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    *Hello Nico Another World

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2007.05.30

■今日の1枚 [70's West Japanese Rock Scene]

70's West Japanese Rock Scene今日は“外道”を聴いていたのだが、やはり私にはどうにも合わない…
という訳で、私的にシックリ来る関西の70年代プログレ・ハード・オムニバスCD。


Various70's ウェスト・ジャパニーズ・ロック・シーン』(1994)
 Belle Antique

廃盤のようで、どこを探しても見当たらないから、ちょっと詳しく書こうかと思っている。しかし、Japanese Progressive Rockはほとんど後追いなので、あまりアテにならない。せめて試聴できれば良いのだが…特に乱舞流「陽炎の町」が良い!
仕方が無いので、せめて画像だけはクリックで拡大するようにした。

1. シェラザード「涙の中へ」SCHEHERAZADE / Namidanonakae (1978)
 ノヴェラの前身バンド、1992年に復活し『Scheherazade』をリリース、2004年の再発にボーナス・トラックとして追加されているらしい。

2. 乱舞流「陽炎の町」RAMBLE / Kagerouno Machi (1977)
 フロマージュ、ページェント等の中嶋一晃(G)が在籍していたバンド、永川敏郎(Key)も参加。カルメン・マキ&OZ タイプの女性ボーカルが魅力、Pearlの「One Step」を力強く泥臭くした感じかな?

3. カリスマ「赤と黒の戦い」CHARISMA / Red & Black (1976)
 DADA、KENNEDYの泉陸奥彦(G)、Black Page、VIENNAの菅沼孝三が参加していたバンド、エライ早弾きと手数が多いドラムで緊張感溢れるインスト。

4. ラウンドハウス「人造人間」ROUND HOUSE / Jinzo-Ningen (1978)
 Ain Sophの名取寛(D)が参加、メロディアスなジャズ・ロック・インスト。復活して活動しているようだ。

5. 天地創造「ドクターマッコイ」TENCHI-SOZO / Dr. Macoy (1977)
 改名前のAin Soph(アイン・ソフ)、カンタベリー派。流れるキーボードが良い、活動再開中。

6. 魔璃鴉「セレナーデ」MARIA / Serenade (1976)
 化粧とヒラヒラ衣装の元祖ビジュアル系5人組だったそうだ。哀愁漂い壮大で緊張感のある演奏だが、ヴォーカルが入った途端…歌謡曲。

7. シェラザード「少年期~時の崖」SCHEHERAZADE / The Boyhood ~ The Cliff (1978)
 1曲目のバンド。Novela『魅惑劇』にも収録されている、Youtubeに動画あり。

※間違っていたら、連絡ください。

2007.05.29

■今日の1枚 [Yonin Bayashi]

Issyoku Sokuhatsu / Yonin Bayashi70年代、日本のプログレ・バンド“四人囃子”。
当時は何て呼ばれてたんだろう、ニューロック? アートロック?
母が買った『フォーク・ロック大全集』5枚組アナログの中に「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」が入っていて不思議な曲に変わった歌詞、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」と並んで好きな曲だった。

四人囃子一触即発』(1974)

日本人の心を揺さぶる叙情的なメロディー、突如ハードロックへと変化するエモーショナルさ。そして、その歌詞は分かりやすく情景を頭の中でイメージする事ができる。

「空と雲」ミステリアスな音楽に耳を澄ませば、“お前”って誰?
♪何か食べ物を買ってか~ら
スリリングな「おまつり」、間奏のエレピが素敵。
♪みんなの匂いをかいでまわってたのさ~

「一触即発」変幻自在で素晴らしい、これぞ日本のプログレ。
う~ん、今頃気付いたがNovelaの「黎明」って、この曲にちょっと似てる。森園勝敏(G, V)が彼らの『パラダイス・ロスト』をプロデュースしていたな。

HMVの“Top 100 Japanese pops Artists”で四人囃子は86位、ジャックスの方が上位とは意外だが、村八分の33位がよく分からない、当時そんなに人気があったのかね?

