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    *Hello Nico Another World

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2016.09.20

■マンガ 旧約聖書 [コミックス]

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里中満智子/著『マンガ 旧約聖書』1~3(2014)中公文庫

The Old Testament
1. 創世記(天地創造、アダムとエバの原罪、カイントアベル、ノアの方舟、他)
2. 創世記〈続〉/出エジプト記/レビ記/民数記/申命記/ヨシュア記
3. ヨシュア記<続>/サムエル記/列王記/ヨナ書/ヨブ記/ダニエル書

最近、カトリック教会で聖書の勉強をしている。
以前から本や映画を観ていると、宗教との関連を考えていて、「これは何を意味するのだろうか?」
海外旅行に行き始めてから、宗教を意識せざえるを得ず、やはり知っていた方が理解が深まると考え、イスラエル/ヨルダンへ行く前にはある程度知識を取得する事を目標としている。

未だに無宗教ではあるが、子供の頃とは考え方もかなり変わった。神は存在しないけれど、自然に感謝をしている。その自然が神だとしたら…アイヌの考えに近いかもしれない。
自然は畏怖をも生む、地震・雷・火事・おやじ…後半は自然では無い。その畏怖こそが神の御業だとしたら?

使用している聖書は分厚く10cmほどあり、旧約と新約どちらも一冊に記載されている。勉強会で一通り終わるまで3年かかるそうだ。
今、<ルカによる福音書>なのだが、「不正な管理人のたとえ」がどうにも理解できず、唖然としてしまった。神父様の説明を聞いて、ようやく納得できたのだが、人によって解釈が違うそうだ。翻訳も違っている場合もある。そして、そもそも聖書は、印刷技術の無い時代にたくさんの人々が書き写して来たという歴史がある。
以前はラテン語だったが、今は日本語だから助かると神父様が言っておられた。
ウズベキスタンで、イスラム教は違う言語に翻訳してしまうと意味が変わってしまうからアラビア語のままだと言っていた事を思い出す。

フィリピンに行った時、ホテルにバイブルが置いてあり、読もうと開いたらアルファベットなのだが、所々英語では無い違う言葉が記されていた。
ちなみに、イスラム教の国のホテルは、聖地の方向を指す矢印が天井に付いていて、高級な所だとお祈り用の絨毯も用意されている。日本でもPRAYER ROOMを見かけるようになった。

元はユダヤ教で、キリスト教はユダヤ教の中の宗派の一つであった。イスラム教も同様で、後でできたコーランは前者のいいとこ取りなのだそうだ。

                      *   *   *

話がそれたが、てっとり早く理解したいと思い、聖書の漫画版を読んでみた。様々な事柄に理由付けしているというのが私の印象だ。
例えば、出産時の痛みは神様の思し召し、一生懸命真面目に働いているにも関わらず暮らし向きがよくならないのは、信心が足りないからだ、とか。栄えている時は、主の言葉に従っているから。そして災厄に襲われると、主の怒り。主の言葉を聞いて祈り、また再興を繰り返して歴史は何千年も作られて来た。

イスラエルの成り立ちがよく分かった。カナン(現イスラエル)からエジプトへ息子ヨセフに招待されて来たヤコブ(後にイスラエルと改名)の子孫達が長い年月を経てエジプト人の奴隷となり、約束の地・カナン「乳と蜜の流れる地」へ戻る事を決心したのが<出エジプト記>。何千年も前から、ペリシテ(パレスチナ人)と争って来たという事がよく理解できた。

人によって解釈が違うので、この漫画はあくまで里中満智子の解釈で、この本を読んだ私の解釈も微妙に違ってているのであろう。

2016.09.05

■シュマリ [レトロマンガ]

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手塚治虫/著『シュマリ上・中・下(1995)角川文庫

明治の初期、元武士であった和人(シャモ)のシュマリは、妻を奪った男を追って北海道を彷徨っていた。
やがて土地を手に入れて開墾し、アイヌの孤児ポン・ション、太財一家の娘お峯と共に暮らし、牧場を開く夢を持っていた。しかし、お尋ね者であったシュマリは捕まり、太財が経営する炭鉱で働く事となった…ドラマ

手塚治虫のアニメを観た事はあるが、漫画はあまり読んだ事が無く、『ブラック・ジャック』『三つ目が通る』程度。子供の頃は友人宅にあった『火の鳥』が苦手で…
だから今回、本を探す過程で、手塚はこんなにもたくさんの作品を描いていたのかと、驚いてしまった。

アイヌ語のシュマリ(きつね)と呼ばれる男の波乱万丈な大河物語。
面白い! 手塚はストーリーテラーであったのかと思わせる作品。ほとんど子供向きの漫画しか読んでいなかったので、劇画でしかも、42年も前の1974年にこんなにも人を惹きつける魅力のある漫画を描いていたとは!

