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2011.02.10

■くらのかみ [小説]

くらのかみ
小野不由美/著『くらのかみ』(2003)講談社 Mystery Land

夏休みに山奥の本家へ初めてやって来た小6の耕介、そこでは遺産相続の話し合いの為に親戚一同が会していた。
子供達だけ集まって、蔵座敷の中で「四人ゲーム」を始めたが、気が付くと一人多い…ミステリー

神様ゲーム』と同じ“ミステリーランド”シリーズ、子供向きだからルビが邪魔だけど、興味ある作家の作品を手軽に読めるから結構良い。

この本の表紙絵は村上勉。子供の頃読んだ絵本、佐藤さとるの『コロボックル』を思い出す。猫もふくろうも蛙も出てこないが、座敷童子(ざしきわらし)が出てくる。そして事件が起き、子供達は探偵ごっこを始める。

時々しか会わないいとこ同士はどうしても慣れないものだから、兄弟で固まってしまうけれど、この本では積極的な梨花がいるのと、しっかり者の主人公がサポートしているおかげで子供達がうまくまとまっている。
犯人と座敷童子を捜す二重の楽しみがあり、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを彷彿させ、ハラハラドキドキ。小学校高学年くらいだったら感情移入して楽しく読めるのではないかな。

全体の印象としては『黒祠の島』と同様、行者のたたり伝説を持つ大地主と家を継げない飄々とした親族、財産争いに巻き込まれた人々。
ただし、子供が対象だから陰惨な内容では無いが、図説もついて理解しやすく面白かった。『東亰異聞』よりも本作の方が好み。

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