2007.05.28

■今日の1枚 [Flower Travellin' Band]

Satori70年代、日本のヘヴィ・サイケ“フラワー・トラベリン・バンド”通称、FTB。

Flower Travelling BandSATORI』(1971)

“悟り”をテーマとした一大コンセプト・アルバム。
静かな音が響き、突如「ギャー」という叫びから始まる重々しい演奏、かっこいい~
つい、ふざけてしまう私は「にしおかすみこだよ」とツッコミを入れたいところだが、それどころでは無いうねりに圧倒される。
ジョー山中のハイトーン・ボイス、石間秀樹の変化するギター…オリエンタルな日本古来の音楽がブルースと出会いロックとして昇華する。
こんなに良いバンドが無くなったのはとても惜しい事だ。
こちらのサイトが詳しい。ブラジルなのだろうか、ポルトガル語が分からない。

2007.05.27

■Outlook Express [インターネット]

あるめーる今日はもう飲んでるんで、つらつらと。

最近、Outlook Expressからフリーメールが送信できない状態が続いていて、てっきり受信する相手がフリーメールを制限しているのかと思っていたら、ナンカおかしい。だって、同じドメインが受信できるんだもん。

Yahooのヘルプを見てやっと分かった、@nifftyがスパム(迷惑)メール対策していたのね。
Outbound Port25 Blocking サブミッションポート(587番)
え~ん、疲れた。気付かない私も私だ、あきれる。

メールの事を考えていたら、Windows95の時はAl-Mailを使っていたな。1996年6月頃からネットをやり始めたけど、もう10年以上になるのね。
当時のホームページはYahooは使わずinfowebだった、ワープロOASISでも接続できたNIFTY-Serveは料金が怖くて書き込むどころじゃなかったよ。

2007.05.26

■わにとかげぎす1~3 [コミック]

わにとかげぎす1 わにとかげぎす2 わにとかげぎす3
古谷 実/著『わにとかげぎす』1~3(2006~2007)講談社

ショッピングセンターの夜間警備員・富岡、32歳独身。
ある日突然、不安に襲われ己を振り返る。何も考えず、困難を避け、大切な時間をずっと眠り倒してきた自分を。
彼は流れ星に願いをかける「友達をください」と…パンツ一丁で。
そこへ脅迫状が届けられる「お前は死ぬ」と…青年ドラマ

会社の上司(若者)に借りて来た、面白漫画。
「ヤングマガジン」に連載していた、濃いキャラの地味青年がある日目覚め、ドタバタと織り成す日常と非日常、ファンタジーでもある。
だって、この男にして「超絶かっこいい!」と美女に言わしめてしまう。
それから、仲間が増えて事件に巻き込まれてしまう、ある意味RPG的。だけど、仲間がそのまま維持できない意外さもある。

ワニトカゲギス”とは深海魚、暗い海底から急に海面に引き上げられると水圧のギャップで破裂する。富岡は生まれて初めて心から強く望むものができた事に戸惑う。
それからというもの、周囲がどんどん変化するのだが、先が読めないところが魅力。

1巻はギャグ、2巻はサスペンス、3巻は愛…4巻はどうなっちゃうの~ 斉藤く~ん!
ミステリー小説好きとしては、オチとその後の展開をどうしても要求してしまう。オヤジは? 雨川は? 花林は? 気になってどうしようもない、悶絶。

このマンガは、何事も無く淡々とした日常を営んでいる、ごく普通の青年達が感情移入しやすいんじゃないかな? ♪そーだったら いいのにな~
現実では、自ら行動しなきゃ何も起きないものよ。ほら、ヤクザの女に手を出すとか、怖ッ。スリルな毎日。

2007.05.25

■今日の1枚 [Kazuo Umezu]

Yami no albumという訳で今日は“オカルト”、漫画家・楳図かずおのロマンあふれる乙女な歌謡アルバム、2005年にCD化。

楳図かずお闇のアルバム/楳図かずお作品集』(1975)Sony

ギャグの『まことちゃん』より、やはり私はホラーな少女漫画の方が好きだ。美しい少女が怖い思いをする、だけど無表情なところが良い(叫ぶ時は目の周りと口の中が怖いけど)。
5年くらい前に『へび少女』を借りて読んだ時、引っ張るだけ引っ張ってオチはこれ? とガックリ来た事がある。しかし、子供の頃は超怖かった…また楳図かずおの怪奇幻想漫画群を読みたいけど、うちに本があるのはヤダなぁ(笑)ちなみに魔夜峰央の漫画もホラーが好き。

で、このアルバムは思ったよりもホラー感がなくて、普通に昭和歌謡曲。結構明るくてね、ボーカルに変化が無いせいかみんな同じような曲に聞こえて、私好みとは言えないのよ。語りは雰囲気があって良いんだけどねー

そんな中で、ルルルで鬱な「森の唄」は意外性があって良い。
♪ウォー ウォー ウォー みだらなほど叫んでみたいものです
ボーナス・トラックの方が好みで、「プールサイド」「うしろを見るな!」プログレ感あり。
フランス民謡「月の明かりに」、ポール・アンカのカバー「You Are My Destiny」、ナンカ笑える。

2007.05.24

■今日の1枚 [Cult GS Collection]

Early Series Cult GS Collection前日のつながりで、1966年~1970年にソニーから出ていたあまり有名じゃないGSのコンピCD。シングル・ジャケットはこちら