ゴールデンカムイ』も金を巡って、人生を翻弄される人々の話だが、この時代はそういう物だったのかな?
知人も、「日本は金が取れ過ぎて、銀の方が価値の高い時期があった。あれだけあった金は今どこに行ってしまったのか、絶対まだあるはずだ」と言っていた。
NHK『ブラタモリ』で佐渡金山を紹介していたが、昭和の初めに海岸に捨てられていた石から金を抽出する方法が発明され、金の生産量が急激に増加したそうだ。つまり、海の中にはまだその石が転がっているのかもしれない。まだまだ、金は日本のどこかに眠っているのだろうか…
石炭だったらまだある、1億年経てばダイヤになるかも。そして、燃える水があるという事は、天然ガスとして利用できるのでは無いだろうか?
GO WESTだね。
金と女は人を変える、手に入れる為だったら手段を選ばない。そんな、無法地帯だった明治初期の北海道開拓時代は何でもあり。
鎖国という閉ざされた状況で謳歌する平和だった江戸時代。黒船の来襲により、開国。大政奉還を経て明治維新を突き進む。価値観が一変してしまった日本、国民は何を信じて生きれば良いのか?
そういう激動の時代に生きた男達の熱い骨太漫画。シュマリのみならず、重兵衛や弥七も魅力的に描かれている。

それにしても妙は、どうしてこれほどの男を捨ててしまったのであろうか?
お峯の気持ちは分からないでもない、愛するが故の衝動的な行動。
ラストが『デルス・ウザーラ』に続いて行くようで、面白い。続きが読みたい、同人でいいから誰か書いて!


2016.08.21

■勇者ダン [レトロマンガ]

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手塚治虫/著 中期傑作集4『勇者ダン(1996) 小学館叢書

親を失ったアイヌの子供コタンは、逃げ出した虎ダンと共に、地下神殿で厳しい修行を積んでいた。
アイヌの老人ウポポより宝物のありかを託されたが、それを狙うずるがしこい男達に襲われる…冒険

アトムとかメルモちゃんとかのように可愛いイラストの時代のマンガ。
冒険物語になっていて、気軽に読む事ができる。孤独な少年と虎の愛情物語で、厳しい時代に二人は逞しく成長する。
いわゆる単純な勧善懲悪なのだけれど、懐かしい雰囲気にホッとし、躍動感のある手塚治虫の絵柄が郷愁を誘う。切ない気持ちにさせる漫画だ。

ボンゴ
南米アマゾンのジャングルに住む野生の少年ボンゴは、インカ帝国の宝を狙うアメリカ人達に追われる。『勇者ダン』と同じような内容で、無垢の子供と動物を襲う強欲な大人達の構図の漫画。
いつの時代でも、秘宝とか財宝とか冒険活劇はワクワクする。
しかし、失われた宝という物は大抵血塗られた物だ。誰かから力づくで奪った物だったり、宝に目がくらむ者がいたり、争いが絶えない。
ポーランドでナチスの黄金列車の発掘が始まったそうだ。発見されたとしたら、“私の先祖の物だ”と主張する者が現れるであろう、争いの種を作るのはいかがなモノか?

アジア・アメリカ大陸にモンゴロイド、ヨーロッパにコーカソイド、アフリカにネグロイドと棲み分けが出来ていたのに、増え過ぎた為、縄張りの外へと人々が流出、大航海時代を経て、領土侵略が始まる。
元々住んでいた者達はその風土に合った生活をし、平穏に生きていた。しかし、他人種による越境が始まり、軋轢が生じる。そして、難民達が大海原へ船を出す…

2016.06.15

■凄ノ王 [青年コミック]

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永井 豪/著『凄ノ王 (超完全完結版)』(1996)講談社コミックス

高1の少年・朱紗真悟は、クラスメイトの雪代小百合に誘われてESP研究同好会に入部する。そこには、本物のエスパーが主催していた。
「超能力は誰にでもある」と言われ、力を発揮し始める真悟。彼はスサノオウノミコトであった。
破壊王の策略により、魔として出現したが、神へと成長し始め、神話の時代が繰り返される…

