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2012.03.21

■狂気な作家のつくり方 [ノンフィクション]

Yumeaki Hirayama , Sakumi Yosino
平山夢明×吉野朔実/共著『狂気な作家のつくり方
 (2009)本の雑誌社

少女マンガ家・吉野朔実とホラー小説家・平山夢明との対談本。
稲川淳二春日武彦の3人の中では、同年代で同じ出版界にいるせいか対等に話しているように感じる、お互いに映画や本の話が豊富だ。
ただし、育ちも性格も違うせいかちぐはぐな印象で、趣味の傾向がかぶらない。
まぁ、だからこそ本の内容の説明がされているのであろう。同じ本や映画を観ていたのなら、「そうそう、おもしろかったね」で終わってしまう。

あいにく私は20歳で少女マンガを読むのを止めてしまったので、吉野の作品は当時のイメージのまま。繊細な絵柄で内省的な恋愛マンガを表現していたように思う。
だからこそ、平山との対談にはかなり違和感があった…何故にこの二人!?
しかし、『異常快楽殺人』を読んで平山に興味を持ったそうな…吉野って一体どんな人だ!?

吉野は線の細い絵を丁寧に描く生真面目なマンガ家というイメージを持っていたが、意外にもメインストリームからちょっとずれた映画の評論本を出していた。残念ながら同じ映画を観ても、私とは感じ方が違うようだが…
しかし、二人が紹介する本や映画にはかなり興味をそそられる。そして、私の知らない世界であるギャンブルの知識が豊富な吉野に感心した。

それにしても「私、鬼畜作家の嫁なんだ」と泣く平山の妻は、貯金が無くても「書きなさい」と励ます女性だったそうだ。以前はもっと違う作風だったのかしら?
特異な作風の平山の作品は、“こういう人生を歩んで来たから”というのが垣間見られ、吉野はスティーヴン・キング原作映画『ミスト』の息子ビリーのようだ。

2012.03.20

■鉄拳/振り子 [パラパラ漫画]

フジテレビの深夜番組「ワンフレーム」で放映していたらしい、鉄拳のパラパラマンガ『振り子』が素晴らしい~
鉄拳は稲川淳二のように、芸人界で新しいジャンルを確立して行くのかしら…


2012.03.19

■怖い話はなぜモテる [ノンフィクション]

Junji Inagawa / Yumeaki Hirayama
稲川淳二、平山夢明/共著『怖い話はなぜモテる
 怪談が時代を超えて愛される理由』 (2008)情報センター出版局

怪談の語り部・稲川淳二と鬼畜系ホラー作家・平山夢明の対談本。
この前に精神科医・春日武彦と漫画家・吉野朔実との対談本も読んでいて、この本は平山が聞き手で稲川がメインに話しているといった印象であった。
そして面白くなかった訳では無いが、ちょっと読んでは休んでを繰り返してしまい、3冊の中で一番読むのに時間がかかってしまった。
話し手である稲川が真面目でいい人なので、よくあるエッセイのよう、稲川の半生をサラッと紹介する本といった側面が感じられる。

冒頭のカラスのくだりや雪女の正体とか、納得できるうんちくを披露していて好感が持て、本文にもあるが稲川の怪談には“優しさ”があるのだと思う。
歌舞伎や落語で語られる日本古来からの怪談は、理不尽な思いでこの世を去らなければならなかった者が死後思いを果たすという人情話が多い。それを芸人として確立したのが稲川、そして日本人の感性に響く怪談を伝承しているのだなと思った。たぶん…

さすがに経験が豊富でポルターガイストや等身大人形の話等、かなり興味深かった。
特に怪談がモテるとは言及されていないが、怪談には想像力が必要で、想像力があったら犯罪を犯す事は無いとは語っている。

サービス精神が旺盛なイメージのあるタレントに明石家さんま、柳沢慎吾、稲川淳二がいる。私にとっては落ち着きが無く苦手な3人である。
だからオカルト/ホラー好きの私だが、稲川の出演するテレビは見ないので「学校の怪談」風な話を主に語っているのかと思っていた。しかし、この本を読んでイベントに行ってみようかなという気にはなった。

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