまったし、だいたい原作ももう読んでいない。

しかし「必要の部屋」を得てから、前向きな雰囲気により段々面白くなって来て、特にダンブルドアとヴォルデモートの決闘シーンは『スター・ウォーズ』のライトセーバーによる戦いのようでかっこいい。

こと恋愛に関してはよく分からないけど、ハリーとチョウ・チャンのカップルには違和感を感じる。原作ではどうなっているんだろうか? 完結している現在、そろそろ読書の方も再開したいところ。
今回初登場の不思議ちゃん、ルーナに好感。
アンブリッジ先生は嫌な役柄だけど、典型的な悪女ではなく、ピンクのふっくらした感じで完全に嫌いになれないところが良かった。彼女は単に職務に忠実なだけで、心底意地悪で行ったわけではなく、それが子ども達にベストな事だと信じていただけなのである(そういう育ち方をしたんでしょ)。彼女を教え諭す事ができる人物がいれば良いだけ。

次作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は来年に延期になってしまったが、もう心待ちにしていないので、いつでもいい。でも、原作を読んだら気持ちが変わるかもね。それにしても、あの分厚い上下巻には抵抗があるなぁ~

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2008.09.21

■幽霊マンション [映画]

幽霊マンション
怪談新耳袋 [劇場版] 幽霊マンション』(2005)日本

母を亡くした愛美は父と共に古びたマンションに引っ越して来た。
住民は大歓迎し、親切にも引越しを手伝ってくれた。そして、愛美達と入れ違いに引っ越してゆく家族もいた。
このマンションにはいくつかの“規則”があり、その“掟”ともとれる奇妙なルールに人生を振り回される住人達…ホラー

BS-iで放映しているショートホラー番組「怪談新耳袋」シリーズの長編版。
原作の現代版百物語『新耳袋』やTVシリーズの方は発生した現象を描写しているだけなので、発生理由や後日談などの説明も無く、だいたい謎を提起したまま終わり、後味が悪い。
この映画はさすがに長編物なので、納得の行く説明があり、意外なオチもあって、消化不良もおこさずキチンと終わってくれた。しかし、最後の最後に後味の悪い物を見せてくれる、警察呼べよ~

とは言え、色々なエピソードを盛り込んで退屈させないホラー映画で、日本の物にしては珍しく怖くない。むしろ、人間心理を皮肉るような内容で一概にホラーとも言えない。だけど、幽霊も出てくるので怪談には違いない。
明美ちゃんが良かったな、がんばれーと応援したくなり、手に汗握る。そして、重苦しい内容に息抜きできるコミカルな部分。
登場人物に魅力があり、憎み切れない親近感がある。だって気持ちが分かるような気がするもん、誰だってこういう状況に置かれれば…あり得ないって(←自分ツッコミ)。

映画館でお金を払ってまで観たいという感じでは無かったけど、TVの2時間ドラマと考えると、気軽に観る事が出きて、それなりに同情し、共感できるホラー。ただし、最後の部分のせいで一般向きとは言えないな。
「世にも奇妙な物語」長編版と考えると分かりやすいかも。

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2008.09.20

■DEATH GAME デスゲーム [映画]

STAY ALIVE
DEATH GAME デスゲーム』(2006)アメリカ

ハッチは友達ルーミスのゲーム「Stay Alive」を形見として譲り受けた。友人や上司の5人と共にそのゲームで遊んでいると、今度は上司も死んでしまう。調べてみると、亡くなった者達はすべて“GAME OVER”と同じ死に方をしていたのだ。勝手にスタートしてしまうゲーム、また犠牲者が発生し、ゲームの制作者を探す…ホラー/サスペンス

描いた絵が実体化し、動き出した怪獣は「ウルトラマン」だったろうか…ボードゲームの結果を実体験させられるのは『ジュマンジ』。
そしてビデオゲームが実体化し、クリアできなければ、ゲームキャラクターと同様の事態に陥る死のゲームソフト「Stay Alive」。誰もが思いつくような映画なのである。もっと同じような映画がありそうだなぁ~

でも、結構楽しく見れた。若者が個性的だった為、『カースド』と違って人の区別が容易につき、単純なストーリーと相まって漫画を読んでいるような感覚。
ラストもご想像通りって感じ。あまり怖くなく(DVDのジャケットは誤解を招く)、ミステリアスな雰囲気で誰でも結構楽しめる。ただし、お粗末な内容にツッコミを入れたくなるかもしれない…制作者を探しに行ったのではなかったかね? そしてノートパソコンの○○を抜け!