たまたま手近にあったので、手に取って読み始めたが、永井豪を読むのは子供の頃以来。デビルマン、マジンガーZ、キューティハニーとか…私は石森章太郎の方が好きだった。

単なるハレンチ・ドタバタ学園物から、闘魂大会となり、壮大な宇宙戦争へと進んで行く。大げさ過ぎてナンジャコリャーな漫画だった。

女の子に頭が上がらないお調子者が、何故に神となるのか? それも高校に入った途端に、唐突すぎる。母親も何か知っているようなんだけど、何も明かさず、チリチリ頭のおばさんが熱く語る。
やー、こんな大事な事は、生まれた時から教えこまねばならないでしょ。

たった3年間しか無いのに、魑魅魍魎と化した上級生がゴロゴロ、なんちゅう学校だ。あまりのオッサン臭さに、お前ら何年高校生やってんだ? 授業に出席している様子が無いのに、マメに登校する真意がわからない。学校はたまり場か?
そして、各部活のボスと戦うバトル・スタジアムは少年まんがによくあるパターンだけど、ゲームも同じだね。

それにして、後半になると作風も違い(描き下ろし)、最初の少年マガジンに連載していた学園ドラマとは別物になってしまっている。マンガは複雑なのより、簡単で単純な方が良い。つまり前半の方がおもしろく、ミーコがかわいい。後半はクドクドし過ぎて文字を読むのが面倒になってしまった。

2016.05.31

■ゴールデンカムイ [青年漫画]

ゴールデンカムイ
野田サトル『ゴールデンカムイ1~7(2015~2016)YJ/集英社

明治時代、日露戦争の英雄・杉元佐一は、北海道で埋蔵金を探すべく、アイヌの少女・アシリパと共に行動する。
金塊のありかは網走の囚人達の体に彫られ、全員を合わせて完成する。
佐一の強靭さとアイヌの知恵で極寒の地に散らばった脱獄囚を探す…ミステリー/アクション/アドベンチャー

だいたいアジアを回ったので、予定より早いけど、国内旅行もする事にした。
私の出身校は毎年北海道へ修学旅行へ行った。姉達も行ったので、当然私の学年も行くものだと思っていたのだが、ナント!
先生の気まぐれで「修学旅行はそもそも勉強の場なんだから、事前学習して北東北へ行きます」。
エー! でも、毎月積み立てた旅費は各生徒宅から出しているんだよ、ヒドイ!
それを中学、高校とやられた_| ̄|○
先生曰く「いつだって旅行で京都行けるでしょ」だって、一度も行った事無いよ!
こう言うのはだいたい、何度も同じ所へ行って飽き飽きした中年の女性教師が言い出しっぺなんだと思っている。「たまには違う所行きたいな」ってね。(←個人的な偏見)
でも、生徒は初めて行くんだよ、同級生と行く修学旅行は一生に一度しか無いんだよ、どうしてそれが分からないんだろうか? 

と言う訳で、以前からアイヌに興味があったので、のアイヌ観光ツアーをずっと探していたのだが、ほとんど見当たらない…一人で行くしかないか。日本だから言葉も通じるんだし、この歳になってからバックパッカーでもやるかな、という訳で、“一人修学旅行”を決行する事にした。
修学旅行なんだから、やはり事前学習が必要とアイヌ関連施設についてネットで調べていたら、このマンガがヒット。
試し読みしたら、絵も上手いし、内容もおもしろい。続きが読みたくてたまらなくなった。

「不死身の杉元」と呼ばれた佐一は、戦死した親友の妻子を養う為、金が必要だった。砂金採りに北海道へ渡ったが、既に採り尽くされ、失望していた。そこへ、埋蔵金の話を耳にし、真実味を帯びる。
熊に襲われ、窮地に立った杉元を救ったのは12歳の少女・アシリパ。
漫画の内容が本当かどうかはよく分からないが、著者自身が北海道出身で、きちんと調べられており、リアリティがある。そして、この素晴らしいアイヌの伝統的な生活を破壊してしまったのが、和人である私達であるのが、とても悲しい。
以前からニホンオオカミが絶滅した事を残念に思っていたが(知人には人を襲うから仕方が無いと言われた)、エゾオオカミの末路も漫画の中で記載されている。こういう細かい所、そして『進撃の巨人』のように、装備や史実についても細かく記載され、ますます説得力が増してくる。
ただ、いただけないのが、土方歳三…新撰組についてはよく知らないのだが、20世紀に出現するのは不自然だわ。でも、かっこいい。

歴史好きをも引き込む魅力のあるマンガなのだろう。
最初は結構ハードな描写だったけど、途中からギャグも含まれ、とても面白い。
日本育ちのバングラデシュ人少年に勧めたら、彼も夢中になっていた。誰もがワクワクドキドキする仲間をどんどん増やして行くRPGの冒険の旅。
知り合いに秋田のマタギの里・阿仁出身者が居た、工藤さんは今どうしているんだろう? お姉さんが探しているかもしれない。彼もある意味、冒険の旅。

