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2008.11.06

■ミサイルマン [小説 平山編]

Missile Man
平山夢明/著『ミサイルマン―平山夢明短編集』(2007)光文社

スポーツ新聞に載っていた“心霊写真”に見覚えのある顔が写っていた。それはツヨシとシゲが殺した女だった。
撮影現場近くに埋めた女の遺体を確認しに行くと、呪いがかかってしまった「ミサイルマン」…ホラー

短編集全7編、表紙はポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキー。異様な内容の中身を予感させる装丁となっている。

ドキドキしながら、読み始めたが『独白するユニバーサル横メルカトル』よりもパワーが落ちたかな? と思うような滑り出し。
テロルの創世」はSFの題材にありがちな設定、横文字が多いのと説明が足りなくて、何かごまかされたような気分に陥る。
その後に続く話も吸血鬼や狼男といった既存のイメージが感じられて、どこか物足りない…

それらを覆し、“あぁやっぱり平山夢明だ”と再認識できたのが「枷(コード)」。邪悪な行為でありながら、語り口が淡々としている為、おぞましい描写も何となくさらっと読み進めてしまう。頭の中でイメージを描きたくは無いのだが、迷走や混乱が感じられない為、わりとクリーンな風景。例え、グロイ物でも。
或る彼岸の接近」はオカルトっぽく、オチがあるのも好感。それは想像できる範囲。
表題作「ミサイルマン」は犯罪をゲームのように行う男達が不快だったが、オカルト的展開になってから、異様な雰囲気が漂い面白くなった。シゲの意外な過去もいい、High-Lowsの「ミサイルマン」を聴いてみたいと思える。

彼の小説は疲れる。短編だから休みながら読めるのでまだマシなのだが、一編、一編が重い内容で、どうしてこんな異常な事が考え付くのか、とても怖い。気味が悪い話ばかりなのだが、私を捉えて離さない何とも言えない魅力がある。

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