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2009.09.05

■幽霊画 [美術展]

パンフレット パンフレット 全生寺
円朝コレクション幽霊画展
 2009年8月1日(土)~8月31日(月)午前10時~午後5時 全生庵

ずっと見たいと思っていた『幽霊画展』、毎年8月しか公開していないので、今回見逃すとまた来年まで見る事ができない。ギリギリになってようやく見に行く事ができた。

地下鉄千代田線千駄木駅を出ると、お寺が立ち並ぶ歴史を感じさせる谷中の町並みにあるお寺「全生庵」。
拝観料500円を払って本堂の隣の薄暗い小部屋に入ると、淡い光に照らされた掛け軸の数々、それらは異様な雰囲気を漂わせていた。
怖くは無い…だって幽霊なんて存在しないから。幽霊は心の中に棲む物、その醜い心の中を覗いてしまったような気持ちに陥れるかのような、恐ろしい形相が不気味。
三遊亭円朝の個人コレクションだった物を寄贈されたそうだが、このような絵が家に飾ってあったとしたらとても居心地が悪い(国立能楽堂の能面よりはマシ)。

そんな中でも私の好みは、
月岡芳年「宿場女郎図」
 幽霊ではなく病気でやせ衰えたの遊女が振り向いている姿で、着物のひだが細やかで優美に描かれている。
渡辺省亭「幽女図」
 火鉢の煙にかすむはかなげな女、想像力をかきたてる。
鰭崎英明蚊帳の前の幽霊
 蚊帳の奥に佇む行燈の灯りに照らされた美しい女。

円山応挙幽霊図」のふっくら丸顔の女性に代表される幽霊画は、ほとんどが女性で、虐げられこの世に無念を残しているからこそ、化けて出るのかなと思った(それとも描く側の趣味? または集める側?)。
説明によると、足が無いのは幽霊で、足があるのは幽霊では無いがそのような雰囲気を持つ美人画との事。そして、日本画はのっぺりした画風だが、陰影を描いているのは洋画の影響を受けているそうだ。

印象的だったのは、
鈴木誠一「雪女図」 赤い南天が目をひく。
伊藤晴雨怪談乳房榎図」迫力がある。
川端玉章「幽霊図」劇画のようだ。

残念だったのは、2,000円で売られていた画集に掲載されていた「柳の下の幽霊」が見たかったな、と…でも、画集も買って家に置いておく気にはなれない、日本人のウィークポイントど真ん中のような絵画の数々だった。来年も行くぞ~(←こりない^^;)

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コメント

あたしも見に行った事がありました。
男の幽霊の絵があって、それが死んだじいちゃんに似ているって思ったった。
あれだけそろっていると、迫力がありますね。また行きたいです。

気味が悪いよね、幽霊がいないって分かっていても一人で墓場を歩くのは嫌なのと同じ感覚で、単なる絵なのに、居心地が悪かった~ とは言え、30分以上観てたけど。
来年一緒に行きましょう♪ 
2階建ての家並みが続き、坂がある都心の谷中・根津辺りをすっかり気に入ってしまい、たまにウロウロしてます。

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