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2010.01.20

■束芋展 [美術館]

tabaimo
束芋 断面の世代
2009年12月11日(金)~2010年3月3日(水)横浜美術館

1月7日(日)にWANDERING PARTYの『トータル・エクリプス』を観劇する前に、メインである企画展を鑑賞。
女性現代美術家“束芋”を私は全然知らなかったのだが、周囲の者に聞くとアニオタ系には有名な方らしい。私が好きな画家・七戸優松本潮里とは違うスタイル。
黒く縁取りされた画風は浮世絵系とでも言おうか昭和の香りが漂い、上村一夫とかつげ義春とか漫画『ガロ』の世界をイメージしてはいけないでしょうかね?

美術館に足を踏み入れてすぐ違和感を覚えた、館内が薄暗いのだ。
理由はエントランス正面の壁に流れ落ちるモノクロ映像「団地層」。

エスカレーターで上り、3つに分かれた展示室。最初は広く細長いギャラリーで、朝日新聞に連載された小説『悪人』の挿絵が壁の真ん中にずらりと並んでいる。イメージは“顔が無い人”。
突き当りには映像「油断髪」、長い黒髪の間から現れる指、すだれのような黒髪から時折かい間見える情景。得体の知れない物への不安となまめかしさが混じりあう。

ギャラリー2は、平面である映像が天井、壁、床の三方向に投射された「団断」。
4畳半の2つの部屋が変化を続ける。裸の男が隣の部屋へ移動し冷蔵庫の中に消え、洗濯機の中から回転する男が現れる、と言った不思議な団地生活。和風エッシャーアニメですかね、連続しているのにつながっていない。

ギャラリー3に入ってすぐにあるのは「ちぎれちぎれ」天井と床が鏡張り、正面には半円形のドームが鏡によって、丸い円筒形となり中に横たわるは裸の男。彼の胸からバリバリ音を立てて現れる幼虫。それはやがて天井と床に浮かぶ雲の間を羽ばたく蛾となる。
奥には「BLOW」、床が泡立ち湾曲した左右の壁から生物が姿を現し、形を変える…

と言った、個性的で不思議な映像ばかりでとてもおもしろい。観劇の後に再度鑑賞したのだが、作品自体は変わらないのに、自分自身の頭の中で受け取るイメージが変化し、見る視点も変わっておもしろかった。

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コメント

たば・・・いも・・・?

田端の妹で“たばいも”と呼ばれていたかららしい。

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