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2008.11.27

■高階良子 4 [レトロ漫画]

パンドラの秘密
高階 良子/著『パンドラの秘密』(1980)PRINCESS COMICS 秋田書店

パンドラの箱
マジシャン・葵昌吾の助手・由貴が持つボックスパズルの中には彼女の思い出が入っている。それは彼女の“パンドラの箱”、開けると後悔する事になると昌吾が言う…サスペンス
ネアク婦人
竜神氏の遺産
友人と信州S湖畔へ旅行に来た冴子、竜神家の後継者であると告げられるが夢であった。しかし自宅へ戻る途中、何者かに命を狙われる…サスペンス
ふしぎな国の黒兎

作者が違うというだけで、人気に雲泥の差がある同タイトル。
片や絶版で皆が探し回っている美内すずえの『パンドラの秘密』。70年代の少女達に強い印象を残し、記憶に深い刻みを付けた。
そして今でも流通し、入手が容易な高階良子の『パンドラの箱』。
何故、同じタイトルを付けてしまったんだろうか(~_~;)
高階良子は好みの漫画家ではあるが、私が読んでいたのは講談社「月刊なかよし」。それ以前の若木書房は知らないし、それ以降の秋田書店「プリンセス」「ボニータ」に掲載されていた事も知らなかった。かなり漫画家歴が長い方だったのね。

う~ん、表題作「パンドラの秘密」は主人公の由貴に同情できないし、昌吾に共感もできない。ストーリーの先が読めてありきたり、こういう終わり方じゃない方が怖くて良かったのに、残念。
むしろ「竜神氏の遺産」の方が私好みの怪奇幻想、おどろおどろしい土着信仰、ねたみと欲望の果てにと言った感があって面白い。

2008.11.26

■美内すずえ2 [レトロ漫画]

パンドラの秘密
美内 すずえ/著『パンドラの秘密』(1973)マーガレットコミックス 集英社

パンドラの秘密」(1972)別冊マーガレット 9~10月号
ニューヨーク郊外に住む15歳の少女エイメ・リーンは地中海に浮かぶパンドラ島で今の親に拾われた。幼い頃は物心がつく前から家に閉じこもる生活で、首に巻いた包帯の下の物を見られたら破滅だと本当の母に言われていた。再び生まれ故郷に戻り、彼女が見た物は…

ひばり鳴く朝」(1971)別冊マーガレット 6月号
エリ10歳、幼い時にリード博士の研究所に連れてこられた。それ以来白く厚い壁と防音装置が施された部屋に閉じ込められ、以来一度も外部との接触を持った事が無い少女。彼女が唯一記憶していた物は…

たなばた」(1968)別冊マーガレット 7月号
純子はおばさんの家にもらわれて来た少年・新ちゃんへの恋心をつのらせるが、兄の心無い言動に傷つき…(美内すずえ傑作選14「赤い女神」白泉社文庫収録)

これもまた絶版で高値取引されており、到底手に入らないので「国際子ども図書館」で読んできた。
う~ん、懐かしい。シャリーン、シャリーン、あっ! ページを開いた途端驚いたのは私だけではなく、全国の当時少女だった人々も同様であろう。
「ひばり鳴く朝」も思い出したよ。当時は何となく読んでいたけれど、今考えるとかなり問題のある話。こんなラストだったとは…
やっぱ何だかんだ言いながらも美内すずえって良いストーリーテラーで好きだわ。結局<白泉社文庫>を買い揃えてしまった、大人買いだね。

2008.11.25

■にくしみ AkeBono-Comics [レトロ漫画]

にくしみ
好美 のぼる/著『にくしみ』(1970)曙出版

にくしみ」(1969年2月25日号)週刊少女フレンド No.09
丸角デパート社長令嬢・谷村ルリはみにくい姿に生まれて来た事を恨み、替え玉の幸子を私立中学ときわ学園に通わせ、きれいな子ににいやがらせをさせる。

にせ天才少女」(1969年7月22日号)週刊少女フレンド No.30 
女流彫刻家・渋谷香織は万国博覧会の日本館に飾るレリーフ“ひめゆりの悲劇”の制作に悩んでいた。弟子の坂上みえ子にそそのかされ少女達をさらい、石膏を流し込む。

妖怪病院」(1969年5月13日号)週刊少女フレンド No.20
猿に腕をかまれたふみ子は猿山研究所猿山病院に入院した。怖ろしい事にその病院の院長と看護婦は夜になると妖怪へと変化し、実験用猿達の恨みを入院患者に向ける。