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2008.09.18

■今日も僕は殺される [映画館]

THE DEATHS OF IAN STONE
今日も僕は殺される』(2007)イギリス/アメリカ
 監督:ダリオ・ピアーナ 製作:スタン・ウィンストン 他
 出演:マイク・ヴォーゲル クリスティーナ・コール

大学生のイアンはアイスホッケーの試合の後、恋人のジェニーを家まで車で送り、踏み切りに差し掛かった時、不審なモノに襲われ無残に殺された。
次の瞬間、イアンはオフィスで目覚め、同僚のジェニーが歩み寄る。そして、周囲に不気味な影を感じ、慌てて逃げたがまた惨殺されてしまう…ホラー/サスペンス

まず、タイトルに魅かれた。
そして、解説を読むと“不条理”の文字…前衛的で訳の分からない映画は苦手だから躊躇したけど、そんな心配は無用なほど、よくできたスリラーだった。

何となく『ジェイコブズ・ラダー』を連想していたのだが、結果的には全然違っていた。
導入部はスピードが速すぎて何がなんだか把握できなくていたけど、不気味さが段々と増し、あちらこちらに不審な影が見え始める。この先、どうなるか分からない不安が押し寄せ、唐突に訪れる幾たびかの死にビクビクする。しかし次の瞬間、彼は全然別な人物、環境となって現れるのだ、頭に浮かぶのは謎? 謎? 謎? そして共通するのは…

『マトリックス』の登場人物のような人が、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のディメンターっぽいのに変身し、そいつは『ターミネーター2』のT-1000型のような武器を駆使するSFみたいな映画だと思った。けれど、結局は恋愛映画なのよ。ただし、映画内ではオカルト風の説明をしていた。チラシを見た第一印象は『ソウ』だけどね。
段々と明らかにされる「謎」、それはミステリー。

ネタバレ
という事で、モロ私好みなのに何故か上映館は限定され、2週間しか公開していない。みんなこんなに面白い映画は好きではないのだろうか。欲を言えば、不気味な影は初期クローネンバーグ風にグログロネチョネチョした物体の方が良かったなぁ~

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2008.09.17

■ウェス・クレイヴン's カースド [映画]

CURSED
ウェス・クレイヴン’s カースド』(2005)アメリカ

両親を亡くしたエリーとジミーの姉弟。月夜の晩、言い争いをしていた時何かが車にぶつかり事故を起こす。崖下に転落した車から女性を助けようとした時、大きな獣に襲われて怪我を負い、その日から二人は身体に異変を感じる…ホラー/サスペンス

「狼人間」の話。
つい「狼男」と言いたくなっちゃうけど、かまれると手のひらに呪いの“刻印”が現れ、かんだ奴を殺せば“呪い”が解けるという、都合のいい話だから「狼男」とは一線を画すのかもしれない。

恐怖よりも、『スクリーム』同様、犯人探しを楽しむミステリー映画だと思う。
結構期待してたんだけど、もっと背筋がゾクゾクするようなホラーの方が好みだから、安易な感じが苦手だった。だいたい犯人が分かってから、最初のシーンを思い出すとすごく白けてしまう。恨んでいるなら憎い相手を襲うはず、それなのに…そして、変身シーンも安っぽい。色々と無理っぽい話でこりゃガッカリ、だいたい印象が薄くて人の区別が付きにくい。つまり感情移入できなかったという事だね。
壁の中に誰かがいる』は面白かったのになぁ~

クリスティナ・リッチは好きなんだけど、いつまでも広いおでこが可愛い妹役の方が良いなぁ。
ボー役は見た事あるなと思っていたら『HEROES/ヒーローズ』のピーター・ペトレリ(マイロ・ヴィンティミリア)役だった。

