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    *Hello Nico Another World

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2009.05.16

■サスペリア [映画 DA編]

Suspiria
サスペリア』(1977)イタリア
 監督:ダリオ・アルジェント 音楽:ゴブリン
 出演:ジェシカ・ハーパー ウド・キア

ドイツ・フライブルグのバレエ学校に転校して来たスージー、学校の玄関で出会ったパットが殺されたと知る。
寄宿舎では不快な出来事が次々と起き、不安を感じる。友達となったサラまで姿を消し、彼女が夜中に自分に伝えたがっていた事を思い出す…ホラー/ミステリー

イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントの<魔女3部作>第1作目『サスペリア』、オカルト界の名作である。
こうなったらシリーズはきちんと観ようと思い、何十年ぶりかで観賞。とても満足、TVで観た当時はまだ10代だったので、気持ち悪いわ、怖いわだが、『サスペリア2』ほどでは無かったので印象は薄かったけど、また見直して単なるホラーでは無く、秀逸なミステリーだという事が分かった。
そして、赤や青や緑のライトに素敵なデザインの建物や衣装も印象的な映画だ。

まずはオープニングから不穏な雰囲気が漂う。そう、私にとっては聴き慣れたGoblinSuspiria」。
ホラー好きとしてはワクワク期待が高まり、スージーが空港のドアを出た時から、不快感が漂う。
インフェルノ』とは違って“思わせぶり”がホラーとしての効果を発揮し、タクシーの運転手、パットの謎の行動…次の日の学校で副校長に挨拶を交わすバックの動きも「何かあるのでは?」と心の中でモヤモヤとした不安を抱える事となる。

そして、先を知っているからこそ、アレが来るぞ来るぞと恐怖におののく私と、はかなげで健気な少女スージーを応援する私、でも「サラよ、好奇心は身を滅ぼすわ」と警告する私、盲人と盲導犬をあんな目に合わせた魔女を憎む私…すっかり、感情移入。

同じ監督だというのに、この感想の違いは何だろう?
単調な毎日の現実世界から一時的な脳内脱出であるホラー映画。『アザーズ』もそうだが、時代や背景が違えば違うほど、遠い別世界へ私を連れて行ってくれる。だから、血がリアルな赤じゃなくても良い、あれも空想の一部。
私にとってホラー/オカルトはファンタジー、私に悪夢を見させてくれて、現実に戻った時の爽快感がたまらない。ノイズ/インダストリアル・ミュージックも同様だわ、忍耐の後の持続する清涼効果。

2009.05.10

■インフェルノ [映画 DA編]

INFERNO
インフェルノ』(1980)アメリカ/イタリア
 監督:ダリオ・アルジェント 音楽:キース・エマーソン
 出演:リー・マクロスキー ダリア・ニコロディ

アメリカ・ニューヨーク。隣の骨董店で買った、建築家でもある錬金術師バレリが書いた『三母神(Three Mothers)』という書物を読み、自分が住んでいるアパートの事ではないかと疑いを持ち、地下を探索するローズ。怖くなった彼女は、ローマに住む弟マークに手紙を書き、すぐに来て欲しいと頼む。
姉の元を訪れたマークだが、どこにもローズの姿は無く、床に点在する血の跡をたどり、地下へと降りてゆくと…ホラー/スリラー

サスペリア・テルザ 最後の魔女』を観たからには、<魔女3部作>の2作目『インフェルノ』も観なくてはね。

今度のヒロインはどんなに可憐かな~と観ていると、あれれ?次々と死んで行くぞ…結局男性であるマークが主人公だという事が途中から分かるという中途半端な映画。
そして「靴底の下に」の謎が解け、ここから盛り上がるシーンだというのは音楽からして判るんだけど全くドキドキしないし、正体や秘密があきらかになってもアッと驚くことができないほど、散漫なイメージの映画。
ストーリーに脈略が無く、こうやったら人が怖がるかなぁ~と、思い付きで制作されているのかと勘ぐってしまう。