先日の<UA!ライブラリー>『にくしみ』の元本。
既に絶版で高値取引されており、到底手に入らないので「国際子ども図書館」で読んできた、もちろん「妖怪病院」目当て。
子供の頃はてっきり精神病院に閉じ込められた可哀そうな少女がいじめられる話と思っていたけど、幼い自分が想像できる範囲内で理解した結果、誤解したまま記憶していたという事が分かった。
子ども会で廃品回収をしていたので、古い少女雑誌が出ると家に持ち帰っていた。その中の一冊で、連載の一部しか読んでいなかったから、どうやって終わったのか分かってスッキリ~ 何十年ぶりだ?

また読みたいが誰の何という漫画か分からないのがあと一つ…

2008.11.24

■手打ちうどん講習会 [料理]

うどん近所の方が『手打ちうどん講習会』を開いた。
うどん大好き、普段市販の乾めんや冷凍うどんしか食べてないので、ぜひ習得したいと喜んで参加した。

<材 料>
中力粉(うどん用小麦粉) 500g/塩 大さじ1/とき卵  1/2個/水(冬はぬるま湯) 200CC/打ち粉(薄力粉) 少々

<作り方>
①割りほぐした卵を同量の水でといておく。
②ボウルに粉、塩、①、水を2~3回に分けて入れて、耳たぶくらいの柔らかさになるまでこねる。水の量は様子を見ながら少なくしたり多くして良い。
③丸くお供えのようにまとめてビニール袋に入れて30分ねかす。
④床に段ボールを敷き、ビニール袋の上から約5分ほど足で踏む、30分ねかす。
⑤台に打ち粉をして麺棒で平たくのばす。
⑥約3mmの厚さになったら、くっつきやすいので打ち粉をしてびょうぶたたみにし、端から3mm幅に切っていく。
⑦たっぷりのお湯がわいた鍋でゆで、表面に浮き上がり好みの硬さになったら出来上がり。

中力粉を扱うのは初めて、ちょっと塩味があるうどんで、コシがあっておいしい、やはり市販の麺とは違う。
ねかしがあるから時間がかかるけど作業自体は簡単、明日挑戦しよっと。

2008.11.23

■自衛隊音楽まつり [イベント]

自衛隊音楽まつり ←文字がキラキラ光って凝った入場券
平成20年度 自衛隊音楽まつり
 2008年11月21日(金)~22日(土) 第4回公演/18:00~
 日本武道館

頼まれてチケットが欲しい人を探したのだが、なかなか希望通りにならず、結局私が行く事になってしまった…(-_-)

ライブと違って定刻通りに会場の明かりが落ちた。
薄暗いアリーナから演奏が鳴り響き、タクトの先のライトが動く(ここら辺は暗い中、座席を探していたので記憶があやふや)。
その後、会場全体が明るくなりアナウンス、「国旗入場、全員起立」。
え~ たかが赤く染めた布の為に立たなきゃならないの? と戸惑ってしまったが思い直し、日本人としての誇りを持ち日の丸に敬意を払うのは国民として当たり前の事なのかもしれない。戦後教育で曖昧になってしまった愛国心。
そして「君が代」斉唱、とても好きなメロディーである。イギリス人が作った曲だと思っていたけど、Wikipediaで宮中音楽(雅楽)に作り直したと書いてあった。

NHKの「高校野球」のテーマ曲のような音楽が鳴り響き、う~ん(+_+)
しか~し、歌い、踊り、演奏しながら足並み揃え円陣を描くマーチング・バンド。これはスゴイ!

てっきり陸・海・空、そして各地方の音楽隊による年に一度の発表会だと思っていて、イメージは“整然とした鼓笛隊”だったのだが、さにあらず。こんなにバラエティに富み、観客を楽しませるように演出されたステージショーだとは思ってもみなかった。
さながら、オリンピック開会式オープニングセレモニー縮小版と言った雰囲気。マスゲームがTVの中の外国でしか見る事ができなくなってしまった昨今において、キッチリ揃った動作はかなり新鮮。

