フォト

サイト内検索



  • ネタバレ裏サイト
    *Hello Nico Another World

最近のコメント

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010.01.29

■覚書10 [日記]

[イベント]
1月24日(日) 13:00 TOKYO CULTURE CULTURE
町田忍の極楽へようこそ ~銭湯、色街、霊柩車の不思議な関係~

[読書]
小説
 アンソロジー『七つの死者の囁き』新潮文庫
 恒川 光太郎/著『夜市』角川ホラー文庫
 飴村 行/著『粘膜人間』角川ホラー文庫
 矢部 嵩/著『紗央里ちゃんの家』角川ホラー文庫
漫画
 江戸川 乱歩/原、 丸尾 末広/画 『パノラマ島綺譚
  エンターブレイン

[映画]
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

2010.01.23

■今日の写真1 [風景]

給水塔 
  ↑ユーフォッ?!

クレヨンしんちゃんの映画で宇宙人が新宿に居座った時、こんな風なタワーが立っていたような気がする…
風景写真が結構たまっているから今後たまにアップする予定。でも、本当は小説や映画、ライブ等の感想を書きたいのだけれど、眠くてしかたがないから手抜き(^_^;)
給水塔
  ↑近くに寄ってみた
高層住宅
  ↑川をはさんだ反対側、目で見る格差社会ですかね?

2010.01.21

■横浜美術館 [芸術]

Yokohama Museum of Art
横浜美術館』2010年1月17日(日)

演劇『トータル・エクリプス』を観るために、初めて訪れた横浜美術館。
かなり以前、神奈川県に住んでいたのだが、東京へ越してから横浜ぐらいまでは来るのだが、その先へ行く事がほとんど無く、この地域は“みなとみらい”と言う開発で、すっかり様変わりしてしまった。
桜木町や石川町の駅が高架下の古く薄暗いイメージしか無いので、改札を出てから明るい駅舎と広いロータリー、近代的な風景に戸惑ってしまった。
動く歩道で移動して、横浜ランドマークタワーの中を突っ切り、左折すると目の前に広がる白く荘厳な建物…金かかってんなぁ~(^^ゞ

束芋』鑑賞後、通路に沿って歩いて行くと“写真展示室”、モノクロを中心とした昭和の街の風景と、阪神・淡路大震災関連の写真が公開されていた。

その先を進むと通路にイサム・ノグチやダリ、ミロなどの彫刻が立ち並ぶ。
そしていくつかに分かれた展示室、それぞれテーマはあるのだが、様々な種類の絵画等が展示されていて、ちょっと散漫なイメージが…いや、お得感があるのかも…一度でたくさんおいしい。
有名な芸術家の作品が多数展示されているのだが、有名な作品かと言うと??? まぁ、そういうのは企画展で対応という事かな、9月に開催される『ドガ展』は人気がありそうだ。

一番好きなのはやはり展示室2“ダリとシュルレアリスムの部屋”。
ダリ「ガラの測地学的肖像」、エルンスト「少女が見た湖の夢」、デルヴォー「階段」、ドミンゲス「日曜日」などが素敵だった。
1924年、アンドレ・ブルトンによる「シュルレアリスム宣言」(超現実主義)から始まった芸術運動、私にとっては幻想的でつかみどころがないところが魅力。鑑賞する者の気分によって受ける印象が変化し、イマジネーションをかきたてる創造物達。
Femme aux longs cheveux by man ray
よく見かけるマン・レイの「贈り物」と「不滅のオブジェ」もあって、これらの作品はそれぞれ5,000個と100個作られているそうだ。彼の作品は写真の方が好きだな~

長い髪の女」→
※注:この作品は展示されてないよ

2010.01.20

■束芋展 [美術館]

tabaimo
束芋 断面の世代
2009年12月11日(金)~2010年3月3日(水)横浜美術館

1月7日(日)にWANDERING PARTYの『トータル・エクリプス』を観劇する前に、メインである企画展を鑑賞。
女性現代美術家“束芋”を私は全然知らなかったのだが、周囲の者に聞くとアニオタ系には有名な方らしい。私が好きな画家・七戸優松本潮里とは違うスタイル。
黒く縁取りされた画風は浮世絵系とでも言おうか昭和の香りが漂い、上村一夫とかつげ義春とか漫画『ガロ』の世界をイメージしてはいけないでしょうかね?