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2008.09.10

■デイ・オブ・ザ・デッド [映画館]

Day of the Dead
デイ・オブ・ザ・デッド』(2008)アメリカ
 監督:スティーヴ・マイナー 脚本:ジェフリー・レディック
 出演:ミーナ・スヴァーリ スターク・サンズ

アメリカ・コロラド州レッドヴィル、軍の「検疫隔離演習」により町が封鎖されてしまった。 町出身の伍長・サラは新人兵士・バドを連れて巡回中に自宅に立ち寄ると、母が風邪をひき高熱を出していた。弟とその恋人と共に病院へ行くと、そこには母と同じ症状の人々が待合室でひしめき合っていた。
やがて母が鼻血を出し、突然動きが止まると、周囲の人々も同じ状態に陥り、再び動き始めた時には別なモノに変わっていた…ホラー/サバイバル/アクション

ジョージ・A・ロメロ監督の『死霊のえじき』(1985)のリメイク。
『今日も僕は殺される』を観に行ったのだが、もう上映が始まっていて、仕方無くこちらのゾンビ映画を観た。何も期待していなかったが、やはりよくあるB級ゾンビ映画で、これと言った特徴も無く…いや、あるかも…主役が若く可愛らしい女性だという点。わたしにゃ、どうでもいい事だけどね。
次回上映されるのは『ゾンビ・ストリッパーズ』、こちらも私にとってどうでもいい映画。つーか、男の欲望を手を変え品を変えて、満たすと言ったイメージでトホホな感じがする。

残念ながらオリジナルを観ていないので、比較する事はできないのだが、リメイク版『デイ・オブ・ザ・デッド』は空気感染するゾンビ細菌、とにかくこの安易な脚本にツッこみを入れたくなるような内容だ。後半は『バイオ・ハザード』へと変化し、全体的な印象はシューティング・ゲーム。
本能に突き動かされて、動作が素早くなるのは理解できるけど、何故に天井を這う? そうね、スピードが速い分、追われる側の緊張感は伝わって来た。
ありふれたゾンビ映画で、これと言った盛り上がりも無いし、一応バドなんか工夫を凝らしているのだろうけど、息抜きにしか感じられない。ただ、闘う女は好きなのでニーナが好印象、サラはひたすら違和感。
CGやメイクが格段の進歩といった感じ(『ハウス・オブ・ザ・デッド』はひどかった)、後味の良いゾンビ映画。ただ、グロシーンが多い事には変わりが無い。

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2008.08.28

■デトロイト・メタル・シティ [映画]

Detroit Metal City
デトロイト・メタル・シティ』(2008)日本

おしゃれな渋谷系ポップスが好きな純朴青年・根岸崇一。デスレコーズの女社長にそそのかされ、デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”のギター兼ボーカル・クラウザーII世としてデビューさせられていた。そんな時、大学の同級生・相川さんや後輩・佐治くんと再会し、現在の自分の姿を必死に隠す。
伝説のブラックメタルの帝王“ジャック・イル・ダーク”との対決を目前にして…コメディ

立ち読み、電車内読みができない爆笑ギャグ漫画『デトロイト・メタル・シティ』の実写映画化。
やはり、面白さは漫画に太刀打ちできないけど、それなりに映画も楽しめる。漫画を読んだ事が無い人でも、1時間40分の中に色んな事を詰め込んでいるから(つまり深く語ってはいないって事)、分かりやすいと思う。

それにしてもグリとグラにはガッカリだよ~
読んでいない人の方が楽しめるかな?

あのひどい歌詞があんなにカッコイイ曲になるとは思っていなかった。
試聴 PV
デス・メタルというよりゴシック・メタルを聴きやすくポップにした感じ。メタルの当初のRainbowなんか今聴くとえらいポップ、それよりはラウド・ロックに近いポップさかな? いずれにしてもメタルは聴かないからよく分からないけど、デスではない。だって、私DMCの曲好きだもん(Ulverの初期は苦手)。
もちろん渋谷系ポップスも大好きだから、「甘い恋人」「ラズベリーキッス」にメロメロ。カジヒデキって初めて聴いたよ、なかなか良いね。

主演の松山ケンイチって思っていたよりも背が高くてカッコイイ。
そして、音楽もいい。
セリフの間合いとか気になるけど、コメディにリアルさを求めるのは間違っている、わざとらしくて当たり前。ちょっと笑って楽しく過ごせる1時間40分。
ジャック・イル・ダークがKissのジーン・シモンズと知り、納得。マーティ・フリードマンが出てたらしいが、気がつかなかった。また、観なきゃね~
それにしても何故“DMC”をやってくれないんだ?

