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2006.06.13

■凍りつく骨 [小説 MWW編]

Zero at the Bone by Mary Willis Walker
メアリー・W・ウォーカー/著『凍りつく骨』(1993)講談社文庫

犬の訓練士キャサリンは、31年間音信普通だった父から突然手紙をもらい、彼が飼育係をしている動物園に会いに行くが、まさにその日の朝にトラにかみ殺されていた。
父のポケットから脅迫状が見つかり、第2の殺人がおきる。そして彼女の元へも「正義の使者」からの手紙が舞い込む…ミステリー。

5歳の時に別れたきりの祖母は大金持ち、奔放な母親に幼い頃から苦労させられ、会いに行った当日に父親が殺される…テレビドラマかよ~ ありえん。

ありえん話だが、面白い。
魅力ある人物も含め、全員容疑者。いろんなところに犯人につながるような発言があり、誰が父を殺したのか? ハラハラドキドキ、キャサリンの思い込みも単独行動も冒険も危なっかしい。
おまけに恋する男性まで怪しく、この先どうなるの? という感じでスラスラ読める。
特に女性なら一層感情移入できるはず。

本作はモリー・ケイツ・シリーズとは別のウォーカーの処女作。2作目『処刑前夜』よりも楽しく読めた。
書店でタイトルを見て何度か手に取ったが、表紙のデザインとあらすじ(小説なんだから、わざわざ美人と書く必要は無い)で今まで購入に至らなかった。現代なら、犬の首を抱いてしゃがむ美しい女性の後ろでそれを狙うヘビのイラストでも描いた方が売れ行きが伸びるのではないかと思う。結局私は“3冊100円+可愛いブックカバー”に惹かれて買った。
次は彼女の4作目『すべて死者は横たわる』、帯の売り文句“宮部みゆき氏絶賛”と書かれても、宮部みゆきを読んだ事なく、帯に左右されて買う事もほとんど無い。
やっぱ後ろのあらすじが一番大事、そして作者のバックグラウンド。エルロイは分かるがウォーカーは何故父親にこだわるのか気になる。

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コメント

>3冊100円+可愛いブックカバー
ホントですか?
今回はスラスラ読めて面白かったみたいだからお買い得でしたね。
モリー・ケイツとはちがったハラハラドキドキ。
ヘビはこわいし、舞台が動物園というのがわたしにはダメだったのかもしれません。
>何故父親にこだわるのか気になる
読んで初めて気付きました。確かにそうですよね。なぜでしょう?

中古で買ったのでかなり古くさかったです、Amazonでは1円ですが。
ヴィックと危険を冒して動物の写真を撮りに行ったシーンは想像しながら(イメージを頭の中で描きながら)読んだのですが、ヘビの部分はあまり想像しませんでした。

>ヘビはこわいし
mattsmoodさんに影響を与えるほど、ウォーカーの描写が上手いという事でしょうか、それとも翻訳家?
日本の小説は読みにくかったりしますが、一度人を通すせいか翻訳本は分かりやすい文章に直されて読みやすくて好きです。

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凍りつく骨 作者: メアリ・W.ウォーカー, Mary Willis Walker, 矢沢聖子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1993/04 メディア: 文庫 メアリ・W.ウォーカーのデビュー作。 前に読んだ「処刑前夜」は2作目で、この作品はてっきりモリーのシリーズの1作目と思っていたらちがった... [続きを読む]

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