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2012.05.01

■無力感は狂いのはじまり [ノンフィクション]

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春日武彦、平山夢明/著
無力感は狂いのはじまり ~「狂い」の構造2~』(2010) 扶桑社新書

精神科医・春日武彦とホラー作家・平山夢明との対談本『「狂い」の構造』が評判良かったのだろう、いつの間にか続編が出ていた。

平山はいつもの事で、いい加減な発言をしていて楽しいが、春日は医者らしからぬ発言で「アワワ、先生そんな事言っていいんですか?」と心配したくなるような歯に衣着せぬ対談。タイトルからは想像できないであろう、思わず笑みが浮かぶ、そんな雑談である。

今回も実際に起きた不愉快な事件の加害者について精神科医として病名をあげながら言及しているが、興味をひいたのは病気の実例の方である。
「自責感のないヤツに本物の鬱はない」
テレビもつけずカーテンが締め切った真っ暗な部屋で、いつか来るトイレに備えて匍匐前進をする鬱病の男。電気ショックが効果的。
「引きこもりは親と子のパワーゲーム、10年こもったら治るのに10年かかる」
真っ暗な物置に一人立てこもり、一言も口をきかずテレビもみない主婦。イソミタール面接。
「パーソナリティ障害等で暴れているヤツに鎮静剤を何本打っても効かない」
キレるヤツは、キレたくてウズウズしている。トリガーに相当するのが“やっぱり”と思ったとき。腑に落ちた怒りが半分、もう半分は喜びの感情。

違和感を感じているくせにあえてごまかし、面倒臭がって流していると後でひどい目に遭う。一応びっくりたふりをするが、内心は“やっぱり”って。
う~ん、これは納得。
仕事で“何か変、でも後で確認しよう”と先延ばししていると手痛いしっぺ返しが来る…クレームだぁ(lll゚Д゚)

しかし、平山の母親が狂ったという話には疑問がある。単に六本木までの道のりに不安があるから連れて行って欲しかったのではないだろうか。まず絵画に対する偏見から始まっているから、不親切な対応に対する反発心で意固地になってしまったのではと、推測される。

今回も楽しい内容だったが、自著の宣伝はいかがなものか? テレビ批判をしておきながら、番宣をするテレビ局と同じレベルではないだろうか。私は新刊で買っているのだから、控えめでお願いしたいと思った次第。それと“殺育”もね。

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