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2016.06.13

■コーマ - 昏睡 - [小説]

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ロビン・クック/著『コーマ―昏睡―(1983)ハヤカワ文庫

医学生のスーザンは臨床実習でボストン記念病院に配属された。
指導担当の外科レジデント2年生のベロウズに引き連れられ、学生達は病院内を案内される。
スーザンはICUで植物状態に陥った同い年の女性を見てショックを受ける。その日のうちに、簡単な膝の手術を受けた青年が昏睡状態に陥り、疑問を持つ…医療サスペンス

これも本棚に塩漬け状態となって早やン十年…すっかり黄ばんでしまった。
ロビン・クックはとても好きな作家だったし、映画『コーマ』もおもしろかったのに、何故かこの本だけは、最初の数ページを読んで挫折を何度も繰り返してきた本である。

やはり、『宇宙戦争』と同じかな? 共感できない。スーザンが鼻持ちならない女性で「自分はこんなに素敵で常に注目される医学に進まず、ダンサーになれば良かった」などど、考えてるような人物。
しかし、今は女医が多いけど、「1976年という閉鎖的な時代背景が違う」と、理解できるようになった。若い時は表面的な事にとらわれて目がくもってしまうものだ。

難しい医学用語にもとらわれず、どんどん先を進めたら、すらすらと読めてしまった。最初の数ページは1、2日かかったが、途中から夢中になり徹夜で一気に読み終わってしまった。すごく、おもしろい!

結局、スーザンは”鼻持ちならない”という特徴を備えた、他の人とは違う性格を持っているが故に、思い付いた事をすぐに行動に起こしてしまう。
なんと、ボストン病院に行った初日から、実習に参加もせず図書館で調べたり、病院のスタッフの名前を騙ってデータを手に入れたり、面識の無い医者にずうずうしく会いに行ったり、やりたい放題。スーザンはツラの皮の厚い無謀な人物であったのだ! まぁ、気が強い自信家とでも言いましょうか。
おかげで、殺し屋に狙われたり、警備員に追い回されたり、たった3日間で大冒険を成し遂げる。
そんな奔放なスーザンに付き合わされ、振り回されるベロウズ。惚れた女のおかげでさんざんな目に遭ってしまう。

途中で犯人が分かってしまうのだが、何故か主人公のスーザンが気が付かないので、読んでるこちらがハラハラしてしまう小説だった。

ザ・スミス(The Smiths )の歌に「Girlfriend In A Coma」という曲があった。この小説を見る度、あの曲を思い出す。
最近見たEテレのスーパープレゼンテーション「僕は目覚めたのに 誰も気付かなかった」。マーティン・ピストリウスは、16歳で昏睡状態から目覚めたが、身体を動かす事ができなかった為、10年間誰にも気付いてもらえなかった。週に一度来る通いのアロマセラピストが目の動きに気付き、訓練を受けて会社を興すまで回復した話は興味深かった。
私の祖母が倒れ、半年間植物状態となったが、“生きる”とは何かを考えさせられた…


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