老若男女が聞き覚えあるポピュラーな選曲で親しみやすく、意外にもミラーボールが回転し、ピンクの照明の下のハート隊形、いかつい男達のドリルだけではなく、ミニスカートの女性隊員によるカラーガード、白いブーツの美しい足が行進する。宝塚の男役にも負けない雰囲気の女性もいた(顔は見えない)。
在日米軍のくだけた演奏や防衛大の生徒達による迫力ある空砲など多彩な趣向。
「なごり雪」でしんみりし、「レイダース」でワクワク、あの「ドレミの歌」がゴージャスに変わる。

一番素晴らしかったのは自衛太鼓”Power of Uzushio”。
200人ぐらいいたのだろうか、各地の部隊の隊員達が太鼓を抱えて集結、一斉に叩く音が会場に鳴り響き、身体に轟いて来る。耳の聞こえない方の心をも揺さぶる音楽とは、こういう物ではないだろうか。
「日本人に生まれて良かった」と思っているのなら一度は観て欲しい、精悍かつ華麗なイベントだった。

2008.11.22

■8otto [Live]

オットー
8otto “TOUR 2008”』
 2008年11月22日(金)PM7:30~ LIQUIDROOM

仕事で遅くなってしまって途中から観るハメになってしまい、後ろのバーカウンター前から人の間を覗いた状態(ToT)
ドラムのアフロ・マエノソノマサキがボーカルなので、彼を中心に丸く配置するのかと思っていたら、横一列に並んだ4人。ドラムセットはかなりシンプル。その代わりという訳ではないだろうが、キャイ~ン天野似のTORAのベースがかなり鳴り響いて、ベース音がしっかりしたバンドは大好きである。
このような感じ

パッと見たイメージはブルースバンドなのだが、持っている小物がレゲエっぽく、踊りはソウルフル。でも、出している音が意外にも80年代ニューウェイヴ風、そこが私が惹かれるところなのだろう。マエノソノが着ていたTシャツはギャング・オブ・フォー、何がニューウェイヴを感じさせるのか考えるとギター音。「HYPER,HYPER,HYPER」はNew Orderを彷彿。いずれにしても個性的な4人、それぞれにファンがついているのであろう。

レコーディングに参加したKATがゲスト出演してコーラス。
ステージ前はコアなファンが何重かの列を作り、曲によってパターンがあるようで同じ動作をしていた。そして、それに応えてマエノソノがフロアに下りてダイブ。
ライヴ最後の曲の演奏が混沌として、こういう感じが好きだ。
いったん控えにさがってからアンコール2曲、マエノソノが足をつって「イテテ」、なごやかな雰囲気で終了。
アップテンポな曲が続き、ずっと飛ばしているという感じの熱いライブ、観客を楽しませようと、ノセようとする前向きな態度が好感なバンド。

入り口の花に“ジョージ・ウィリアムス”の名前が?!
残念だったのは遅れて行った為、自分自身がノリ切れず後方で突っ立ったままの傍観者であった事と、「Bomb」が聴けなかった事。でも「REAL COKE'S FRIEND」が聴けて良かった~

2008.11.20

■にくしみ [レトロ漫画]

にくしみ
好美 のぼる/著『にくしみ』UA!ライブラリー14(2004)
東京文化研究所

私立中学校ときわ学園に転校して来た社長令嬢・谷村ルリ。
ルリがやって来てから、怖ろしい事件が発生する。実は彼女は身代わりで、本物のルリは醜く、心の中は美しい人々へのにくしみに満ちていた…ホラー

ソルボンヌK子編集による<UA!ライブラリー>復刻シリーズVol.14。
昭和40年前後の貸本マンガの中から変なマンガを同人誌にしたシリーズで、どれもこれも興味深い。
『うわっその子きれい殺す』『わたしは貧しいニコヨンの。』、タイトルだけでとても惹かれる15冊。全部集めたいのだが、かなり薄い本が600円という値段に躊躇し、正直言って値段に見合うだけの価値ある内容とは思い難い。あくまで好奇心を満たすだけで、実際に読んだらガッカリするかもしれない。でも、やっぱり読みた~い。

まんだらけで売っていたので、とりあえず一冊購入。
好美のぼるの絵は好みではないがとても懐かしい。『週刊少女フレンド』(1969)に掲載された漫画で、私は初めて読んだ。結構新鮮な気持ちで読める斬新なストーリー(笑)、ラストはどうなるんだろうとハラハラさせられた。