美術館に足を踏み入れてすぐ違和感を覚えた、館内が薄暗いのだ。
理由はエントランス正面の壁に流れ落ちるモノクロ映像「団地層」。

エスカレーターで上り、3つに分かれた展示室。最初は広く細長いギャラリーで、朝日新聞に連載された小説『悪人』の挿絵が壁の真ん中にずらりと並んでいる。イメージは“顔が無い人”。
突き当りには映像「油断髪」、長い黒髪の間から現れる指、すだれのような黒髪から時折かい間見える情景。得体の知れない物への不安となまめかしさが混じりあう。

ギャラリー2は、平面である映像が天井、壁、床の三方向に投射された「団断」。
4畳半の2つの部屋が変化を続ける。裸の男が隣の部屋へ移動し冷蔵庫の中に消え、洗濯機の中から回転する男が現れる、と言った不思議な団地生活。和風エッシャーアニメですかね、連続しているのにつながっていない。

ギャラリー3に入ってすぐにあるのは「ちぎれちぎれ」天井と床が鏡張り、正面には半円形のドームが鏡によって、丸い円筒形となり中に横たわるは裸の男。彼の胸からバリバリ音を立てて現れる幼虫。それはやがて天井と床に浮かぶ雲の間を羽ばたく蛾となる。
奥には「BLOW」、床が泡立ち湾曲した左右の壁から生物が姿を現し、形を変える…

と言った、個性的で不思議な映像ばかりでとてもおもしろい。観劇の後に再度鑑賞したのだが、作品自体は変わらないのに、自分自身の頭の中で受け取るイメージが変化し、見る視点も変わっておもしろかった。

2010.01.19

■トータル・エクリプス [演劇]

チラシ
「束芋:断面の世代」展 関連イベント
WANDERING PARTYtotal eclipse―トータル・エクリプス―
 2010年1月17日(日)午後2時~ 横浜美術館レクチャーホール

毎朝新聞社内の会議、一人の記者が吊るし上げを喰らっていた。
社外秘の資料が何者かによって持ち出され、他誌に掲載されてしまったのだ。
その掲載された文面の記者Hの発言部分は黒く塗りつぶされていたが、1985年「豊川商事会長刺殺事件」の現場に居合わせた報道陣の物だった。彼らは犯人達を止めもせず傍観していただけ、いやむしろ煽ってさえいたかもしれない。そして、発見された豊川商事会長・ナガイカズヒコの手記が読み上げられ、彼の半生が再現される…サスペンス/ドラマ

横浜美術館で開催されている『束芋展』で演劇公演が行われるというので行って来た。京都の劇団“ワンダリング・パーティー”による、「豊田商事事件」をモチーフにしたシリアスな作品、トータル・エクリプス=皆既食

ステージ舞台の上には赤い扉、パイプ椅子が並べられ、床には一面の紙クズ、異様なのは天井から吊り下げられたクレーン。
開幕時間となり、ぞろぞろと黒尽くめのスーツ姿の者達が登場するが、一人だけ白いYシャツ姿の男が混じっていた。その男・記者平井がクレーンに吊り下げられ、紛失した社内資料の犯人探しが始まる。
しかし、ナガイの手記が発見された途端、今までの役柄がめまぐるしく変わる。この役者はこの役と決まっていず、ナガイを男が演じたり女が演じたり、過去と現在と、新聞社員とナガイの関係者とが入れ替わり立ちかわり、めまぐるしく進行してゆく。
分かりやすいストレート・プレイではなく、風変わりな演出なのだ。ストーリーを追おうとすると頭が混乱するので、彼らの迫力ある演技に圧倒されながら、目の前に展開する光景を自分なりに解釈。
人が一人亡くなっているという事もあって、デリケートな面がある。勧善懲悪というものさしで測る事ができない人の心の闇を表現する芝居なのだから、こういう個性的な演出で良かったと思う。