たぶん、観た人は「あれは何だったのか?」とポカ~ン、思わせぶりでストーリーとは関係が無いのでは?と思うような部分がたくさんあったであろう。以下は私の勝手な想像だから…
・大学に猫を連れて来た美女は?
 おそらく『サスペリア・テルザ』の<涙の母>、でもこちらの方が美しくミステリアスだのぉ~
・図書館地下の錬金術師は誰?
 男に見えるからバレリ? または<暗黒の母>出張中? しかしそんな訳が無いから、この場合<涙の母>と考えた方が妥当かも。
・サラとカルロ
 <暗黒の母>と同じ手だったように思えるけど、ローマだけに<涙の母>?
・カザニアンとホットドッグ屋
 <暗黒の母>がニューヨーク周辺を暗黒に陥れた一例。
と、一回しか観ていないから間違ってるかもしれないけど、また観て確認する気にはなれない、その程度の映画。

しかし、赤と青の光(デヴィッド・リンチを連想)や建物の内装とかデザインが素敵だし、殺人シーンもハラハラさせてくれて子供の頃からオカルト好きとしてはほどほどって感じ(眠いけど)。
子供時代の自分に『サスペリア・テルザ』は観せたくないけど、『インフェルノ』だったら夜9時からのTVで(夜中は無理だし、昼間じゃ雰囲気が出ない)観せても良いな。

アーシア・アルジェントの母であるダリア・ニコロディ、『サスペリア・テルザ』ではアレだけど、『インフェルノ』を観た後はイメージが変わる。
『インフェルノ』のDVDジャケットは恐ろしげなデザインだけど、本編を観た後はイメージが変わる珍しいホラー映画(笑)

2009.05.09

■サスペリア・テルザ [映画 DA編]

LA TERZA MADRE / MOTHER OF TEARS
サスペリア・テルザ 最後の魔女』(2007)イタリア/アメリカ
 監督:ダリオ・アルジェント 音楽:クラウディオ・シモネッティ
 出演:アーシア・アルジェント ウド・キア 市川純

牧師は墓地で発見した棺と共に埋められていた遺品箱を調べてもらう為に、ローマの博物館館長マイケルの元へ送った。
マイケルが不在の為、副館長・ジゼルとサラが箱を開けてしまい、文字を読み上げたジゼルが惨殺されてしまう。
“涙の魔女”が現代に甦り呪いを解き放ち、ローマの街は犯罪が増加、世界各地から魔女達が集まり始めた。
運良く難を逃れたサラだが、魔女達が執拗に彼女を追う…ホラー

『サスペリア』(1977)『インフェルノ』(1980)に続く、イタリアン・ホラー界の巨匠ダリオ・アルジェント監督の<魔女三部作>、ここに完結!

往年のセオリー通り、エログロの世界。
う~ん(*_*)つまり…70~80年代の雰囲気が漂う、アナクロなホラーなのよ。
あんな事や、こんな事が起きて(今までアルジェントの映画を観ている人は分かるだろう)、可愛そうな女性がつらい目に遭い逃げ惑う。そこへ…

テラートレイン』を観た後だったので、どうしても比較せずにはいられない。
アルジェントの映画はこんなにも残酷で、こんなにも恐ろしい…と、80年代だったら言えただろう。しかし、今は21世紀、昭和じゃないんだよ(~_~;)
おまけにサラにそっくりで、早死にしたはずの母親(実母)があんなで良いのか? 『デス・サイト』の方が現代的で説得力があって面白かった。
せめて“美しい血の美学”と語りたいところだが、もっと若くて可愛くて、はかなげで健気な“美少女”はいなかったのか(アルジェントにとっては可愛い娘だろうが)。

とまぁ、ここまで好き勝手な事を書いたが、往年のアルジェントファンなら大丈夫、充分満足できるいつも通りのホラー映画です(^_^)v
ホラー慣れしていないパートナーを無理やり連れて行って、びっくりドッキリシーンのたびに座席でビクついてもらいましょう、「決してひとりでは見ないで下さい」って言ってるでしょ(笑)私はいつも一人だけどね♥
魔女版ハリー・ポッターでインディ・ジョーンズ風アドベンチャーも楽しめる、懐かしいオバケ屋敷タイプホラーを堪能しましょ~