2015.06.18

■八つ墓村 [レトロ漫画]

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横溝正史/原作、影丸譲也/画『八つ墓村』1、2(1969)KC71 KC72 講談社

母を7歳の時に、義父を3年前に亡くした孤独な青年・辰弥。ある日突然、本当の父親は八つ墓村の資産家だと告げられ、親族の住む山奥深い村へとやって来た。 そこは、金に目がくらみ匿っていた落武者を殺した呪いの伝説が残る村であった。辰弥は呪われた血を受け継ぐ災い人として、村人達から疎まれ、惨劇が繰り返される…ホラー/ミステリー

映画『マッドマックス』がおもしろったと言ったら、漫画『北斗の拳』を勧められ、つい隣にあった『八つ墓村』を読んでしまった。だって、こっちの方が趣味だもん♪

劇画風の絵柄は古いけど、丁寧に描かれたわかりやすい内容でスラスラと読み進められる。犯人は誰かな?と思いつつ…

あれ?私内容あんまり覚えてないぞ(-_-;)
本も読んだし、映画も見たはず、「祟りじゃー、たたりじゃー!」
もう一度見るしかないね。

横溝正史のWikiを見ると、このマンガの連載で注目されたと書いてある。正確な記載は影丸譲也とJ・Kプロダクション。
金田一耕助が浪人風でかっこ悪く、あまり必要性を感じない。むしろ、若い辰弥が事件を解決した感のある読み手が共感しそうなストーリー展開だった。


2012.11.15

■少女椿 [ガロ系まんが]

Amazing Freak Show by Suehiro Maruo
丸尾末広/著『少女椿』(1999改訂版) 青林堂

12歳の少女みどりちゃん。
3年前に父が家出、一緒に暮らしていた母が死んで、行くあても無く、見世物小屋の親方にだまされて芸人にされてしまった。
つらい毎日、学校にも行っていない。
そんな時、小さいおぢさんが入団し、西洋手品で人々をたぶらかす。みどりちゃんもすっかり心を奪われてしまった…ドラマ

以前、東横線沿いに住んでいた。
当時、乗り換えの菊名駅にロッテリアがあり、ポテトがおいしかった…というのは関係無い。
横浜線から乗り換える時、よく書店に寄っていて(たぶん有隣堂)、サブカル本が豊富でバックナンバーも充実していた。
そこで丸尾末広、花輪和一、ひさうちみちお等を立ち読みしては、気持ちが悪くなってご飯が食べられなくなっていた。

久しぶりに読んだ『少女椿』の冒頭で、また気持ちが悪かった時の事を思い出してしまった。
中は何て事は無い、むしろ楳図かずお風のイラストなどが気持ちを和ませる。
そして芝居では説明が無かった、ワンダー正光が戻って来なかった理由が描かれている。
やはり丸尾末広は絵が上手い、好きだ。
たぶん、丸尾が好きな人は楳図も好きで、古屋兎丸も好みなのではないかな?

2012.06.13

■輪るピングドラム [アニメ]

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輪るピングドラム
 第1話~第24話 2011年7月~12月 毎週金曜日 TBS、BS11
 監督:幾原邦彦 原作:イクニチャウダー
 キャラクター原案:星野リリィ アニメーション制作:Brain's Base

高倉家の3人兄妹は親がいないながらも仲睦まじく暮らしていた。
妹・陽毬(ひまり)は余命いくばくも無く、双子の冠葉(かんば)と晶馬(しょうま)は辛い思いを抱えていた。
思い出の水族館で倒れたひまりがペンギンの帽子をかぶって告げる。
「生存戦略!」
冠葉と晶馬はひまりを救う為“ピングドラム”を手に入れなければならない。それは荻野目苹果(りんご)の持つ日記に秘密が隠されていた…ドラマ/ミステリー/SF

Coaltar Of The Deepersのライブで「Dear Future」が 『輪(まわ)るピングドラム』のエンディングで使われていると言っていたので、第3話から見始めた。
やくしまるえつこのウィスパーボイスに魅了され、キャラクターは可愛いし、スタイリッシュなデザインも素敵。
しかし、まだるっこしいイリュージョン空間やりんごのストーカー行為、過剰なスタイルの真砂子(まさこ)と眞悧(さねとし)先生など、どうにも苦手で見るのを止めたくなった。
だが、どうしても“ピングドラム”が何か知りたくて、惰性で見続けるうちにハマッてしまった(=゚ω゚=;)

