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2010.01.04

■日々狂々、怪談日和。 [小説 平山編]

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平山夢明/著『「超」怖ドキミオン 日々狂々、怪談日和。』(2005)竹書房文庫

母の実家は鳥獣の商社を営んでいた。月に一、二度検疫で留め置かれた動物達に餌を与える為、羽田空港の倉庫へ行く。
長旅の間、ストレスのたまった仲間に踏まれ押しつぶされて弱ってしまった動物を母は家へ連れ帰っていた「6月27日(金)はんぺん猿」…エッセー

ウェブで公開していた日記をまとめたドキミオン=随筆。
ネットは禁止用語も書き放題なので、出版するにあたってかなり修正をほどこしたそうだが、元の日記を探したけれど見つからなかった、残念。

一部には夢オチもあるが、よくもこんなに変わった事象に遭遇するもんだと感心してしまうほど、奇妙な出来事が書いてある。
風変わりな日常なのだ…真実かどうかは分からない。
平山氏自身、他とは違って治安の悪い地域で生まれ育ったそうで、知らない大人に突然殴られたり、ご自身も微妙にイタい子供だったようだ。
一般人とは違うからこそ、おかしな人に出遭っても冷静に対応し、観察して文章化できる作家となり得たのであろう。

「6月23日(月)雨」や「9月6日(土)代走」、「11月15日(土)ふんふんピヨピヨ」、「12月11日(木)真ん中娘」、「4月14日(水)ひとりでぽつんと掘ってみた」、「6月27日(日)老婆の愛犬」などは切ない。
「7月14日(月)小咄を道端で売ること。」は小気味良くて好きだ。
「9月10日(水)髪を焼く人」火事場のバカ力みたいな感じかな、こういう境遇の人は身に付けておくと良い能力かもしれない。

日常を書いているので、東京に住んでいる私も同じような体験をしている事柄がいくつかあるが、プーちゃんみたいな人には話しかけない。
私も台風も嵐も子供の頃から好きであるが母に止められていたので、いまだに外に出る程の行動力がない。
ウィスキーの水割りとポテトチップのコンソメパンチを一緒に口にしてみようとは思う。

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