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2015.09.22

■スワン・ソング [小説 マキャモン]

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ロバート・R・マキャモン/著『スワン・ソング
上下(1996)福武文庫

米ソの冷戦時代、緊張が高まり、核のボタンが発射され、アメリカは焦土と化した。
分厚い雲に太陽は遮られ、長い冬が始まり、植物は芽生えず、水は汚染された。生き残った人々は少ない食べ物やガソリン、武器などを巡って命を奪い合う…近未来SF

マキャモンは好きな作家なのだが、購入当時はすでにSFを読まなくなっていた。
子供の頃は、大人になったら宇宙へ気軽に旅行できるようになると思っていたら、大して文明は発展していなくて、がっかりした。エイリアンだってUFOだっていまだに証明されていない。SFって夢物語で、はっきり言って嘘じゃん(フィクションですから)と…失望してしまっていた。
それからかれこれ20年、本棚に冬眠させていたら、すっかり黄ばんでしまったよ(;´Д`A ```
こんなに年月が経って、年をとり、何でも許容できるようになって来たので、読んでみた。

最初は、とても読みにくく、内容に入り込むまで何度も同じ場所を読んだりして時間がかかった。
だいたい、気が狂ったホームレスに感情移入なんかできる訳も無いし、色々な人物が登場し、群像劇のようで把握しにくかった。
やっとバラバラの人物が集約され始めた“ポーポーの店”から俄然、面白くなって来た。

心優しい巨人ジョシュと植物の気持ちがわかる少女スワン、娘を失い心の均衡を欠いていたバッグ・レディのシスターと孤独を愛するポール、過去の名誉にすがるマクリン大佐とゲームおたくのローランドの3グループがいつ出会うのか !?
『マイン』を読んだ時と同様の焦燥感が再びよみがえり、“ハラハラドキドキ今日も眠れない”状態が続いた数日だった。

あっさり上巻の最後で会うのかなぁ~と期待していたのだが、まさか7年も経過していようとは、思いもよらなかった。同じような所を互いにウロウロしてたんかいな~ ┐(´д`)┌ヤレヤレ
特に後半になってからは、先が気になって仕方無く、ジョン・レノン&オノ・ヨーコの『ダブル・ファンタジー』のように、マクリンとローランドの部分を飛ばして読んでしまった(=´Д`=)ゞ
そう、スワンとシスターの出会いを確認してから戻って読み直したよ、反則だね。
でも、AOE部分は映画『マッドマックス』っぽくって世紀末って感じ。

深紅の目の男の存在は不要だったんじゃないかな? 善があるなら、悪も登場させなきゃバランスが悪いけど、悪が中途半端で、情けない。卑屈で薄っぺらい存在だった。
最後は、こんな風に終わるのか !? 素直にストーリーは進まず、全体的にひねりの効いた展開で、こんなに分厚く読み応えがあるのが納得できる本だった。

ROBERT R. McCAMMON『SWAN SONG』

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