Various『アーリーシリーズ カルトGSコレクション~旧約聖書』(1997)

かなり大げさなイントロ、アダムスの「旧約聖書」、歌詞が恥ずかしい「ギリシャの丘」、悩ましい「眠れる乙女」、パヤパヤな「砂のお城」…

アダムス「にくい時計」、「影」、ザ・バロネッツ「白夜のカリーナ」が湿気っぽくて良い。ブルー・シャルム「ハイウエー・ラブ」はうねるギターが良い。The Zombies 「ふたりのシーズン」のカバーあり。

♪お許しください 緑の森を 誰かが焼いてしまいました~
う~ん、干ばつでしょうか(-_-;)

他にヴィレッジ・シンガーズロビー和田とニューホークスが収録されている。
GSって、60年代後半一時期の流行だったはず。爪弾くエレキにチャッチャカ・ドラム、ズンズカ・ベース、プップカ・オルガン、何と言ってもコーラスが特徴。甘い歌声とルックスで当時の若者を魅了したんでしょうか、フリフリ。
私はこれに収録されている曲を全然知らない。正直言ってみんな似たような音楽って感じ、何で買ったんでしょうかね? それは単に“カルト”という言葉に弱いだけ、次は好きな言葉“オカルト”だな。

2007.05.23

■今日の1枚 [Alternative Folk Collection]

Early Series Alternative Folk Collection前日までのJ・A・シーザーつながりで、1969年~1973年にソニーから出ていたあまり有名じゃないフォークソングのコンピCD。シングル・ジャケットはこちら

Various『アーリーシリーズ オルタナティヴ・フォークコレクション』(1997)

J・A・シーザー「すべての人が死んで行く時に」「首吊りの木」、カルメン・マキ「東京はみなし児」「私が死んでも」、ぬぉ~暗い。
情念渦巻くディープな世界。
井上陽水がホリ・プロに所属していたデビュー当時の芸名、アンドレ・カンドレ「終りがないのは」はドリーミー、「ビューティフル・ワンダフル・バーズ」はキュート。
素人のカバーだけど「闇の中で」がこちらで聴ける。

斉藤哲夫「今日から昨日へ」はシタールとストリングスが響くサイケ・フォーク、良いよ。♪リンガリン~

他に村上律中川イサトシバ岡林信康アーリィタイムス・ストリングス・バンドが収録されている。
土着な音楽やら、ムード歌謡やら、フォークやら、カントリーやら…聴いた事が無い曲ばかり、正直言って苦手な曲がある。
日本のフォークってこれくらいしか持ってないかも、自分でもどうして買ったのか分からない。

2007.05.22

■今日の1枚 [Bara Mon]

薔薇門1972年<てんぐレコード>から出した自主製作盤、<天井桟敷レコード>より紙ジャケCDとして復刻。

Various薔薇門』(2004)

このサイトで“作品名 薔薇門”と検索すると、ちょっと試聴ができる。

聴いていて恥ずかしくなる“おかまの叫び”が散りばめられ、そして悲哀さえも感じる。全体的には仲間内で和気あいあいと録音した雰囲気。

あの東郷健がヒトラーの演説をバックに語る1971年の政見放送「おかまの政治演説」から始まり、昭和歌謡あり、童謡あり、演歌あり、GSありとバラエティに富んでいて楽しい。
中でもジーナの歌う「薔薇の刺青」、シゲが語る「どろぼうたちのキリスト」、森崎偏陸が叫ぶ「性解放宣言」、J・A・シーザーがアジる「君は答えよ」など、歪むギターに煌くオルガン、うねるサイケ・ロックがたまらん悩ましいアルバム。

♪男が一番お金は二番 女は無用よかんけいないわ~
あーそうですか(-_-;)
こちらも気になる、イロモノアルバム。

2007.05.21

■今日の1枚 [J.A.Caesar]

Shintokumaru日本の70年代音楽に突入してしまったので、今日聴いてるのは“J・A・シーザー”。

天井桟敷身毒丸
(1978年6月24日 紀伊国屋ホールにて実況録音)

ご詠歌なるものだそうだが、オープニングは三味線つまびく小唄から始まり、雄叫びと共に激しいロックへと変化する。そして、お経のような男性の声に絡み合う壮大なコーラス。
なんつーかオンドロな和製ロックオペラ?
途中のセリフが結構つらくて、ラジオドラマだと思えば良いかなと思うけど、意味が分からない。お芝居を観ながらだったら圧倒される音楽なのかもしれない。
こちらの方が分かりやすくていい(笑)

2007.05.20

■今日の1枚 [Strawberry Path]