醜く生まれた少女を爬虫類のように表現し、あれやこれや嫌がらせをさせる悪趣味な漫画。物につられてルリの言いなりになる少女達も情けない。
醜く人を妬むと言えば楳図かずおの『赤んぼう少女』。でも、タマミとは違ってルリは可愛げが無く、徹底的に“悪”の存在。ここまでやったら最後はどうやって終わらせるのかと思っていたら、一筋縄ではいかないよ~
いい味出してる好美のぼるのいかがわしいホラー少女漫画。

でも、ツッコミはいらないと思う…

2008.11.19

■アロマ教室3 [アロマ]

oil久しぶりにアロマ教室に行って来た。
今回は“ハンドマッサージ・オイル
ホホバオイル30mlにエッセンシャルオイル6滴を入れて振る。

【リラックス】
ラベンダー4滴、スイートマジョラム1滴、イランイラン1滴 草っぽいさわやかな香り
【集中力】
ローズマリー2滴、ひのき3滴、レモン1滴 スキッとした香り

オイルを使って手をマッサージ、終了後はそのまま寝るのがベターだが、ティッシュで抑えるようにして拭き取る。手にはツボが集中しているので、優しくもみほぐす。
と、ここで疑問。
「手のこのツボは内臓疾患に効果があります」と言っていたけど、怪我をして手を失った方は内臓が弱いのだろうか? う~ん(@_@) やせるツボで痩せたという話を聞いた事が無い。
マッサージをする→血行がよくなる→気持ちがいい←これが大事なのでは無いだろうか、例え調子が悪くてもはね返せそう。

2008.11.18

■ダイアリー・オブ・ザ・デッド [映画]

Diary of the Dead
ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(2007)アメリカ
 監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ 出演: ミシェル・モーガン

卒業制作でミイラ映画の撮影していた学生達はラジオで「死体が動き出した」というニュースを耳にした。彼らはキャンピングカーに乗り、それぞれの故郷を目指す。
ドキュメンタリー監督志望のジェイソンは世界中に真実を伝え、後世に記録を残さなければという使命感に燃え、状況の撮影を始めた。
その道中、ゾンビと化した人々をひき殺し、運転していたメアリーが自責の念にかられ自殺する…ホラー

1999年の『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に始まり、『REC/レック』 『クローバーフィールド/HAKAISHA』に続き、ロメロ監督の登場人物がハンディ・カメラで撮影する主観撮影(POV)によるゾンビ映画である。

『クローバーフィールド』が観客を酔わせるほどリアリティを持っていたが、こちらの『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』はそれほどでもなく、YouTubeだのブロガーだの何か今の流行りに乗っかった感じがする。
それでも前作『ランド・オブ・ザ・デッド』がいまいちで、今回もあまり期待していなかったせいもあり、意外な臨場感と多少の感情移入で楽しめた。
ジェイソンの恋人デブラがナレーションを行い(『ターミネーター2』サラによる解説のイメージ)、全体に漂う救いの無い悲しみや表現が哲学的であったりするところが、『クローバーフィールド』とは違うシリアスな雰囲気をかもし出している。特に教授の厭世的な態度でありながらも、ここぞという時に活躍するのがかっこいい。

ずっとグルグル考えてしまうのが、ゾンビの事。
ブードゥーでは仮死状態にした人だから延々と奴隷として使えるが、ゾンビ映画の方はいったん死んで動きまわってる者。
脳から指令される本能的な食欲という欲求に従って生きている人を襲い、動作の為のエネルギーはそれで吸収するとして、果たして排泄は? そんな代謝は可能なのか? 再生はしないだろうから、身体は腐って落ちる一方なはず。では、弱点である脳が崩れればゾンビも死に絶える時が来て(『28日後…』)、隠れていればいつかは助かるかもしれない。

…そんな事は全く教えてくれない、何故ゾンビが発生したかも説明してくれない、結局一番怖いのは? という疑問を投げかけてくる始末。
あまり怖くは無いけど、色々と考えさせられてしまう映画だった。

2008.11.17

■夜想 ヴィクトリアン展 パート1 [展覧会]

yaso#victorian EXHIBITION Part.1 表 ←表
夜想 ヴィクトリアン展 パート1
 2008年11月1日(土)~25日(火)parabolica-bis(パラボリカ・ビス)