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2008.08.20

■ハンサム・スーツ [映画]

ハンサム・スーツ チラシ ハンサム・スーツ シール
ハンサム★スーツ』(2008)日本
 監督:英勉 脚本:鈴木おさむ
 出演:塚地武雅 谷原章介

定食屋“こころ屋”を営む心優しき男・琢郎、常連客や友人達に囲まれ、忙しくも楽しい毎日。最近入った美人アルバイト・寛子ちゃんに恋するがあっさり振られてしまう。
ブサイクだからダメなのかと落ち込むが、怪しい男に誘われ“ハンサム・スーツ”を試着すると、琢郎はモデル・杏仁に大変身…コメディ

試写会に当たって観に行った『ハンサム★スーツ』。
期待したほど笑えなかったけれど、鑑賞後の気分がほのぼのするハートフル・ラブ・コメディ。
大笑いというより、細かな笑いと言ったところで、たまにフフフ。特に声は知っていれば笑えるし、知らなければ???
あり得ない事だし、大げさな感じだけど、ファンタジーなんだからコレで良いのだ。ただし、ガールズコレクションのシーンにはイライラさせられた。

センスが60~70年代のカラフルでキッチュな小物達、一つ一つがか~わいい。寛子ちゃんのバッグもか~わいい。寛子ちゃん役の北川景子はもちろんだけど、本江ちゃん役の森三中・大島もかわいい。

ブラザートムが結構いい味を出していて、中条きよしも怪しげで良かった。
中条きよしと言ったら、子供の頃はおじさんというイメージしか無かったけど、中年になった現在の目で見ると、「私はハンサム!」にシックリ来る雰囲気、いい年のとり方をしてるなぁ~

音楽も微妙に懐かしい曲のオンパレード、ユニコーン大迷惑」が印象的。
私も欲しいハンサムスーツ、エンドロール後を見逃すな!

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2008.08.08

■ハプニング [映画]

THE HAPPENING
ハプニング』(2008)アメリカ
 監督・脚本:M・ナイト・シャマラン 撮影:タク・フジモト
 出演:マーク・ウォールバーグ ズーイー・デシャネル

それはニューヨークのセントラルパークからはじまった。
突然人々が立ち止まり、自分自身を攻撃する。徐々にアメリカ東海岸一帯へと広がり、人々は都市から脱出を始める。
教師エリオットは妻アルマと共に娘ジェスを連れた同僚ジュリアンの故郷へと向かう。しかし、突然列車は停止し、見知らぬ駅で降ろされてしまった…ホラー/サスペンス

レディ・イン・ザ・ウォーター』は映画館で観る気にはならなかったけど、予告を見た時から楽しみにしていた『ハプニング』。
序盤からの衝撃的な映像に釘付け、自己防衛本能を失った人々の姿に恐怖と哀れさを感じる。
どうしてこんな事になったの~?!
はっきり答えてはくれない…
まるで『サイン』の前半のみの映画のようだ。期待させるだけさせておいて、放置?

まぁ、警鐘映画と考えれば良いのかな。シャマラン監督は近い将来に発生するかもしれない突発的な出来事を警告したのかも。それにしても続編を作ってくれなきゃ納得できないのぉ~
規模の小さい『宇宙戦争』、敵は見えないって感じの映画。

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2008.07.14

■REC/レック [映画]

rec
[●REC]』(2007)スペイン

ドキュメンタリー番組『眠らぬ街』のテレビレポーター・アンヘラはカメラマンのパブロと共に消防署で密着取材を行っていた。真夜中に退屈を紛らわせていた時、警報が鳴り響いた。
「人が閉じ込められている」との通報で駆けつけたアパートで、救出しようとした血まみれの老女に警官が襲われ、急いで病院に搬送しようとすると、建物中を警察に取り囲まれ閉鎖されてしまった…ホラー