When The Raven Has Come To The Earth海外の某サイトではっぴいえんど、J・A・シーザー、PhewなどにGreat, Nice, Fantastic, Interestなどとコメントがあって、何となく嬉しく思う。
管理者は病気のようで入院するたび、励ましが数多く寄せられているのも好感。
ますます、英語や独語ができるといいなぁと考える今日この頃。

そこで、今日聴いたのはexcellentと評されていた、ストロベリー・パス大鳥が地球にやってきた日』(1971)。あの有名な曲「メリー・ジェーン」が収録されている。

2007.05.19

■ダーク・ウォーター [映画]

Dark Water
ダーク・ウォーター』(2004)アメリカ
 監督:ウォルター・サレス 原作:鈴木光司
 出演:ジェニファー・コネリー アリエル・ゲイド

離婚調停中のダリア、一人娘のセシーをめぐって夫と親権を争っている。
古い10階建てアパートの9階へ娘と共に越して来たが、水道水に毛髪が混じり、天井から水が滴り、洗濯機から水が噴き出したりと不穏な出来事が続く。
母親とのトラウマを抱えたダリアは精神的に追い詰められ、セシーも不安定になってゆく…ホラー

邦画『仄暗い水の底から』のリメイク、オリジナルを観ていないし、ましてや原作も読んでいないので、母親と娘が水びだし程度の知識しか持ち合わせずにハリウッド版を観た。
てっきり、誤って沈めてしまった母親の罪悪感かと思っていた、つまり母親の勘違い映画ではないかと思っていたけど違うのね。

とにかく暗い。
ずっと雨が降り続き、黒い水が漂う。雰囲気も暗いが画面も暗く、目をこらして観なければならなかった。
何となくスパニッシュ・ホラー『ダークネス』を連想、あの映画も暗くて何が起きてるのやら、考えながら観たから疲れた。

エレベーターの中のダリアの手は何か意味しているのだろうが、ただ手を曲げているような雰囲気しか伝わってこず、 もっと驚いて欲しかったなぁ~ すんなり受け入れられちゃうとこちらもただぼんやり観ているしかない。
だいたい、エレベーターが雨漏りしているようなアパートを借りる事自体、間違いだと思う。

まぁ、借りなくては単なる親子愛の映画になってしまうから、ホラー映画としての印象的な部分も書かなくては。
やっぱ、10階の部屋を開けた時は、嫌な感じだったわね。当然、想像はしていたけど、あそこまで放っておくとはあきれる。
そして、天井に広がる黒い染みが気味悪い、ダリアの不安がこちらにも伝わって来る。

とは言え監督の狙いに反し、情けない事に少女の顔の区別がつかなくて、あまり驚く事ができず怖くない。
終始、陰鬱で観た後の余韻もそのまま…
邦画ホラーは押入れ、ふすま、天井等、見慣れた所から非日常が密やかに忍び寄ってくるから怖いのであって、洋画は元から非日常なんだからもっと分かりやすく派手なホラーの方が良いな。

せめて弁護士・プラッツァーがもっと魅力的でダリアと恋愛感情が芽生え、精一杯彼女を守ろうとしたら、少しは感情移入できたかもしれない。
『クレイマー、クレイマー』もそうだが、残された者の苦労も考えず自分の身勝手で出て行ったくせに、あとになってから「子供よこせ」っていうのは納得できない。

2007.05.17

■ゼイリブ [映画 JC編]

THEY LIVE
ゼイリブ』(1988)アメリカ
 監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
 出演:ロディ・パイパー キース・デヴィッド メグ・フォスター

不況の風が吹くアメリカ、失業中のナダはデンバーからはるばる仕事を探しにやって来た。
工事現場でフランクに声を掛けられ、教会側のホームレス・キャンプに寝泊りするようになるが、突然武装警察達に襲われ、全てを破壊される。
教会に残されたサングラスをかけ所在無く街をうろつくと、そこには「服従せよ」「考えるな」「消費しろ」のメッセージが。そして、周囲の人々を見ると…SFサスペンス

ジョン・カーペンター監督の単純明快なアクション映画、文句無く楽しい。
“チャンスを待つ”ナダと“白線の上を歩く”フランクが「サングラスをかけろ、かけない」で喧嘩をするシーンが無駄に長い。終わったかな~と思ってもまだ続けるのかよ。顔はボコボコだが、身体はサッパリきれいなのが不思議。でもいいんです、そんなに深刻に考えなくて良い映画なのだから。

不満を持つ人々が<誰かに支配されている世の中>を告発した映画、あり得ないけど、あるかもしれない。そう考えると楽しいかも。いや、不安になるかも…みんな疑心暗鬼な世界になってしまう。
自分の現状を誰かのせいにしてはいけないね、自分で道を切り開かなくては。
で、覚醒して自分の道を開くナダは、どう見ても大量殺人者。でも、痛快なんだよ~
テレビ局に潜入してからは目的を達する為に突進する姿はハラハラドキドキ、どんでん返し。ナダはどうなっちゃうの~

