フォト

サイト内検索



  • ネタバレ裏サイト
    *Hello Nico Another World

最近のコメント

« ■生き屏風 [小説] | トップページ | ■庵堂三兄弟の聖職 [小説] »

2010.03.28

■紗央里ちゃんの家 [小説]

Saori chan no Ie by Takashi Yabe
矢部嵩/著『紗央里ちゃんの家』(2008)角川ホラー文庫

小5の夏休み、僕は父と共に車に乗り7時間かけて父の実家へ帰省した。
祖父母と父の妹夫婦そして従姉の紗央里ちゃんが住んでいたが、祖母が数ヶ月前に亡くなったと言いながら葬式の連絡も無く、紗央里ちゃんは家出したと告げられる。
訪れた家には不快な臭気が漂い、叔母の身体は血まみれ、腰紐には包丁が差し込んであった…ホラー/スリラー

角川書店主催<第13回(2006年)日本ホラー小説大賞>長編賞受賞作『紗央里ちゃんの家』、作者の矢部 嵩(やべ たかし)は、当時大学在学中で19歳だったそうだ。

読後の感想としては10代という事で、今後に期待という意味で受賞したのかな?
読みやすいが、読み応えがあるわけでは無い内容と薄い本なのに長編賞、438円もする(私は中古で買ったが)。

グチャ~としたイメージの小説で、全体的に気持ちが悪く、登場人物もみんな変。
叔母一家がイカレてるのは何か原因があるかもしれないと考える事ができるが(薬物中毒とか宇宙人に洗脳されたとか色々想像可能)、実家が異様な状態なのに普通に振舞う父が変。
そして、証拠を突きつけて異常な事をなかなか告げない僕も変。
まぁ、あきれるほどおかしな小説なんだよ。姉とのやりとりという息抜きできる部分が無かったらキツかっただろう。
結末も放置プレイで不完全燃焼、殺人自販機も加えて消化不良。
夏休みの子供の想像なんでしょうかね? もしも、作者の親戚に同様の家族構成があったとしたら、その親族達は不愉快だろうなぁ。

この小説は、家中に身体のパーツが散らばる“臓物屋敷”という設定。そんな事はあり得ないから(腐敗して電気の紐として引っ張る事は不可能)、設定を変えて“ゴミ屋敷”と言いかえたらイメージがわくのではないだろうか。
それにしても、“そんな物”口に入れるなよ!! と、私は言いたい。

« ■生き屏風 [小説] | トップページ | ■庵堂三兄弟の聖職 [小説] »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/14693/47924961

この記事へのトラックバック一覧です: ■紗央里ちゃんの家 [小説]:

« ■生き屏風 [小説] | トップページ | ■庵堂三兄弟の聖職 [小説] »