最初はのんびりした雰囲気であれこれ注文をつける可愛い顔のアンヘラが気に入らなかった。
しかし、だんだんとストーリーが進むにつれ、血まみれになり恐れ逃げ惑う、すっかり風貌が変わってしまったアンヘラに同情。

暗闇からドッキリ、阿鼻叫喚。これはお化け屋敷映画。
密閉された空間をアパートの住民が右往左往。ホラー好きとしては意外さに弱いので、思わぬ場面で落ちてくるシーンが一番好きである、ドッキドキ。
建物内に反響する叫び声が恐怖心をさらにあおる。
寝たきりの父親は元気に歩きまわれるようになったのかしら~

ただ怖がらせるだけではなく、ちゃんと説明がある事に好感(ただし、誰がという疑問は残る)。
手持ちカメラの臨場感は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『クローバーフィールド』を彷彿させるが、それらよりは見やすく、まさにカメラマンはパブロ
同監督の『ダークネス』よりは分かりやすく、私好みの病原菌パニック+ゾンビホラータイプの映画。『ドーン・オブ・ザ・デッド』のオープニング、現実にありそうな『バイオハザード』。

池袋シネマサンシャインで観たのだが、3分の1が女性だったのが意外。でも、怖いならホラーを映画館で観るべきじゃない、ずっとおしゃべりしていて不愉快だった。女の隣の席はもうこりごり。

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2008.07.04

■探偵!ナイトスクープ [TV]

探偵!ナイトスクープ』朝日放送(ABC)

昨夜、テレビ神奈川で「20周年グランドアカデミー大賞」を放映していて大爆笑!
でも、途中からだったので、今日はTOKYO MXで23:30からの再放送を見るのだよ。会社で色々あったから、酒を飲みながら“爆発卵”や“世界一のスピードを体感”で楽しんで色んな事を忘れるのだ~

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2008.06.24

■ワイルドスピード [映画]

The Fast and The Furious
ワイルド・スピード』(2001)アメリカ
 監督:ロブ・コーエン 出演:ヴィン・ディーゼル

トラック強奪事件が多発し、ストリート・カーレースを行う若者達のグループに警官・ブライアンは囮捜査員として潜入した。
若者達に一目置かれる凄腕ドライバー・ドミニクと親しくなるが、果たして彼は窃盗犯グループの一員なのか…アクション/ドラマ/ミステリー

たまたまTVをつけたら、ヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスが出ていたから、何だろう? と見入ってしまった。
そうか、これが大ヒットした『ワイルド・スピード』なのか!
ワイルド・スピードX3』と全然違っていて、すごく面白かった。

単なるカーレースの映画かと思っていたら、迫力あるカーアクションのサスペンス映画。トラックの強奪の仕方がハンパじゃない。何、あの武器は? 対するトラックの運転手も容赦無い。
信用するドミニク達が犯人なのか、それとも見当違いなのか、ハラハラドキドキ最後まで目が離せない。金と車、恋と友情と盛り沢山でもうまく消化させ、ヒットしたのが十分納得できる映画だった。

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2008.06.23

■頭文字<イニシャル>D THE MOVIE [映画]

INITIAL D
頭文字<イニシャル>D THE MOVIE』(2005)香港/中国

豆腐屋の息子・拓海はハチロク(AE86)による配達で驚異的なドライビング・テクニックを身につけ、いつの間にか「秋名山の神」と呼ばれていた。
バイト先のガソリン・スタンドに挑戦者が現れたが、受けて立ったのは友人の樹。みごと惨敗。その夜、見事な走りのハチロクを目撃されてしまう…ドラマ/アクション

ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』が意外と面白かったから、『頭文字D』も観てみることにした。
マンガで連載されていたのは知っていたが、てっきりヤンキーのカーレース話かと思って敬遠していた(『アメリカン・グラフィティ』による先入観)。ずっと“かしらもじでぃー”と思い込んでいたし…