回想シーンが多くなり、徐々に解けていく謎。ちりぢりだった断片が集約し、形を成してゆく。
苦い過去、辛い現実…背負うには重すぎる「デスティニー!」

<第20話 選んでくれてありがとう>では不覚にも泣いてしまった(;ω;)
アニメで泣くなんて初めてかもしれない…
それもこれも<第18話 だから私のためにいてほしい>多蕗(たぶき)先生のエピソードが伏線となり、第20話が心に響く。

最後まで明かされない謎があるし、単純明快なストーリーでは無い分だけ、見る人によって感想が違ってくるだろう。
そして、2度3度と見るたびに印象が変わるアニメであった。シビレるねぇ~

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“こどもブロイラー”があったとしたら、“なまぽブロイラー”も必要とされるのかな? むしろ今は“更正不可な反社会人”を透明にしたい人が多いのではないだろうか?

2012.04.14

■デッドマン・ワンダーランド [コミック]

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片岡人生・近藤一馬/著『デッドマン・ワンダーランド
 1巻(200)角川書店 Kadokawa Comics A KCA138-8

東京大震災から10年後。長野県立第4中学校2年の五十嵐丸太は、修学旅行先であるデッドマン・ワンダーランドを調べていた。東京復興のための観光事業を刑務とする民営化刑務所である。
その時、赤い男が宙に現れ、クラスメイトを皆殺しにしてしまった。唯一の生存者であるガンタが犯人に仕立て上げられ、デッドマン・ワンダーランドへ送られてしまう…サバイバル/アクション/スリラー

アニメ『デッドマン・ワンダーランド』の感想をやっと書いたので、今度は原作である漫画の感想。
スタイリッシュな表紙でずっと気になっていた『デッドマン・ワンダーランド』、中の絵も遜色無い(『進撃の巨人』はギャップがあるんで…)。
しかし目が慣れているせいかアニメのシロの方が可愛いし、微妙に絵が違っている。アニメには出て来なかったが、ガンタには丸太のトレードマークがあるのね。そして、裁判やドッグレースショウの様子などアニメの方が長く語られている。

オープニングのガンタの過去なのだけれど、だいたいの内容を把握しているので、母親が涙している理由が薄々わかるような気がする。
それにしても動かないマンガでありながら、戦闘シーンなど、動きに迫力があってうまい漫画家だなぁ~と思った。続きが楽しみだが、残念ながら家にあるのは1巻のみ。

2012.04.11

■デッドマン・ワンダーランド [アニメ]

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デッドマン・ワンダーランド
 2011年4月16日(土)~2011年7月2日(土)テレビ神奈川、他

東京に重力崩壊が起きて10年、疎開先の長野県立第四中学校2年のガンタは仲間達と平凡な日常を送っていた。
そこへ“赤い男”が現れ、クラスメートが惨殺されてしまう。たった一人生き残ったガンタは犯人にしたてあげられ、民間刑務所“デッドマン・ワンダーランド”へ送られた。
おさななじみのシロと再会し、厳しい環境で何とか過ごしていたが、自らの血を武器として使う“罪の枝”を駆使する“カーニバル・コープス(死肉祭)”に出場させられてしまう。
無実の罪を晴らす事を夢見て、監獄からの脱出のチャンスを狙う…サバイバル/アクション/スリラー

COALTAR OF THE DEEPERS(コールター・オブ・ザ・ディーパーズ)”のNARASAKIが音楽を担当しているので見始めた。原作のマンガはまだ読んではいない。
オープニング曲のfadeOne Reason」もかっこよく、劇中歌であるナラサキ作曲の音楽も雰囲気に合っていて良かった。

内容は、完全なる中2病。「なんでオレがこんなに目に遭う!」と普通の男の子が不遇な運命をたどわされ、実は超パワーを持っていたというあり得ないシチュエーションのアニメである。思春期の男の子が夢想する“特別な存在”を刺激するストーリーとなっている。

とは言え、スタイリッシュなイラストと残酷な描写でなかなか面白い。
グズグズと自己憐憫の強いガンタは苦手だが、能天気なシロがとても可愛い。
先日見たフジテレビの「1億3千万人が選ぶアニメ&特撮ヒーロー&ヒロインベスト50」でも、悟空とルフィーという能天気なキャラが1位だった。みんなの理想は仲間思いでポジティブな人柄なのだろうが、現実は苦悩するシンジやガンタなのだろうかね。アムロはちょっとわからない。

1クール終わって続きを待ってる状態、まだかなぁ~(-ε-)

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