主人公役はプロレスラーのロディ・パイパー、それほどセリフもなく、正直言って役名・ナダと呼ばれていたかどうか分からない。でも、ブルースをバックに列車の陰から姿を現し、バッグパックを背負って歩く姿は哀愁漂う。
そして、誰も言わないけど『メン・イン・ブラック』って『ゼイリブ』みたいだと当時思った。

2007.05.16

■パラダイム [映画 JC編]

PRINCE OF DARKNESS
パラダイム』(1987)アメリカ
 監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター(マーティン・クォータマス)
 出演:ドナルド・プレザンス ヴィクター・ウォン

枢機卿を尋ねて来た神父が、鍵の入った小箱をたずさえたまま息を引き取った。
残された日記を読んだ司祭は、閉ざされていた聖ゴダール教会の地下で活動を始めた緑色の液体を発見する。
理論物理学と超常現象のバイラック教授に相談し、研究員を集めて調査を始めた。そこで判明したのは、閉じ込められた“暗黒の王子=サタン”…オカルト・ホラー

ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』のあまりの後味悪さゆえ、スプラッター映画はなるべく避けていた。だから『13日の金曜日』も『エルム街の悪夢』もまともに観ていない。
そして、この『パラダイム』も観ていなかったつもりだが、ところどころ見覚えがあって、アレ?
ビアンコさんがおっしゃる通り、観過ぎなんでしょうかね(笑)

最初から死人が登場。そして蠢く虫達に、ゾンビのような浮浪者達。アリス・クーパーだったのか、気付かなかった。
たまらんなー、庭に立ち尽くす男性が崩れてゆく様、水が天井に立ち上ってゆく様、鏡が溶けてゆく様…。内でも外でも徐々に異変が起こってゆく、不気味で良い!
続きが気になって『パラダイム2』を探したら無い…そうか、人気が無かったのか、とても残念、続編が観たい。キャサリ~ン

シリアスなカーペンター監督の映画は良いね、私にとって『ニューヨーク1997』も『遊星からの物体X』もシリアスでクール。『ザ・フォッグ』『ハロウィン』もシリアスだったような?

2007.05.15

■ハンニバル・ライジング [映画]

Hannibal Rising チケット マスク ←おまけのマスク
ハンニバル・ライジング』(2007)フランス/イギリス/アメリカ
 監督:ピーター・ウェーバー 原作・脚本:トマス・ハリス
 出演:ギャスパー・ウリエル コン・リー

1944年、戦時中のリトアニア。ドイツ軍から逃れる為、湖畔の山小屋へ逃げ込んだレクター一家。父と母を目の前で失い、幼い妹ミーシャまで逃亡兵に奪われ、一人取り残されたハンニバル少年は悪夢にうなされ続ける。
戦後、孤児院を抜け出しフランスに住む叔父の屋敷にたどり着くが、既に他界。叔母レディ・ムラサキと共に新たな人生を歩み始めるが…サスペンス

“Rising”と言えば、何故かThe Doorsの「L.A. Woman」を思い出してしまう。
♪Mr. Mojo Risin', gotta keep on risin'  ~
“モジョ”と言えば『オースティン・パワーズ』に『パワーパフガールズ』、全然映画とは関係無い。
つまり、正直言ってあまり残らない映画だったのよ~
てっきり、『ハンニバル』で手首を切り落とした後、飛行機に乗って日本にたどり着くのかと想像していたんだけど全然違うのね、ガッカリ。

耽美でゴシックな雰囲気を漂わせ、残酷なシーンもあるが、ミステリアスな紫夫人との交流の方が印象的。
おぞましい行為も端正なギャスパー・ウリエルが演じると『アメリカン・サイコ』のよう、スタイリッシュな殺人。
どうしてもアンソニー・ホプキンスと結びつかず、別物の話と感じてしまう。
本当は“いかにしてハンニバルはカニバルとなったか”なんだけどね。
いや~ あんなに罪を犯しながらも博士になれたのが謎、おまけに本名で診療していたはず。

そっか、この映画は悪人が悪人らしく無い。悪人を徹底的に憎むべく感情移入できない中途半端さがある、それは戦争という罪に問われにくい殺人のせいなのかな? やはり、肉屋とのトラブルからして納得がいかないからだ。
ハンニバルの哀しみは分かるが、猟奇に至るまでのモノがあんまり伝わってこないよ~ 映画の美しさゆえかな?
ともかく原作読もっと。

2007.05.14

■ちょっと更新 [つぶやき]

