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2010.03.25

■少女 [小説]

Syojo by Kanae Minato
湊かなえ/著『少女』(2009)早川書房

公立の女子高に通う由紀と敦子は小学生の頃からの親友だ。
近隣の私立校から転入して来た紫織が友だちの自殺を目撃したと知り、二人は人が死ぬ瞬間を見たくてたまらなくなった…サスペンス/青春ドラマ

前作『告白』が面白かったので、ハヤカワ・ミステリワールド『少女』を買ってみた。

これはいわゆるケータイ小説というタイプなのだろうか、刺激的な出来事が連鎖するかのように、次から次へと発生する。 
偶然出遭った人が友達の父だったり祖母だったりと、二つも高校があるというのに、この地域には30人ぐらいしか住んでいないようだ。まるでドラマの人間関係相関図のようにみんなグルグルとつながり、知らず知らずのうちにお互いの知人を傷付け合っている、できすぎ君。ご都合主義もはなはだしく、現実にはこんな事態はあり得ないだろう。
人の死を軽々しく考えていまいか?

序盤から、ブーブー文句たれていて読むのがつらい…何てすさんだ心の少女達なんだろう。
人の顔色ばかり伺っていないで、自分は自分と思えないのだろうか、みな頭が病んでいる。この少女達はあと70年は生きられるのに、その間どうやって過ごすつもりなのだろう。お願いだから子供だけは産まないで…と、願いたいくなるような嫌なヤツラばかり。
嫌がらせの為に下着や汚物を机の中に入れる…どうやってわざわざそこまで運んだの? その場で脱いだとでも言いたいのだろうか。
だいたい病院のベッドには必ず名前が貼ってあるでしょ、間違えようが無い。
不自然さにあきれるばかりの薄っぺらい小説だった、良かったのは「ヨルの綱渡り」の部分だけ。

これを無垢と言うのだろうか? 
そう言われれば、赤ちゃんは欲望のおもむくまま、自分が欲しい物を手に入れる為に泣き叫ぶ。他人なんかに気を遣わない、人生の中でもっともマイペースでピュアな時期。そして、成長しない少女達。

この小説を読んで、映画監督ヴィンセント・ギャロを思い出した。ヒットした『バッファロー'66』の後、期待された次作『ブラウン・バニー』が酷かった。早川もこの著者に期待していたのではないだろうか…

救いは中古本屋で手に入れた事、定価で買わなくて良かった~

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