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2007.01.17

■独白するユニバーサル横メルカトル [小説 平山編]

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平山夢明/著『独白するユニバーサル横メルカトル』(2006)光文社

小学生のふみはいじめられっこ、今日も級友に倒され意識を失う。家では義父に殴られ、実母は宗教にのめり込む。
町で奇怪な殺人事件が立て続けに発生し、ふみは祈る“あいたい”“あいたい”“あいたい”「無垢の祈り」…ホラー

本屋で「このミス1位」という文字に気付き、注視したら奇妙なタイトルとイラスト、心惹かれるモノがあった。だが、場所を取るハードカバーで買う気がせず、地道に立ち読みした(←大人げない)。
しかし、家に帰ると続きが気になって仕方が無い、頭の隅にこびりついて私を悩ます。図書館は70人待ち、とうとうこらえきれず買ってしまった。

その中身は独特。題名からして“何だろう?”と、ときめくモノがある。
読み始めの雰囲気とは別な方向へと発展し、先が読めない。そして、ささやかなオチがある。
八つの短編集だから区切りごとに休めるけど、一編を読み始めたら止める事ができない。

「C10H14N2(ニコチン)と少年―乞食と老婆」
 いたいけな少年に同情させておきながら、どうしてこの仕打ち。
「Ωの聖餐」
 実際にあるかもしれないと思わせるような、おぞましいオープニングに心がざわめいたが、何だか違う。
「すまじき熱帯」
 密林での闘いかと思ったら、オカマが出てくる始末。
「独白するユニバーサル横メルカトル」
 腰の低い地図の独り言が読みづらいと思っていたら、途中から分かりやすいご主人様のご乱心。
「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」
 何かの宗教かと思ったら、夢見る解体屋さん。

グロテスクで悪趣味、他の小説が軽く思える異様な暗黒世界。
単なるミステリーと思って読んだら後悔するかもよ。でも、「このミス」の1位がこういう本とは??? もっと眠らせてくれないような推理小説は無かったのかね。
自分が汚れてしまったような気分に陥ったけど面白かった、もともとこのテが好きだしね。

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書籍 平山夢明」カテゴリの記事

コメント

やっぱり、読んだのね。
どこかの書評を読んで、私は買うの止めました。

やっと、コメントできる日記。
昨日の宝塚はメンテナンス中で書けなかったもので。

俺は「無垢の祈り」と「Ωの聖餐」が好きだ~~!

>ゆ.きりん
そりゃ~、サイコ・ホラー好きですから(恥)人には薦めませんがね。その書評には何て書いてあったの? 気になるなぁ。

>晴薫さん
はっきりおっしゃいますね(笑)ちょっと私は好きだと言う勇気は無いです。「無垢の祈り」は救いがあるが嫌~な世界、あの後の続きが気になるのでした。続編書いてくれないかな。
「Ωの晩餐」は最初の方はアリかもしれないと思ったけど、知識が蓄積されるとは突拍子も無い。でも、晴薫さんは数学好きだから理解できる行動かもしれませんね(←ヘンな意味では無いよ)。
日本の小説だからリアリティを感じてしまって、更に怖さが増しました。

不気味とかそういうふうに思ったとしか。
書評の内は覚えてませんです。

そうだね。不気味な内容で一般向けでは無く、趣味の人用の小説でした。

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