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2009.03.27

■井戸端婢子 [小説 平山編]

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平山夢明/著『大江戸怪談草紙 井戸端婢子』(2007)竹書房文庫

水炊き屋を営む両親の元に生まれた二人の幼い兄弟は、行き倒れになった老人を救ったお礼に「心魚」をもらった。それは、“本当の心の姿が見える”不思議な力を持っていた。
ある日、店を訪れた男に不穏な影を感じ、真実の姿を覗いたら…ホラー

平山氏による時代物の短編怪談集。
それほど怖くはなく、むしろ“狸に化かされる”とか“狐につままれる”とか微笑ましく感じる話が多いので、ホラーが苦手な方でも、オチのある情緒ある昔話として楽しめると思う。「盥猫」「汁粉」「狸の駄賃」なんかほのぼのして良いんじゃないかな。

そんな中でも、鬼畜好きの私の印象に残ったのが「心魚」「髪賽銭」「人独楽」。結局、妖怪や幽霊より人間の方が恐ろしい、というありきたりな結論に達してしまうのだが、魑魅魍魎なんて物は元々存在しない人間の想像の産物なのだから、実在する物の方が怖くて当たり前だ。
そして常々考えてしまうのが「幽霊」という物。特に上記の話などを読んでいると、“恨みつらみ”を何とかし返してやろうとして考え出された存在が「幽霊」なのではないかと思っている。
♪そうだったら いいのにな~
恨む相手に対して、直接手をくだせない小心者が「幽霊」という架空の存在によって、頭の中で復讐を果たす。なんつー、ヘタレ。
いや、悲惨な状況に対するせめてもの“救い”を求め、“情け”をかける心が人情と言うものかも。
まぁ、“夜爪切ってはいけない”みたいな、戒めとしての「幽霊」や「妖怪」話もあるけどね。

それにしても、平山氏はよくもこんなにたくさんコネタが思いつくものだと感心する。
言わばアイディアマン、もしもイベントプランナーだったらアキの来ない多彩な演出をするだろうし、町の発明家のように大量に創造するのではないかと思う。平山氏の将来の姿は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクみたいな感じかな?! いや、もっとマッドになって欲しいー ファンの願い(祈)

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