特に印象に残ったのは、ナガイにモーションをかける女。
男女が同時にしゃべる異様さや単調に語る微妙な違和感、女が男を演ずる非日常や紙に覆われた床を歩く不安定さ、不自然な拍手…こういう感覚が異常な事件を語るにはふさわしい。

公演の後、学芸員司会による、現代美術家・束芋、演出家・あごうさとし、出演者達によるポスト・トークがあった。
会場入り口では『輪郭線』と言うタイトルの2分半程の白黒線描映像がエンドレス上映されていた。

平和の象徴である白い鳩が窓ガラスを突き破って室内に入り込み、もぞもぞと蠢く布団をついばみ血が流れ落ちる。それを窓の外から眺める虫達

チラシ バッグ ←特典のバッグ

2010.01.17

■ウォーリー [映画]

WALL・E
WALL・E/ウォーリー』(2008)アメリカ

荒廃した地球でたった一人(一台)働き続けるロボット・ウォーリー、700年もの間に感情が芽生え、お気に入りの物を集め、古い映画を観るのが楽しみだった。
ある日空からロケットがやって来て、一台の白く美しいロボットを置いていった。名前はイヴ、ある使命を帯びていた。
二人(二台)は仲良くなり、ウォーリーはイヴと手をつなぐ事を夢見ていたが、お気に入りの物を見せた途端イヴは動かなくなり、ロケットが回収にしにやって来た…SF/ファンタジー

久々のアニメ。
映画はリアリティがある方が好きなのであまりアニメは見ないが、予告を見てストーリーの成り行きが気になっていたからWOWOWの録画を鑑賞。
ロボット同士の交流なので言葉があまりなく、字幕をずっと注視し続けなくても良いので、夕飯を食べながらのんびり見た。

アニメと言いながらもCGのリアルさ、“E.T.”のような“ウォーリー”の愛らしさに、つい感情移入。
赤い光を追い、轟音と共に現れたロケットにつぶされてしまわないかと心配してしまった私…猫と同様に感じていたらしい。
ハラハラするシーンがあると自分を落ち着かせる為、「ディズニーなんだから、ハッピーエンドに決まっている」と何度も心の中で唱えてしまった。

CMでしか知らなかったので、“ウォーリー”は孤独かと思っていたらそうでも無い、ゴキブリのような愛らしい相棒も居た。しかし、宇宙へ飛び出すのまでは知っていたので、地球に相棒を残すのか?! と言う事は…と先読み。
しかし、宇宙へ行った後の未来の姿までは予想外。
20年も前に読んだSF小説を思い出した…地球が滅び、地下に潜った者達は根から出る甘い樹液を飲んで過ごしていたが、嫌なヤツがスライムのように異様な姿になってしまったという話。
う~む、私も未来の姿に近づいてきている(汗)…本末転倒。

先が気になって結局最後の方は真剣に見てしまい、見過ごした部分を再生して確認するほど。子供だけではなく、大人も楽しめるハートウォーミングな、そして今流行りのエコがテーマのアニメだった。
エンディングの曲を聴いて、Phil Collins(?)それにしては曲調が違うと思っていたら、Peter Gabriel

2010.01.12

■レッド・デッド・ライン [小説]

Red dead line
吉来 駿作/著『レッド・デッド・ライン』(2009)幻冬舎

沢村修平は大学3年生、同級生の林美鈴は気の合う友人だ。彼女は言う「赤い糸って、信じる?」
彼女には不治の病を抱えた恋人・高田真一がいて、彼を救うために協力して欲しいと頼まれた。
「香港に、どんな病気でも治す人がいるの。四人の人間が必要なんだって」
どこかで聞いた話だ。
僕が中学二年の冬、大好きだった美しい叔母が話していた。その後、病に犯された叔母の手首には赤黒い糸が結ばれていた…ホラー/サスペンス/ドラマ

晴薫さんに教えてもらった『キタイ』(文庫本タイトル『ラスト・セメタリー』)がすごーく面白かった。
古書店をブラブラしていたら“吉来駿作”の文字が目に入り、「えっ! 2作目が出ていたの?」
全然知らなかったので、喜んで家に連れて帰って来た。
読みたい気持ちをグッとこらえ…そんな訳が無い。読みはじめてすぐに後悔…眠れないじゃない…結局徹夜だよーヽ(´Д`)ノ