サブカルチャー雑誌『yaso (夜想)』の特集#ヴィクトリアンに掲載されたイラストや写真などの展示。

2階2部屋に丸尾末広山本タカトトレヴァー・ブラウン七戸 優の原画やコナン・ドイルが所蔵していた心霊写真2点、高木由利子による表紙写真等。
秋山まほこの人形は写真のみだったのが残念。
打ちっ放しのスタジオや倉庫のような1階には、NEON O'CLOCK WORKSによる箱の中に色々な物が詰められたオブジェ作品が飾られ、展示というより祭壇と言った雰囲気だった。

雑誌の方は購入していないので確認できないが、この号に掲載された作品のみが公開されていたようで、もっとたくさんのイラストを期待していた私はちょっと肩透かし。
好きなアーティストの作品を間近にして満足な方ならいいだろうが、これで入場料500円とは…複雑な気持ち。
しかし、80年代によく読んでいた『ガロ』『月光』『牧歌メロン』『ポンプ』等を見かけない今、ペヨトル工房からステュディオ・パラボリカとなって再出発している『夜想』を応援すると考えると良いかもしれない。
それに探していた本を見つけたので満足。

yaso#victorian EXHIBITION Part.1 裏 ←裏

2008.11.15

■今日の1曲 [Tortoise]

TortoiseMogwaiを聴くと何故かTortoiseを連想してしまう。同じポスト・ロックと呼ばれているけど、全然違う音楽。

アメリカ・シカゴのトータスはジャズ的アプローチ、静かに始まりスリリングに変化する。
時々響いてくるノイズに緊張感がいや増し、刺青を入れたいかついオッサン達がたたみかけるように奏でる繊細で起承転結のある音楽「Salt the Skies」、かっこいい~
ついでに「Seneca」う~ん絶妙、飽きもせず聴いてる。

ボーカルのない曲が好きではない子供だったが、大人になってインストゥルメンタルの良さが分かった。そう言えば、子供の頃はみょうがや春菊のようにクセのある物が嫌いだったなぁ~ 

2008.11.14

■今日の1曲 [Mogwai]

Mogwaiイギリスのインストゥルメンタル・ポストロック・バンド、MOGWAIAuto Rock
ノイジーでありながら美しい音楽、静謐から轟音へ、怒涛の感動が押し寄せる。
来年の1月来日、音の波動を体感しに行ってくるよ。

最近『地球が静止する日』の予告を観ると、モグワイを連想してしまう、この映画も観る予定。

2008.11.13

■今日の1曲 [world's end girlfriend]

ワールズ・エンド・ガールフレンド個性的と言ったら、日本のポストロック/エレクトロニカ・ミュージシャン前田勝彦のユニットworld's end girlfriend、通称“WEG”。

その音楽は、何と言ったらいいのやら…主旋律を持たない音のコラージュ、ノイズでありながらもファンタスティックで美しく、彼のアルバムに起承転結を感じ、怒涛の結末が待っている。
こちらの関心空間は上手く言い表していると思う。
私は狂気や毒や残酷さを秘めた童話や、かつてたくさんの子供達で賑わった廃墟の遊園地をイメージする。
そして、彼は現代のマイク・オールドフィールドではないかと密かに思ってる(ファンの方ゴメン)。

YouTubeで見つけた「Silent Hill Dedication/Scorpius Circus」、これはスゴイ! どちらも私の好きなものだ(笑)
>Him and Akira (specialy) are my favorite music composers ever!
おぉ、同感だよ~

2008.11.12

■今日の1曲 [Leila]

Leilaイラン出身、イギリスのテクノ/エレクトロニカ・サウンド・クリエイター、レイラの「Mollie
Björkのツアー・サポートなどをつとめていたそうだ。

何にも例える事ができない予想のつかないメロディーで、浮遊感がありドリーミーだが、紙一重の危険な香りのする摩訶不思議な音楽。
ビートルズの「ノルウェーの森」がどうしてこんな風になるの?!
誰も真似できない、彼女にしか作り出せない、個性的な才能は素晴らしい。ビョークもそうだね、唯一無二。

2008.11.11

■STUDIO VOICE Vol.396 [雑誌 平山編]

スタジオ・ボイス
STUDIO VOICE』Vol.396 December 2008 INFASパブリケーションズ

不思議SNSララーボナイト』で、『スタジオ・ボイス』が“オカルト・ホラー&ミステリー”特集だと言っていたから買ってみた。実に20年ぶり?! 680円だって、以前は980円位ではなかっただろうか。
以前と変わらぬ感触で、厚手のザラザラした紙におしゃれなレイアウトとかっこいいモデル。でも、オカルトって意外なような気がする…表紙はカタコンベなのだろうか。