聞いた話によると、奇妙な日本語らしいのだが、私が録画したのは日本語吹き替え版。これでは誰が日本人か分からないと思ったが、ほとんどが中国人なのね。
主人公の拓海が地味で、映画全体の雰囲気も重くて暗くて…眠い。レースシーンは良いんだけど、とにかく眠い…
拓海の恋愛話がこの映画のメリハリなのかもしれないが、後味が悪くてなつきは居ない方が良かった。特に鈴木杏は可愛くて好感を持っていたのだが、この映画を観てイメージダウン。
でも、拓海の父親・文太は渋くてかっこ良かったなぁ~
この拓海の写真は良いね、拓海役(ジェイ・チョウ)が甘いマスクのエディソン・チャン(高橋涼介役)だったらもっと良かったね。

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2008.06.18

■リトル・ミス・サンシャイン [映画]

LITTLE MISS SUNSHINE
リトル・ミス・サンシャイン』(2006)アメリカ
 監督:ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス
 脚本:マイケル・アーント 出演:アビゲイル・ブレスリン

実績の無い理論を振りかざす父親、全く喋らない息子、ヘロインのせいで老人ホームを追い出された祖父、タバコを止められない母、そこへ自殺未遂をはかったゲイの叔父がやって来た。
末娘のオリーヴを“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに出場させるため、フーヴァー一家はおんぼろバスに乗って旅をする…ドラマ

ダメダメな負け犬家族が、どう見ても美少女とは無縁なポッチャリ9歳のオリーヴの為に大奮闘するお話。これがまた良いのだよ~
最初はバラバラでぶつかり合っていたけど、共同作業を経て、一つの目的の為に段々と歩み寄ってゆく。家族は黙っていても肩を抱けば分かり合えるものなのだね。

それにしても、コンテストに出場した女の子達は人形が動いているみたいで気味悪かった…プロなんだろうなぁ。

こんな変人家族がいるワケが無い、だからこれは“ファンタジー”。
そうと分かっていても、心温まる家族再生の物語。「久しぶりに良い映画を見たな~」って思えたハート・ウォーミングなロード・ムービー。
『バックマン家の人々』や『ガープの世界』よりも、愛する家族の為に一生懸命な映画『ライフ・イズ・ビューティフル』を連想した。

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2008.06.16

■フェノミナ [映画]

Phenomena
フェノミナ』(1984)イタリア
 監督・製作・脚本:ダリオ・アルジェント 脚本:フランコ・フェリーニ

殺人事件が頻発するスイスの寄宿学校に転校して来たジェニファー。彼女は昆虫と交信できる特殊能力を持ち、殺人に関して虫たちが語りかけて来る。ルームメイトが殺され、彼女にも危険が迫る…ミステリー/ホラー

てっきり、ジョン・トラボルタの超能力映画だと思ってウキウキ楽しみにしていたら、「ラックス・スーパー・リッチ」のジェニファー・コネリーだった。彼女の名前だけは知っていたけど、この映画に出ていたのね。

いいね~二転三転して、もうやっとこれで終りかと思うと、またも怖ろしい目に遭う。しかし、困難な状況に一生懸命立ち向かう少女。プールのシーンはかわいそうと思える。
美少女が悲惨な目に遭う…ダリオ・アルジェントって宮崎駿のS版?

24年も前の映画だから作り物とすぐ分かる古臭さはあるけど、映画にのめり込める多彩な要素を持っている。主人公とともに翻弄され、感情移入してしまう自分がいた。
そして、今の時代にはあり得ない犯人に、郷愁にも似た複雑な感情が湧く。
80年代らしくグロだけど、量産されたスプラッターとは一味違うアルジェントのホラー映画、私は好きだな。

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2008.06.15

■叫 [映画]

SAKEBI - Retribution
叫(さけび)』(2006)日本
 監督:黒沢 清 出演:役所広司

赤い服を着た女性の遺体が発見され、海水による溺死だった。
同じ手口の事件が発生し、同一犯による連続殺人事件かに思われたが、刑事・吉岡は殺害方法や殺害現場に覚えがあり、だんだん自分自身が犯人ではないかと疑いはじめ、苦悩する…ホラー