前作のグロさは薄れ、主人公の修平が不思議ちゃん。
ほんわか陽だまりの中で二人丸くなって戯れる、時間よ止まれ、すべてが夢だけど、離れた二人の耳には渡良瀬川のせせらぎがいつまでも囁いている…というようなファンタジーな世界。

どうして、世界が楽しいのか。どうして、僕は、ここに生まれたのか。どうして、ここにいるのか。
君が、ここにいるからだ。(P223)

く~、クサいセリフ┐(´-`)┌私の趣味嗜好には出現し難い言葉。
でも、こういう部分も新鮮で、修平と美鈴の運命やいかに!? という風なラブ・サスペンスでもある。
あからさまな伏線が張ってあるのに、修平のニブさにイライラ(`Д´)
高田達の嫌がらせに対し、反論もせずに黙っているなんて(゚Д゚)
だいたい知っているくせにノコノコ姿をあらわし、忠告も無い(lll ̄ロ ̄)
しかし、修平の不器用さ、純粋さ、誠実さに何もかも許してしまう。

君を助けたかった
一人で行かせるわけにはいかなかった(P145)

一応私も女なので、こんなセリフに弱い。そして怒涛のシーン。

全ての音が聞えなくなった~(P243)

ここからもう先が想像できるので、休まないと息苦しくて仕方が無い。
白んだ空を眺めながら、コーヒーを一杯。気持ちを落ち着けて読書を再開したが、つい涙が…
まっそんな美しい青春ホラー、著者は50代。

2010.01.11

■洲崎パラダイス 赤信号 [映画]

Image2052
洲崎パラダイス 赤信号』(1956)日本
 監督:川島雄三 原作:芝木好子
 出演:新珠三千代 三橋達也 轟夕起子 芦川いづみ

橋の上で途方に暮れる義治と蔦枝、所持金が底をつき、その夜の宿のあてもなかった。
洲崎の橋のたもとにある一杯飲み屋「千鳥」にたどり着いた二人は、店のおかみに世話になる。蔦枝は女中、義治はそばやの店員とそれぞれの道を歩みはじめるが…ドラマ

昭和33年(1958)4月に施行された売春防止法により閉鎖されてしまった、江東区深川・洲崎の遊郭の周辺で暮らす者達の人間模様。

義治はうだつがあがらず、別れを切り出すと「死んじまう!」と叫ぶダメ男。彼に愛想をつかして、神田の電気店主・落合について行ってしまう蔦枝。
「千鳥」のおかみ自身も10年前に亭主が蒸発し、ボート屋も営みながら女手一つで二人の男の子を育てていた。そこへフラリと戻って来た情け無い亭主に浮かれるお徳。
埋め立て(当時は塩浜まで)の土を運ぶ青年は洲崎にやって来たばかりの女の子の貞淑を守ろうと必死に貢ぎ、仕事先を探してあげていたが…

洲崎大門susaki paradice洲崎パラダイス」の橋の内と外、これは外側に暮らす庶民の交流がイキイキと描かれている。
主演の新珠三千代は涼しげな瞳で憂いを持ちながらも、しどけなく甘えるしぐさが愛らしい。
三橋達也は目の周辺がデビューした頃の郷ひろみを思わせたが、玉子の協力を得て自立し始めた時の風貌が違っていた。
女の子が清純派でみんな可愛く、登場人物の心変わりにはあきれるが、深刻な出来事があっても、全体的にお気楽な雰囲気が笑える肩肘張らない映画で面白かった。
満席の会場は年配者中心でほとんどが地元の方なのだろう、知っている場所にどよめき、懐かしさにささやき合い、終始笑い合うといった和やかな空気、同様に地域主催の『死の交差点』とは違った雰囲気だった。

オープニングで洲崎の橋の内側、赤線地帯「洲崎パラダイス」が映し出されるが、“遊郭”という言葉から格子の中から男性の着物を引っ張る女郎の姿をイメージしていたけれどちょっと違う(『インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~』の影響強し)。オランダの飾り窓の女とも違う。NYの夜の街とも大久保のホテル街とも違う。
TVドラマで見た事があるような、古い銀座や新宿のキャバレーの喧騒や戦後米軍にしなだれかかる娼婦達のような騒々しさが感じられ、売られて来た娘達というような悲惨なイメージは全然無い。