対談や寄稿、UFO/UMAミニ辞典などが掲載され、ホラー小説や映画の紹介が嬉しい。
X51.ORGの主宰者・佐藤氏、懐かしのエスパー清田君、ホラー作家・平山氏も登場。
雑誌なので掘り下げは浅いけど、色んな怪しい知識を吸収する事ができ、何の役にも立たないが好奇心は満たせる。好事家はもとよりホラー初心者にうってつけの一冊ではないだろうか。
特に面白かったのは、辛酸なめ子「心にしみる、スピリチュアル・グッズ」。

今では信じちゃいないけど、子供の頃から“世界の七不思議”や“怪談”が大好きだった。
天国も地獄も無いけど、誰も行った経験が無い所だから完全に否定する事もできない。幽霊なんて誰も存在を証明できていないが、私が苦手とする心霊写真が載っていなくて良かった~

2008.11.10

■他人事 [小説 平山編]

Hitogoto by Yumeaki Hirayama
平山夢明/著『他人事』(2007)集英社

クラスメイトのチャコから電話がかかって来た「…痛いよ」
かつてのヒロと同様、義理の父親に虐待されているチャコを助ける為に、宗教へ貢ぐ母親の財布を掴み、彼女の自宅へと駆けつける「おふくろと歯車」…ホラー

短編集全14編。装丁は凝っていて、丸く切り取られた窓から覗くのはトレヴァー・ブラウンの『our lady of raspberries』、中には透ける赤い紙が挟み込まれている。

中身は相変わらず、鬼畜オンパレード。
でも、不思議な事にイメージする風体が普通のどこにでもいる人に感じられて仕方がない。舞台設定が『独白するユニバーサル横メルカトル』や『ミサイルマン』のように自分とは関係の無い別世界のような出来事では無く、ありふれた身近な人々の異常な体験談話が書かれているからなのだろう、語っている主人公の考えに共感できる。
でも、こんな経験はゴメンだ。

他人事
イヤな感じはするのだが、“事故に遭った人を助けて当たり前”という価値観を押し付けてはいけないという戒めなのか。
状況を変えれば、電車の中で被害にあっている人を目の当たりにしながら、誰も助けようとしない人々は男と同じレベルかも。または、電車の中で倒れている酔っ払いがいたとする。汚物まみれで悪態をついていたら、見て見ぬフリをするだろう。しかし、彼が見るからにやばそうだったら…どうするだろうか?
結局、事故当事者の態度にも問題があるので、男の事をむやみに責める事もできないし、納得できる結末だった。

倅解体
実際にあった二つの事件を思い出してしまう、イヤ~なお話。そして、ひねりがきいてる所が良い。

おふくろと歯車
友人の母親が宗教にのめり込んで大変だと言っていたのを思い出し、彼女の母親はもう頭が別世界へ行っちゃってた感じがした。
でも、この小説におふくろはほとんど出て来ず、不幸なカップルの純愛物語。

仔猫と天然ガス
若者パワーの不条理炸裂、これが一番不愉快。

しょっぱいBBQ
生きるのが下手な家族が更なる不幸に見舞われる。

れざれはおそろしい
可哀そうな彼に救いの道は無いのかね、彼がもっと精神的に強ければ良かっただけの事かも。これもまた生きるのが下手な家族で、いつも犠牲者は…

上にも書いたが、どこにでもいるような人々の話なので、わりとすんなり頭に入る。そして、その人達を不幸に陥れているので精神的に強い人なら大丈夫、読めるよ。ケッチャムのどん底小説より、救いがあるから読みやすい部類だと思う、ホラーが平気ならね。
墓場の向かいに住んでた時、「実態の無い幽霊より、実際に被害に遭わせられる人間の方が怖いよ」と、先輩に言われたな。

2008.11.08

■不思議SNSララーボナイト [イベント]

不思議SNS ポストカード ←プレゼントのポストカード3枚
不思議SNSララーボナイト
 怪奇・UMA・都市伝説・不思議界のセレブ集結!

