■サブウェイ・パニック [映画]
『サブウェイ・パニック / The Taking of Pelham One Two Three』
(1974)アメリカ
監督:ジョセフ・サージェント 原作:ジョン・ゴーディ
出演:ウォルター・マッソー ロバート・ショウ
世界最大のニューヨーク地下鉄、ぺラム123号を4人組に乗っ取り、乗客17人と車掌を人質に1時間以内に100万ドルを用意するよう要求した。
金を払うべきか思案する市長、運行の妨げになると憤る地下鉄職員、犯人との交渉にあたった地下鉄公安局警部補ガーバーは金の到着まで何とか時間を稼ぎ、犯人を追い求める…サスペンス
ジョン・ゴーディ原作の『サブウェイ・パニック』の初映画化、『サブウェイ123 激突』のリメイク元も観てみた。
35年も前の作品と比較する事はできないが、緩慢な印象で緊張感があまり伝わって来ない。主演のガーバーがウォルター・マッソーという中堅どころで信用できるボスのイメージはあるが、朴訥でシャープさが感じられない。それは、犯人のMr.Blue(ライダー)の非情さと対比させる為に必要なキャスティングだったのかも。
言ってみれば70年代に真面目に作られた、安心して観る事ができるタイプの佳作なクライム・サスペンスである(当時はパニック扱いだったみたいだが)。
この映画を観てつくづく思ったのだが、本当に音楽は映画を盛り上げる為に必要な小道具なのだなぁと。お金のシーンでしか音楽が流れず、緊張感が必要なのはそこだけなのか?!
笑ってしまうシーンもあった(苦笑では無く、息抜き)。
日本人達が英語で喋るシーン、市長が金を払うかどうか悩んでいる時の助言は何かな~と思っていたら、脱力。それと、最後まで寝ていたアル中女ね。
息詰まるシーンは乗車していた警官をライダーが突き止めるシーン。
電車内に取り残された乗客達の未来。そして、最後にたどり着いた部屋。
実は後で気づいた。私はこの映画をずっと以前に観ていて、ところどころ記憶に残っていたのだ。
特に最後のシーンをずっと待っていた。一度観たら記憶に残るであろう、あの表情である。
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