犯人が分からない殺人事件で、ミステリーだと思って楽しみにしていたらホラーだった。
赤い服の女の影がまとわりつき、現実と夢が混じり合い、どれが真実でどこから空想なのか…夢うつつ…眠い…
日本映画特有のダーク・ドリーミーな映画。
美しく、暗い雰囲気がつきまとい不安をかきたてるが、つかみどころが無く刺激が少ないから、ついウトウトしてしまう。映画館で観なくて良かった。でも、やはり日本のホラー映画は身近過ぎて怖い。

唯一、目が覚めたシーンは“宮地が水を覗き込み、赤い服の女が…”。

雰囲気としては『壁男』、まぁ何だか分かんないけど、ジメっとしたイメージに浸り、軽い頭痛やめまいを味わったなぁという、ちょっと息苦しいタイプの映画。答えは観客にそれぞれ委ねられているのかも。

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2008.06.13

■Heroes [ドラマ]

Heroes
HEROES/ヒーローズ』(2006)アメリカ
 毎週金曜 1:59~ 日本テレビ

時空をねじ曲げ、未来のNYを訪れたヒロ、そこで彼が目にした光景は大爆発。
同じ時、様々な場所で超能力に目覚めた者達が世界を破滅から救うために集結する…SF

いつの間にか地上波で放映していて、気が付いた時には既に「第4話:遭遇」。急いでレンタル屋でDVDを借りて来て、まとめて観た。
しかし、『HEROES ヒーローズ Vol.4~Vol.11』は新作扱いで料金が高いので、『~Vol.3』以降はTV放映を楽しみしている。
現在「第8話:0時7分前」。ヒロがウェイトレスと出会い、いい感じになるが…

どこにでもいるような風采もパッとしない平凡な人々がある日突然、特殊な能力を授かり、戸惑い、危機を乗り越え、徐々に一つの目的を持って惹き付けられるがごとく、互いに巡り遇う。
毎回ハラハラドキドキ、ヒロもクレアも好きだが、危険な雰囲気を持つニキとネイサンに魅力を感じる。特に「第7話:偽り」の地下のシーンはサイコホラー好きにはたまらないモノがある。

FBIのオードリー役のクレア・デュバルは『パラサイト』からずっと気になっている女優。ソバカスのせいか若々しいイメージで、鼻っ柱の強そうな雰囲気を持つ。そして、陰も。

これからも目が離せない『HEROES』。今ネットで調べたら、『Vol.4~Vol.6』までレンタル料金が安くなっていた。やはり耐え切れない…借りて観よっと!

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2008.05.22

■サンゲリア2 [映画]

Zombi 3
サンゲリア2』(1988)イタリア

軍の要請の元、科学者が開発した化学兵器「デス・ワン」に感染した死体を焼却処分してしまい、その煙によってウィルスが拡散され人々がとゾンビ化する…ホラー

よく分からないまま観てしまった…原題の「Zombi 3」ってのもよく分からないし、『サンゲリア』もまだ観ていない。

白人が出てくるけど、東南アジア系の人も出てくるし、南国っぽいし、でもイタリア映画だし…無国籍なリゾート地における白人部隊?
役者も本当に真剣に演じているのかしら? ってな感じで恐怖が全然伝わらない。ただヨロヨロ、ワラワラしてるだけ。
それよりも何よりも冷蔵庫からゾンビの生首が飛び出して、フワフワ浮いてるのを見て「なんじゃ、こりゃ?」いくらゾンビとは言え、それは無理。幽霊だったら良しとしておく。エイリアンでも可。でも、ゾンビはダメ。

B級を通り越して、思い付きをこれでもかと詰め込んだようなD級映画だった。まぁ、夜中に暇を持て余してる時にたまたまテレビで放映してたから観たというのが正しいこの映画の鑑賞の仕方だったのかも。

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2008.05.21

■フリーダムランド [映画]

FREEDOMLAND
フリーダムランド』(2005)アメリカ

フラフラと病院にたどり着いた白人女性は両手を血だらけにしていた。 呼び出された黒人刑事・ロレンゾはその女性・ブレンダの話を聞いて驚いた。黒人ばかりが住む団地で「カージャックに遭い、同乗していた幼い息子が連れ去られた」と言う。
すぐさま、警察は団地を封鎖して捜査にあたった為、住民達の不満がつのる。一方、ロレンゾはブレンダの行動に不信感を持つ…ミステリー/ドラマ