 2008年11月8日(土)PM7:00~ 新宿ロフトプラスワン

UFO、心霊現象、UMA、都市伝説、未解決事件などについてのソーシャルネットワーク<不思議SNS>開設記念スペシャルオフ会のトークライブに行って来た。

【UMA】
未確認動物UMA(ユーマ)であるツチノコや雪男の足跡写真、宇宙人についての話。質問も受け付けた。
説得力があったのは、『ムー』の編集長三上氏。
「UMAと言うと怪しいイメージがあるが、実際に発見されれば希少生物である。ですから、UMAは生物学者、UFOは軍事関係、超能力は政治が関わっている」妙に納得。そして、
「偽装問題で何を信じていいのか分からない世の中だが、『ムー』にこそ、真実が書いてある」
いいね、こういういかがわしい感じが好き(笑)

【陰謀】
冒頭で1985年頃神奈川で目撃された「三本足のサリーちゃん」に関しての話がギンティ氏からあり、聴いてる分には新宿タイガーマスクや千葉のジャガー、ヨコハマメリーのようなイメージだったのだが、スクリーンに映し出された再現写真におぉ~! かなりかっこいい。
そして、当時をよく知らない若者を惑わすような発言をなさる方がいて、眉をひそめたが、『不思議ナックルズ』の編集長がフォローしたので良かった。後で前述の方の書いた文章を読んだのだが、新聞やTVなどからの情報という印象だった。実際、裁判を傍聴したり、事件の関係者に取材をしたうえでの発言や寄稿をなさっているのだろうか?
でも、こんな海千山千の胡散臭さも好きだったりして…

【オカルト】
ホラー作家平山氏がハイテンションで、ある意味意外。あまりに面白い話で、オカルトなのに笑ってしまった。そして彼の独壇場になってしまうのかと一抹の不安がよぎったが、全くの取り越し苦労で他のゲストの方達もポツポツと話始めた。後から考えると平山氏が気を遣って盛り上げてくれたのかも。
清水監督は『輪廻』の撮影現場で起きた不可解な出来事。
豊島監督は家探しで遭遇した事故物件。
かなり良かったのが、がっぷ氏。落ち着いた印象の方が淡々と語る旧家のオドロな話をもっと聞きたいと思わせてくれた。
そして、平山氏。怖ろしい話が彼の口から飛び出すとオモシロギャグになっちゃうのね、特に青木ヶ原の樹海に一人で泊まった話が興味深かった。
ポジティヴ・ホラーって感じ?! なんじゃ、そりゃ~

ゲストの話が盛り上がり過ぎてくじが押せ押せ、残念ながら何も当たらなかったが、腰が低く人当たりの良いSNS管理人のカオスさんと、場を盛り上げようと話すザイーガ主宰のパルモさんにかなり好感が持てた。
ゲストのトークもオカルトなのに全く怖くなくてゲラゲラ大笑いのオモシロイベントだった、満足!

幽霊? そんなのいませんよ。「私、霊感があるんです」っていうヤツは目立ちたがり屋だと思ってる。でも、科学では説明できない何かがあるとは思っている(第六感とかね)。ありきたりだが、人間が一番怖い。だって自然災害や動物にはできない“地球破壊”が人間には可能だもん。

平山氏、清水氏、他 
L→R)多田、平山、がっぷ、豊島、清水、パルモ、カオス

2008.11.06

■ミサイルマン [小説 平山編]

Missile Man
平山夢明/著『ミサイルマン―平山夢明短編集』(2007)光文社

スポーツ新聞に載っていた“心霊写真”に見覚えのある顔が写っていた。それはツヨシとシゲが殺した女だった。
撮影現場近くに埋めた女の遺体を確認しに行くと、呪いがかかってしまった「ミサイルマン」…ホラー

短編集全7編、表紙はポーランドの画家ズジスワフ・ベクシンスキー。異様な内容の中身を予感させる装丁となっている。

ドキドキしながら、読み始めたが『独白するユニバーサル横メルカトル』よりもパワーが落ちたかな? と思うような滑り出し。
テロルの創世」はSFの題材にありがちな設定、横文字が多いのと説明が足りなくて、何かごまかされたような気分に陥る。
その後に続く話も吸血鬼や狼男といった既存のイメージが感じられて、どこか物足りない…

それらを覆し、“あぁやっぱり平山夢明だ”と再認識できたのが「枷(コード)」。邪悪な行為でありながら、語り口が淡々としている為、おぞましい描写も何となくさらっと読み進めてしまう。頭の中でイメージを描きたくは無いのだが、迷走や混乱が感じられない為、わりとクリーンな風景。例え、グロイ物でも。
或る彼岸の接近」はオカルトっぽく、オチがあるのも好感。それは想像できる範囲。
表題作「ミサイルマン」は犯罪をゲームのように行う男達が不快だったが、オカルト的展開になってから、異様な雰囲気が漂い面白くなった。シゲの意外な過去もいい、High-Lowsの「ミサイルマン」を聴いてみたいと思える。