映画3本観たから感想書くつもりが遅くなってしまったので、寝る。
今気に入ってるバンドは相変わらずインディーズ志向。
もう解散してしまった“Meanwhile, Back in Communist Russia”、ノイズとつぶやきがたまらん。
日本の4人組“LITE”、あきないインスト・バンド。
CDはたくさん聴いてるけど何と書いたらよいのやら、悩む。

2007.05.13

■首都消失 [映画]

TOKYO BLACKOUT
首都消失』(1987)日本

WOWOWで放映していて、80年代に既に観ているんだけど、ラスト以外を忘れてしまったのでもう一度鑑賞。
眠い~
キャストはステレオタイプで、とにかく熱血。まぁ、日本の危機なのだから熱くなるのもしょうが無い。そんな中でビジネス・チャンスと捉える者がいて、目のつけどころが違うなーと感心した(当時は何とも思わなかったが)。
日本人は好きよね、怪我しているというのに病院を抜け出してまで、人々を救おうとするド根性。『プロジェクトX』が面白かったから、NHKがこの映画を作れば良かったのに。
そんな中で好きなシーンは“人々が逃げるところ”、特撮映画を思い出してワクワク。そうか、“雲”を“怪獣”だと思えばいいんだ、そうすれば納得も行く。

丹波哲郎は生前変わった人という先入観を持っていたが、出て来た途端“絵”になるさすがの存在感。そうね、有名人はどこにでもいる普通の人ではいけないのよ、人と違っているからこそオーラを放つ。変わっているという事が大切なのかも。

2007.05.12

■要塞警察 [映画 JC編]

Assault On Precinct 13
要塞警察』(1976)アメリカ
 監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
 出演:オースティン・ストーカー ダーウィン・ジョストン

カリフォルニア州アンダーソン地区はストリート・ギャングによる犯罪が横行していた。
警部補に昇格したばかりのビショップは13区域9分署での部下の指導へ向かった。折りしも引越しの最中で、そこへ体調が悪い囚人を乗せた護送車が急遽、到着する。
一方、娘と共に母の元へ向かっていた父親がギャング団に追われて、数人しか残っていない警察署へ駆け込む。そこへ、銃弾が雨嵐のように降り注ぐ…アクション

最初から“血”が流される、『姿なき脅迫』とは大違いだ。言葉を発さないギャング団“チョロ”が怖い。
前半は晴れ渡った空、物静かな町並に平和そうな雰囲気が漂うのだが、ギャング団が姿を現す度、アイスクリーム・カーの店主と同じに緊張が走る。いつ来るか、いつ来るか…と待ってると、こんなのアリ? ヒドイ!
ギャング団を憎む気持ちが湧いて来る、おまけにこんな演出をするジョン・カーペンター監督って…でも、現実ってそういうモノかもしれない。犯罪に映画のようなルールは無い、無差別だ。

静かに素早く襲ってくるギャング団、おまけに犯罪の証拠も隠滅してしまう周到さが不気味なホラー風味が加味された密室感覚の警察映画。
やっぱ“血が、血が~”で一安心。
後半は西部劇風。あっという間に終わってしまって、感情移入するほどでは無かったが、ビショップ/ナポレオン/リーの関係が人情味溢れて良い。この後、どのような人生を歩んだのかすごく気になる映画だった。
リメイクの『アサルト13要塞警察』を先に観てしまったので、ストーリーのひねりもアクションの派手さも見劣りしてしまったが、31年も前の原作も古い映画と認識しながら観れば、緊張感漂う佳作と言えるのではないか。70年代に観ていたらもっと良かったかも。

黒人が主人公とは珍しい気がするが、『ゴースト・オブ・マーズ』のアイス・キューブが居たね。
コーヒーは「ブラック?」と聞かれ、「生まれた時からだ」と答えるビショップ、均一の国にしか住んだことが無いから、人種的な事はよく分からず、かっこいいセリフと思ってしまった。
銃を街中でぶっ放す金髪野郎は『ニューヨーク1997』で異彩を放っていたFrank Doubleday、こういう人がいるからこそ映画は一層面白くなる。

2007.05.11

■姿なき脅迫 [TVM JC編]

Someone's Watching Me!
姿なき脅迫』(1978)アメリカ
 監督・脚本:ジョン・カーペンター 出演:ローレン・ハットン

ニューヨークからロサンゼルスに引っ越して来たリーは、帰宅すると自室のドアが開いている事に気付く。
それから“無限旅行社”から、手紙が届いたり、プレゼントが届けられたり、電話がかかってくるようになった。不審に思ったリーは友人ソフィーと恋人ポールと共に調べ始める…サスペンス

