■憑依 [小説]

吉村達也/著『憑依 -HYOU・I-』(2006)角川ホラー文庫
女性と付き合うとすぐに結婚を意識してしまう岡本龍一は居酒屋で友人にからかわれていた。そこで見知らぬ女性に声を掛けられ、家まで送るハメになってしまう。
彼女と二人きりになった時、その現象が起きた。「私をバラバラにして、殺したのは…」…ホラー
有名な作家だから“面白いはず”と期待して読んだが…期待が大き過ぎてしまったようだ。
ご丁寧に説明していて、そこそこ説得力もあるし、よく出来た話だけど、量産ホラー映画のような雰囲気。つまりありきたり。
一応、オチ(どんでん返し)があるけど、驚くほどのレベルではない。反対に脱力してしまうかも“嘘”かよ…
そう、その“嘘”がこの本の魅力を半減してしまったのかもしれない。ホラー自体が“嘘”なんだから、それまで本に集中して読んでいたのに、 “嘘”と暴露した途端、現実に戻ってしまった。
それにヒロインの状況も“嘘”っぽい、メロドラマみたい。
まぁ、一番問題は読後感がよくない事。読者は書けもしないくせにわがままである。
センセーショナルなあらすじだけど、残酷な描写は無いから気軽に読めるホラー小説。カーチェイス部分が結構緊張感があった。
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コメント
龍一ですかー
投稿: ゆ.きりん | 2008.05.04 23:35
沢田久美ってのも出てくるよ
投稿: hello nico | 2008.05.05 01:48