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2015.11.11

■ハンガー・ゲーム3 [小説]

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スーザン・コリンズ/著『ハンガー・ゲーム3 上 マネシカケスの少女
ハンガー・ゲーム3 下 マネシカケスの少女
(2012)MF文庫

第75回ハンガー・ゲームで闘技場の電磁場を破壊し、連れ去られたカットニス。 ゲーム終了後焼き尽くされた第12地区から命からがら逃れて来たゲイルや家族と共に、破壊されたと伝えられていた第13地区に身を潜めていた。
そこは75年前のパネム戦争終了後より地下生活を余儀無くされ、各地区の反乱軍の司令部でもあった。 キャピトル内から脱して来た反政府グループと共にプロパガンダ・スポット“プロポ”を制作して、パネム全土へ放映し、人々に訴えかける…SF

さすがに、テレビ畑の出身の作家だ。テレビ放送についてよく知っているし、効果的に語られている。
テレビは子供の頃から、それほど観ていなかったので、前半部分はあまり興味は無いのだけれど、よく考えると、阪神大震災も東北大震災もずっとテレビをつけっ放しにしていた。
インターネットの世の中になっても、重要な速報はテレビに限る。ネットは例え、新聞社のニュースでも信用できない部分があるが、テレビは意図的に操作された編集がなされていようとも、顔が見えるから発言に責任を持っているだろうし、基本的に事実を元に放送しているから、何局か同じニュースを比較してみると、全体像がだいたい把握できる。
そこで、どう受け止めるかは個人によって違う。

電車内でこの本を読んでいたのだが、涙が止まらない…情けない(ノ_-。)
人に会う用があったのだが、鏡で見たら目が真っ赤になっていた。
トシをとると頭が緩んでしまうので、「人前で泣くのは恥」という心のブレーキの利きが悪く、涙もろくなるのだそうだ。
少女向きの小説なのに、オバハンも共感してしまう力量。原作もさることながら、翻訳者が妙訳なのだろうね。

閉ざされた空間に猫を連れてくるなんて(避難所にペットを連れてくる身勝手な人)と、眉をしかめていたら、人々を癒す小道具にしてしまうテクニック。

』『』ではそれほど気にならなかったんだけど、カットニスの役割がプロポになってから、それほど彼女の重要性が感じられなくなってしまった。
すると、正義感が鼻につく。
自分勝手でわがままで、気が変わりやすく、思い込みが激しい。うんざり┐(´-`)┌
まだ周りの人を振り回さないだけマシかな? まぁ、17歳で人生経験が少なくて、未熟だから仕方が無い。
それなのに、反乱軍を指揮して、人々を導く役割を課すのは突飛だ。やはり、小説なのだから仕方が無い。ジャンヌ・ダルクのようなカリスマ性はあるけど、指導者には向いていない。ただの悩める少女だ。
少女マンガのように、パン屋か狩人か !? ミステリーのように、スノーかコインか !?

あとがきを読んでいたら、たくさんの協力者の謝辞が記されている。著者の仕事の関係から考えると、皆プロなのだろう。
ラノベであっても、日本のナントカ賞受賞の素人ラノベ作家とは訳が違う。テレビも映画も小説も網羅する人々が協力を惜しまないラノベ作家・スーザン・コリンズなのかも。

不自然な部分もあるが、後半は二転三転し、読者の心を翻弄する、プログレ好きの私にはたまらない展開。語らない人々もいるが、それも手法なのでは? と思う。
語らないからこそ気になって、読後もこの小説を引きずり、もしかしたらスピンオフや16年後の続編に登場するのかもしれないと期待してしまう。

この『3』だけ、まだ映画を観ていなくて、原作を読んで理解度が増したから、映画を観るのが楽しみだ。
次は映画へ行ってみよー!


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