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2007.02.10

■ゆがんだ闇 [小説]

Yuganda Yami
小池真理子 他/著『ゆがんだ闇』(1998)角川ホラー文庫

子供のいない主婦・千春。誕生日祝いの外食後、帰宅すると留守番電話のランプが点いていた。スピーカーから聞こえて来たのは<過去の会話>。
そして、事故で植物状態となった彼を見捨て、他の男と結婚してしまった千春の元へ彼から花束が届く「白い過去」…ミステリー

カドカワノベルズ『絆』を文庫化した、ミステリー界では有名な作家6人のモダン・ホラー短編集。名前は知っていたけど、ほとんど読んだ事がなかった。
日本の小説のアンソロジーってあまり無いのかと思っていたが、ただ私が興味を持って書店の棚を覗かなかっただけのようだ。

一番面白かったのは、坂東眞砂子「白い過去」。
“ぐじゅっ”、擬音がこの先の不穏な雰囲気を感じさせる。
あり得ない事が起きたにも関わらず納得がいき、読後も清々しい(笑)
千春の状況にとても共感を覚えた。私もびくびくしないで、向上心を摘み取られないようにしよっと。今度『死国』を読んでみたい。

小池真理子「生きがい」
 読みながらあれやこれや想像していたが、こんなオチとは…思わずのけぞった。
鈴木光司「ナイトダイビング」
 イメージ的な内容、ファンタジー。
篠田節子「子羊」
 “神の子”とは何かと思っていたけど、あのSF映画だった。『ソイレント・グリーン』では無いよ(←何てヤツ)。
小林泰三「兆」
 話が二転三転し、こう来たか~ ハラハラしながら面白く読めた個性的なホラー。
瀬名秀明「Gene」
 印象的な文章があったが説明が多かったので、解説に三橋氏が書いていたように“短編のままでは惜しい”と思う。『雨の町』のようにイメージを膨らませて映画化してくれても良いな。

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コメント

坂東真砂子は「山はは(どんな字だっけ)」がとても面白かったです。
ホラーではありません。

昔の雪深い山間部で、両性を持つ旅芸人の出生だったり、鉱山の労働者、遊女、またぎ、村人、山ははなどの人間模様です。

生きるってこと?

名前が無いですよ、ゆ.きりんでしょうか? 間違ってたらごめんね。

「山妣」の解説をちょっと読みましたが、何か怖そうな愛憎劇、人間同士のドロドロみたいなイメージがしましたが。
「死国」はTVで映画を観ましたよ。一冊気に入るとその作家の本をだいたい読む方なので、この本が面白かったら読んでみます。

これ読みましたよ。
今本棚で確認しました。

この当時のホラー文庫は充実していたんです。

あれっ、今まで勝手に名前が出てたのに。

そんなにドロドロではなく、親子の温かみもあります。

>晴薫さん
この当時は忙しくてあまり本を読んでなかった時期です。同僚に「リング」シリーズを薦められても断ってました。
だいたい日本のミステリー小説は映画で観て、読んだ気になるよう、ごまかしてました。日本の映画、音楽にどっぷり漬かっていた時期でもあります。

>ゆ.きりん
重くてたまに表示されない時あります。ココログは色々とあるので、大目にみてください。
親子愛は良いですね。恋愛より、人間愛・人類愛が好き、不変だもの。

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