去年、日本で公開された時は、上映していたのが新宿のみで前売券はそこでしか扱っていなかったから観るのをあきらめ、WOWOWが放映するのをずっと楽しみにしていた。
私の勝手な想像では「<フリーダムランド>には各地から誘拐された子供たちが閉じ込められているという、そんな巨大な組織の陰謀」と考えていた。しかし、内容は全く違っていて肩透かし。期待が大きすぎたか…ガックリ。
中堅どころの良い役者が演じているにも関わらず、面白くない。説得力が無く感情移入できない、どういう事?

・ロレンゾは「住民はみんな知っている、俺のシマだ」と言ったのに、どう考えても目立つ存在であるブレンダを全く知らない
・ロレンゾの病気の説明をスルー
・兄は写真を持ち歩くほど甥を大切にしているのに、今まで親密だった様子が感じられない
・ロレンゾに向かって「太ったわね」、サミュエル・L・ジャクソンのお腹ばかり気になってしまって、このセリフは不要だと思う
・思わせぶり過ぎるボランティア達の登場
・今は廃墟の養護施設「フリーダムランド」は全く話に関係無い
・すぐ、色目を使って気持ちが悪い、等々

1年待ってやっと鑑賞してはじめて、単館でしか上映されなかった理由が分かったような気がする。みんな、原作・脚本家に気をつかいすぎたのでは? これなら前向きな母親役の『フォーガットン』の方がずっといい。

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2008.05.18

■クローバーフィールド [映画]

CLOVERFIELD
クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)アメリカ
 監督:マット・リーヴス 脚本:ドリュー・ゴダード
 製作:J・J・エイブラムス ブライアン・バーク
 出演:マイケル・スタール=デヴィッド T・J・ミラー

N.Y.州マンハッタンのアパートで愛し合うロブとベス、だがロブは日本への転勤が決まった為ベスに別れを告げる。
出発前夜、友人達がロブを見送る為にサプライズ・パーティを開いてくれたが、ベスは男性と一緒に姿を現す。気まずい二人、彼女は早々と帰ってしまう。
突然轟音が響き、皆で屋上へ行くと遠くで爆発が起き、自分達の所まで火の玉が飛びかう。
ロブは兄や友人達と共に戸外へ出るが、破壊は続き、逃げ惑う人々、街に混乱が渦巻く。そんな中、ロブはベスの身を案じ、彼女のアパートへ行くと主張する。友人ハドはハンディ・カメラを抱えたまま…パニック/SF/サスペンス

11:14』を観て、「おぉ、これは斬新」と思ったが、その感想をあっけなく吹き飛ばした「クローバーフィールド」。
以前から話題になっていて、「これは絶対観に行かなくては!」と固く決心していた。子供の頃からSFとパニック映画が大好き♡
観て良かったなぁ~ 期待以上!

冒頭からパーティ・シーンだと思い込んでいたら全然違っていて、正直恋愛映画は苦手だからボーッと…これが「伏線」なのね、途中で差し挟まれる映像に胸が痛くなる。演出が上手いなぁと感心してしまった。
そして、やっと爆発シーンで火の粉が降り注ぐ辺りからハラハラドキドキ、俄然面白くなって来た。
揺れるハンディ・カメラの映像はまるでジェットコースターのよう、リアルで説得力がある。
観ていて思ったのは「9.11に遭遇した人が逃げる道すがらずっと撮影していたらこうなるのかも…」
そして、アニメはあまり観ないけど「エヴァンゲリオンにこんな雰囲気のシーンがあったような…」

以前、電車に乗っていたら急停止した事があって、車掌がバケツを片手に前方に走り去るのを見た事がある。しばらくしてから「人身事故でした」とアナウンスがあり、電車が動きだした。
すぐそばで目撃しておりながらも、断片的な情報のみで、知り得た情報をつなぎ合わせ、足りない部分は妄想で補完する。全貌が明らか