彼の小説は疲れる。短編だから休みながら読めるのでまだマシなのだが、一編、一編が重い内容で、どうしてこんな異常な事が考え付くのか、とても怖い。気味が悪い話ばかりなのだが、私を捉えて離さない何とも言えない魅力がある。

2008.11.02

■落下の王国 [映画館]

THE FALL
落下の王国』(2006)インド/イギリス/アメリカ
 監督:ターセム 衣装デザイン:石岡瑛子
 出演:リー・ペイス カティンカ・ウンタルー

自殺願望を持つスタントマンのロイは、5歳の少女アレクサンドリアに物語を聞かせてあやつり、薬を盗ってくるようそそのかす…ファンタジー

めくるめく美しい世界の壮大なファンタジー。
世界遺産を撮影したそうだが、こんなに素晴らしい建物が現実にあったのか! と驚くような素晴らしさと、撮影をよく許可してくれたものだという感心が入り混じりながら、スクリーンを見つめた。

ロイが語る架空の話をアレクサンドリアが頭の中でイメージする、それを具現化するとこんなに素敵な冒険活劇と化してしまう。
二人もそうなのだが、身の周りにいる人はあまりパッとしない。しかし、いったんイメージの中に入ってしまうと、バックグランドと衣装を変えただけなのに、颯爽とした立ち居振る舞いにウットリ。そして、ロイや同室者に話を中断されて、アレクサンドリアと共に地団駄を踏む私、すっかり感情移入してしまった。

アレクサンドリアが足を踏み外したその後の映像にもやられた。まさかあんな風に表現するとは思ってなかったし、観客の想像力をかきたて、この先の不安を感じさせる、直接的に描かないそのセンスが好きだ。
そう言えば『ザ・セル』の頭の中に入っていくシーンも変わっていたなぁ。

悪魔のリズム』があんまりだったので、気分を変えるために観た『落下の王国』は、私の予想を裏切る設定と展開で十二分に楽しめた。
以前から映像美の映画だからスクリーンで観たいと思っていたが、お金を出して観て正解。
そして、ちょっと変わった映画が好きな方にオススメできる、笑って泣ける大人のアドベンチャー・ファンタジー映画だと思う。誰にでも子供時代があり、色んな事を空想したでしょ?

2008.11.01

■悪魔のリズム [映画館]

GUANTANAMERO
悪魔のリズム』(2007)イギリス/スペイン
 監督:ビセンテ・ペニャロチャ 出演:ルパート・エヴァンス

海岸に流れ着いた男はフラフラとさまよっているうちに、一台の車に拾われる。その男の妹の世話になり体力を回復するが、繰り返し頭をよぎる監禁と拷問の記憶にさいなまれる…ドラマ

これは、男が作った男が理想とする男の為の恋愛映画
つまり私がとても苦手とするタイプの映画で、観ているのがつらい。まるでヴィンセント・ギャロの『ブラウン・バニー』のようだと思っていたが、途中で雰囲気が変わった。ミステリーとジャンルされるわけが後半になってやっと分かるが、これがまた混乱を招く。

いつも事前に情報を極力入れないようにしているので、私が予想したこの映画は、<無実の罪で米軍に捕まったパキスタン系イギリス人の話『グアンタナモ、僕達が見た真実』を極端に脚色した『ホステル』のようなエグイ映画>かと思っていた。すごく楽しみにしていて、せっかく休みを取って新宿までわざわざ観に行ったのにガッカリ。

嵐ってそんなシーンあったっけ?
ストーリーには関係ないダンスシーンが盛り込まれているのだが、こんなにテンポの悪い映画に“リズム”とタイトルをつけた理由はもしかしてこれのせい?
だいたい、自分の妹にどこの馬の骨とも分からぬ男を押し付ける兄はいないし、いて欲しくない。

今になって解説を読むと<心に傷を負った青年が~白昼夢が交錯する~幻想スリラー>。
こういう現実か空想か曖昧なイメージ映像的映画は、観ていて混乱するのでストーリーを追うのが億劫になる→眠い→館内にはオヤジのいびきが鳴り響いていた。

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