ジョン・カーペンター監督が製作した中堅TVドラマ。
『狙われた密室の女』というタイトルでテレビで放映されたのかな? ビデオのタイトルは『姿なき脅迫』。密室とは言い難い、後者の方が合っている。
ミステリーって「誰が犯人か?」とあれこれ想像するが、最後に明かされる犯人を見て、「この人誰?」って感じだった。どこかに出て来たのかな? イタリア料理店のカウンターのシーンは巻き戻して見たけど、最初からまた見直す気にはなれない、そんな程度のスリラー。
それにしても、向かいにマンションが建っているというのに、カーテン開けっ放しでいる方がおかしいよ。
そして、パッケージにはセクシーな画像があるけど、そんなシーンあったっけ?
TVドラマのせいか、カーペンター監督だと言うのにとても地味な印象。
部屋を横切る人影、テーブルに隠された盗聴器、地下駐車場での出来事等、不安をかき立てる雰囲気は良い。
何より、ナイフを手にストーカーに屈っしない決意のリーが好印象。そして、知り合ったばかりの彼女を信じる周囲の人々がいい。
ヒッチコックの『裏窓』と比較されているが、あのシーンね。で、死体はどこ?

2007.05.09

■ライチ☆光クラブ [コミック]

Litchi Hikari Club
古屋兎丸/作・画『ライチ☆光クラブ』(2006)太田出版

男子校・蛍光中学の9人は工場を秘密基地として、ゼラをリーダーとする“光クラブ”を作っていた。 秘密を知る者を殺し、ライチを燃料とするロボットを使って美しい少女を捕獲する…ホラー

書店で表紙だけ見て、丸尾末広かと勘違いしてしまった。よく見たら、作者名が違う。
内容的には学生服姿の男の子達が描かれた耽美で退廃的な猟奇漫画、少女雑誌『JUN(JUNE)』『ALLAN』の世界(今のBL系か)+丸尾末広/花輪和一/ひさうちみちおなどのガロ的世界。
つまりエロくてグロくて、こりゃヒドイ。

1980年代に活動していた劇団“東京グランギニョル”の「ライチ 光クラブ」を原案に脚色して描いたそうだ。
リアルタイムだったが、私は“ワハハ本舗”を観ていたから、この手のアングラ芝居は観た事が無い(ちょっと後悔)。見世物小屋なら行った事がある、まだ演ってるんでしょうかね?

ほとんどマンガを読まない私だけど、こういうのなら読めるのよね(恥)何しろ保守的な人間だから、本や映画だけは別世界に浸りたい。
この漫画家の他の作品を見たら江口寿史っぽいのもあった、例えがやっぱ古い(笑)

2007.05.08

■ぼっけえ、きょうてえ [小説]

ぼっけえ、きょうてえ
岩井 志麻子/著『ぼっけえ、きょうてえ』(1999)角川ホラー文庫

“ぼっけえ、きょうてえ”、岡山県の方言で“とても、怖い”という意。
何度か本屋で立ち読みしたが、方言が馴染めなくてなかなか購買意欲が湧かなかったが、“映画は本ほどの怖さが無い”とネットで見かけたので買って読んでみた。
面白い!
岡山弁だったら“ぼっけえ、おもれぇ”と言うのかな? ニュアンスが違うかも(笑)ページを飛ばしてでも、先を読みたくなる本だった。私にとって良い小説とはこういう本を指す。

4つの短編集。明治時代あたりを舞台とした、土着のオンドロドロしたお話。
どちらかと言うと悲しい女の業(ごう)、性(さが)、怨と言うか…男にとっては怖い事かも。日本の怪談話と言うよりサイコホラーだな、生きてるもん。
とっつきにくかった方言も、この小説の中ではおぞましさをやわらげる効果となっている。
あまりにリアルで生々しく、さすが歴史のある地方だと思う。おまけにあの津山がある所、ゾクゾク~
私にとってこの手の本は、中学の頃夢中になった横溝正史以来かも。
不穏な気配は罪悪感か妄想か、最後のには謎がいくつか残っていたので後を引く。

ぼっけえ、きょうてえ
醜い女郎が語る奇怪な寝物語。悲惨な運命に翻弄されながらも、卑屈にならずに全てを受け入れて生きているようで好感が持てるが…魔夜峰央の妖怪漫画を思い出す。
密告函
コレラが蔓延する寒村、その役場で働く平凡な男が夢を見た。夢だけで終われば良かったのに…
あまぞわい
町から漁村へ嫁いだユミ、排他的な人々に囲まれ孤独感を募らせてゆく。何より、男の身勝手が怖ろしい…
依って件の如し
凶事を予言する半人半牛、件(くだん)。わずか7歳のシズに訪れる過酷な現実、知らなければ良かったのに…