先日観たばかりのドキュメンタリー「街伝説:秋葉原」の補足にもなる、当時の秋葉原の風景が興味深い。
でも、一番驚いたのは華やかな洲崎、芝居小屋もあるほど当時はあんなに栄えていたのかと感心、往時を偲ばせる映画を見れて良かった。
今度は洲崎の内側を描いた『夜の女たち』も鑑賞してみたい。

Image2054昨日、『江東シネマフェスティバル』に行って来た。江東区にちなんだモノクロ映画を一気に上映する4日間。
会場の古石場文化センターではスチール写真の展示のみならず、パンフレット類の販売も行っていた。
行ってから知ったのだが、歴史ある町並みをまわるツアーもあったらしい…参加できなくて残念、来年に期待。

2010.01.06

■告白 [小説]

Image2050
湊 かなえ/著『告白』(2008)双葉社

中学1年の終業式後の、担任教師・森口悠子は辞職の理由をB組の生徒達に話し始める。
シングルマザーである彼女の一人娘が学校のプールで遺体となって浮かんだ。「愛美は事故で死んだのではなく、このクラスの生徒に殺されたからです。」…サスペンス

同僚と話をしていたら、「この本が面白かった」と言う。何かな? と見せてもらったら『告白』。
以前、テレビで紹介されていて、気になっていた小説だったので借りて来た。
読みたい本はたくさんあるれど嗜好が偏りがちなので、たまに他人の薦める本を読むようにしている。

噂通り、面白い!

すらすら読めてしまうのだ。
一日目は電車で移動中に<第一章 聖職者>を読んだ。
映画『マーターズ』のように、冒頭で早々と完結を迎えてしまうのか?! と思うような展開。
女性教師・森口の語り口が柔らかなので、それほどハラハラするようなスリルではなく、ジワジワと染み渡る恐怖。
彼女の思いやりが伝わるし、後悔の念も伝わってくる。彼女に同情しつつ読み進めて行くと、う~むこう来たか…そして、彼女の行為が理解できる。

「番町皿屋敷」や「四谷怪談」などは殺された女が化けて出て、無念を晴らす。森口は死んだ娘に代わり、無念を晴らす。
本来なら仇討ち=私刑と言うべきなのだろうが、彼女の嘆きを考えると、どうしてもドロドロとした“怨念”を感じて仕方が無い。

「第一章~」でいったん“告白”が完結するのだが、ため息の出るような内容で、考えさせられてしまい、ちょっとお休み。
次の日になってからまた電車内で<第二章 殉職者>を読み始めた。

何と! 告白者が違う。

戸惑いながらページをめくると、う~むそうなのかぁ。と、その後が明らかにされてゆく。
また<第三章 慈愛者>で別な告白者が別な手法で登場するという、リレー形式のサスペンス
そして、それぞれの立場での告白がなされ、前者による解釈も当事者にかかると新事実へと変化してゆく。
伏線がいたるところに張り巡らされ、心の闇が明らかにされるにつれて、先が気になって仕方が無く、読むことを止める事ができなくなってしまった。
新年会後の酒が抜けていないにも関わらず、この本の刺激により頭は冴えわたり、そして迎えた夜明け…仕事初めだというのに。
正月早々、いい本に巡り合えたのは喜ばしいが、今後も不規則な生活を暗示させる。

誉めてばかりだと嘘臭くなってしまうので、難を言えば13歳に手紙のような文章力は無いと思うし、このレベルの発明ができないとは言わないけれど、不憫な境遇という理由付けがなされているとは言え、こういう考えや行動はしないと思う。いわゆる中二病を扱った小説かな? 
設定は『青の炎』のように高校生くらいの方がリアリティを感じられたのではないだろうか。
小学校出たてはまだまだウンコチンコギャグに反応するアフォー。確かに孤独とか死とか暗黒部分を考え始める年代だけど、まだまだ浅い。

