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2006.08.20

■硝子のハンマー [小説 貴志編]

The Glass Hammer by Kishi Yusuke
貴志祐介/著『硝子のハンマー』(2004)角川書店

日曜の白昼、厳重なセキュリティに守られた介護会社内で社長が何者かに撲殺された。犯人として疑われたのは続き部屋でしどけなく眠っていた専務。
専務の無実を信じる弁護士・青砥は防犯コンサルタント・榎本の元を訪れる…ミステリー

本格推理小説は久しぶり、犯人は誰かなとあれやこれや。
しかし後半に差し掛かってから様子が一変、そしてデジャヴ感。

前半は青砥と榎本の掛け合いも楽しく気軽に読んでいたが、後半は感情移入してしまい複雑な気持ち。
ジェイムズ・エルロイにもこんな感じの小説があったが、あちらはリアルタイム。こちらはいい意味で裏切られ、さすが貴志祐介は面白い。
そしていつもながら、綿密な下調べの上書かれたのであろう背景描写。作者は生命保険会社だけでは無く、こんなに色々な仕事を経験しているのかと勘違いしそう。『青の炎』でも思ったが、作者も登場人物と同じく秀才であったのだろうと勝手に想像している。

“虚無の扉”でおしまいかと思ったら、更にオチがあった。こんなところもいい。
前半は良い人悪い人がはっきりしていて、先入観を持たせられてしまったが、後半は灰色。後半部分の方が好きである。

P261「釘を打つように頭が沈み込んでいく。」
彼のこんな表現が好きだ、絵が見えるよう。
ネタバレ

追記
映画を観ていて知った。
この本の発売前のタイトルは『見えない扉』だった。

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コメント

ひゃー、これも読んじゃったの。
ハロニコさんのスタミナスゴイわ。

私は読書続々挫折中であります(笑

だらだら寝転びながら読んでいるので、スタミナ充分ですよ。
一人の作家を気に入ると全て読まずにはいられない性分ですが、貴志祐介はほどほどの冊数だったので助かりました。あまり量が多いと挫折しがちです(ジェイムズ・エルロイやV・C・アンドリュース等)。

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