あんたも、最期はあまぞわいじゃ。
潮の満ち引きだけで生死が決まる。
男の気紛れで、女の生死が決まる。
怨めや。泣けや。

2007.05.05

■スターマン [映画 JC編]

Starman
スターマン』(1984)アメリカ
 監督:ジョン・カーペンター 出演:ジェフ・ブリッジス

愛する夫を亡くしたジェニーの元へ、亡き夫そっくりの男が姿を現し「アリゾナへ連れて行け」と言う。彼女は脅えながら何とか逃げ出そうとするが、無垢な子供のような男に段々魅かれてゆく。
一方、ジェニーの自宅近くで墜落した宇宙船に搭乗していた異星人を政府が追う…SFファンタジー

『Starman』と言えばデヴィッド・ボウイの「スターマン」を思い出してしまうが、曲とのイメージとは違う甘いラヴ・ロマンス。
ジョン・カーペンター監督は大好きだが、『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』の後に観たから正直言ってガッカリした映画だった。男女の恋愛がテーマの映画は私の中ではランクが低い、そういうひねくれ者。
それに『E.T.』(1982)の大人版のような印象だったので、なおさら評価が厳しくなってしまった。

でも、今回改めて観て「古臭いけど、よくできてるなぁ」と思った。
赤ちゃんからの変身や爆発シーンなどカーペンターらしい部分を探したり、スターマン役のジェフ・ブリッジスの演技に好感を持ったり、マーク・シャーマン(チャールズ・マーティン・スミス)はそれほどイヤな人物では無かったんだなと考えたり。
そこそこヒットしたと思うが、なぜ続編『スターマン2』が作られなかったんだろう?“息子の危機を知り、父親がまた地球を訪れる スターマン・リターンズ”ってな感じ。
と想像していたら、TVドラマ化されてたのね、観れば良かった…
それにしても“愛・宇宙はるかに”という勝手な副題に抵抗がある、やっぱりひねくれ者。

2007.05.02

■Youthmovies [00s Post Rock]

 Hurrah! Another Year, Surely This One Will Be Better Than the Last; The Inexorable March of Progress Will Lead Us All to Happiness
Youthmovie Soundtrack StrategiesHurrah! Another Year, Surely This One Will Be Better Than the Last; The Inexorable March of Progress Will Lead Us All to Happiness』(2005)Fierce Panda Records

収録曲:
1. The Pitch And Yaw Of Satellites
2. A Little Late He Staggered Through The Door And Into Her Eyes
3. Recovery Speak
4. Spooks The Horse
5. Ores
6. ...Spooks The Horse (65daysofstatic Remix)
7. Ores (video)

2002年に結成され、イギリス・オックスフォードをベースとする4ピースバンド“Youthmovie Soundtrack Strategies”(YMSS)。
Hope of the States”のジミーに捧げられた手作り限定EP『Hurrah! Another Year...』(2004)に、2曲+Videoを追加して再リリースされた同タイトル『Hurrah! Another Year...』(2005)を入手。
どうやら限定盤(M1-M4)が無くなり次第、新盤(M1-M7)に切り替えて販売しているようで、AmazonTower Recordsでメンバーの画像が表示されているはそんな理由からなのだろう。

清々しく威勢の良い演奏でキレがあり、そして若々しくメランコリックなボーカル/コーラス。走馬灯のようにクルクル変化する音楽、轟音と言うほどでも無いフィードバック・ノイズに憂鬱と爽快感と交互に覚える。
若気の至りの勢いと若さゆえの悶々とした混乱か、ヘヴィ・メタもプログレもポップスもフリー・ジャズもごちゃ混ぜオルタナ。4人がそれぞれ違うジャンルの音楽を持ち込んだかのよう。
それが彼らの個性、彼らなりの統一感なりカラーなんだろう、おもしろいバンド。まっ、複雑だけどポップと言う事で。

新盤はてっきりSingle『Ores』が収録されているのかと思ったら、こちらは2曲がライヴのようだ。
デビュー・ミニアルバム『Lets Get Going You're Fracturing Me with this Misery』(2003)はここで試聴可、やっぱヘンだけど好き。ここでもちょっと聴ける。
ダモ鈴木と共演したみたい。

■じゃじゃ麺 [日記]

じゃじゃ麺友達に教えてもらった『じゃじゃ麺』。全く知らなかったので、銀座に出かけた際「いわて銀河プラザ」で買って来た。
平たいうどんの上に肉味噌をかけて食べるジャージャー麺のような物、にんにくの風味とピリッと辛い味でさっぱりしている。
ついでにほろほろ漬のような「民話漬」も買って来た。細かく刻んだ野菜がかなり辛く、ご飯が進む漬物。

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