2010.01.04

■日々狂々、怪談日和。 [小説 平山編]

Image2049
平山夢明/著『「超」怖ドキミオン 日々狂々、怪談日和。』(2005)竹書房文庫

母の実家は鳥獣の商社を営んでいた。月に一、二度検疫で留め置かれた動物達に餌を与える為、羽田空港の倉庫へ行く。
長旅の間、ストレスのたまった仲間に踏まれ押しつぶされて弱ってしまった動物を母は家へ連れ帰っていた「6月27日(金)はんぺん猿」…エッセー

ウェブで公開していた日記をまとめたドキミオン=随筆。
ネットは禁止用語も書き放題なので、出版するにあたってかなり修正をほどこしたそうだが、元の日記を探したけれど見つからなかった、残念。

一部には夢オチもあるが、よくもこんなに変わった事象に遭遇するもんだと感心してしまうほど、奇妙な出来事が書いてある。
風変わりな日常なのだ…真実かどうかは分からない。
平山氏自身、他とは違って治安の悪い地域で生まれ育ったそうで、知らない大人に突然殴られたり、ご自身も微妙にイタい子供だったようだ。
一般人とは違うからこそ、おかしな人に出遭っても冷静に対応し、観察して文章化できる作家となり得たのであろう。

「6月23日(月)雨」や「9月6日(土)代走」、「11月15日(土)ふんふんピヨピヨ」、「12月11日(木)真ん中娘」、「4月14日(水)ひとりでぽつんと掘ってみた」、「6月27日(日)老婆の愛犬」などは切ない。
「7月14日(月)小咄を道端で売ること。」は小気味良くて好きだ。
「9月10日(水)髪を焼く人」火事場のバカ力みたいな感じかな、こういう境遇の人は身に付けておくと良い能力かもしれない。

日常を書いているので、東京に住んでいる私も同じような体験をしている事柄がいくつかあるが、プーちゃんみたいな人には話しかけない。
私も台風も嵐も子供の頃から好きであるが母に止められていたので、いまだに外に出る程の行動力がない。
ウィスキーの水割りとポテトチップのコンソメパンチを一緒に口にしてみようとは思う。

2010.01.03

■コミケ [イベント]

西ホール 企業ブース
コスプレ広場 痛車
コミックマーケット77
 2009年12月29日(火)~12月31日(木)東京ビッグサイト

去年の年末、30日(水)の昼過ぎにコミケへ行って来た。
どこにこんなに人が居たんだ?! どこからこんなに人が湧いて来たんだ?! と思うくらい若者で溢れかえる3日間で延べ51万人が来場したオタクの祭典。

それにしても、ジャンルは違えどメジャーでは無い物を好む人達がこんなにたくさんいるのを確認でき、年末のドーム10万人とは交わえない私は嬉しく思った。

自分達の努力の結果である同人誌を購入してもらえたという事は、他人に認めてもらえたという充実感に満たされるだろうし、同じ趣味嗜好を分かち合えたという連帯感も生まれたであろう。そして何よりも、完売した時の達成感はゲームをクリアした時の気分にも匹敵する(←勝手な想像で書いてるだけ)。
そして、エッチなのが多くて目のやり場に困る。

あ~私も才能があったら儲けられるのに…なんて浅はかな事を考えたりして(笑)
購入したのは、廃墟写真『SILENT×RUINS』。
沖縄の友達はコミケを知らなかったが、コスプレはTVで見た事があるそうだ。

2010.01.02

■明けました2010

東京タワー レインボーブリッジ

明けまして おめでとうございます

今年も相変わらず、東京湾に浮かぶ船の汽笛を聞きながら新年を迎えた。
今年はディズニーランド、ディズニーシー、ageha、そして東京湾方面(若洲?)と4ヶ所から花火が打ちあがっていた。
もしかして、東京側でも打ち上がっていたのかも!? 

TVを観ていたら、東京タワーとレインボーブリッジがいつも違う色だったので写真を撮ってみた。ついでに夜景がきれいだったから下にも掲示。川向こうは都会だな~
結構遅くまで起きていたけど、眠いのを我慢できなくて、部分月蝕も初日の出も見ずに寝てしまった。

夜景


« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »