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2005.09.30

■まとめ [70年代HR編 Vol. 1]

Kiss/Hard Luck Woman1970年代のハードロック、地味編のつもりが派手編になってしまった。これなら、KissQueenも書くべきかと思ったが、一応“B級”と言う事で、いつの間にか消えて、あまり人が語らなくなった残念なバンドを取り上げてみた。
でも、私もずっとフォローしたわけではなく、1970年代末期にはPunkへ移行してしまったから責任の一端はあるかも…
同時期にAerosmithも聴いていたが、アルバムは既に手離してしまった。そして今さらながら、全く聴いてなかったHeartがプログレ風だと言う事を最近ラジオで知った。

ビリー・スクワイアーがいた“Piper(パイパー)”
Starzのマイケル・リー・スミスの弟、レックス・スミスのバンド“Rex(レックス)”
もうアルバムも見当たらない、寂しいものだ。

それでは、せめて懐かしい曲でも試聴するか、
Thin LizzyWaiting for an Alibi/アリバイ」
Blue Öyster CultGodzilla/ゴジラ」
The RunawaysCherry Bomb/悩殺爆弾」
Suzi QuatroCan the Can/キャン・ザ・キャン」
 「Wild One/ワイルド・ワン」♪ナーツーノ オジョ~サン ~

Kiss/Hard Luck Woman何と、「こんばんは 渋谷陽一です」のNHK FM“ヤングジョッキー”オンエア・リストがあった、素晴らしい! 私が聴いてたのはまさしくこれらの曲(こちらが“11月の舟”サイトのトップ)。

70年代ハードロック第2弾はいつか続く…

2005.09.29

■Angel [70年代HR編 Vol. 1]

天使の反逆 美伝説
AngelWhite Hot』(1977)Polygram
GiuffriaGiuffria』(1984)MCA

Members :
Frank DiMino (Lead vocals)
Punky Meadows (Guitars)
Greg Giuffria (Keyboards)
Mickie Jones (Bass)
Barry Brandt (Drums)

Felix Robinson (Bass)

アメリカ、ワシントンDCで結成された“エンジェル”、華麗な白いヒラヒラ衣裳で日本の女子供の心をつかんだ。
だけど、素直じゃない私は不覚にも聴いてなかったと言うか、ラジオでそんなに流れてなかったような気がするんだけどな~ ヒット曲は何だっけ? と試聴したら、かろうじて「Anyway You Want It」を知ってたくらい。

しかしある日、ラジオで耳にした「You Could Lose Me」からの流れも素晴らしい「The Winter Song」にやられてしまった、美しい…
4th『White Hot(天使の反逆)』をあらためて聴いてみると「Under Suspicion」は私好みのメロディアス・ハード。
“Boston”に似ている「Don't Leave Me Lonely」はつい、♪Oh no, don't go ~ なんて歌っちゃうんだな。
ちゃんと聴けば良いハード・ロック・バンド、ルックスに惑わされちゃいけないね。

試聴したらとても良かったので今さらながら、アルバムを集めようかと思ったら、これがまた“The Babys”以上に難しい。
2nd『Helluva Band(華麗なる貴公子)』、3rd『On Earth as It Is in Heaven(舞踏への誘い)』は高嶺の花、5th『Sinful(甦った天使たち)』なんか取り扱ってもいない。
需要があるんだから再発して欲しいものだ。再評価されるべきバンドだと思うよ、たぶん。1st『Angel(天使の美学)』は来月買おっと。

そして解散後にグレッグ・ジェフリアが結成した“ジェフリア”。
1st『Giuffria(美伝説)』は力強いボーカルで“Journey” や “Survivor”のような感じの80年代ロック、ヘヴィ・メタ調もある。
2nd『Silk and Steel』はまた中古屋で見かけたら買おうかな。

2005.09.28

■The Babys [70年代HR編 Vol. 1]

オン・ジ・エッジ アンソロジー
On the Edge』(1980)One Way
Anthology』(2000)Chrysalis

Members :
John Waite (Vocals, Bass)
Walter Stocker (Guitars, Vocals)
Michael Corby (Keyboards, Guitars)
Tony Brock (Drums, Vocals)

イギリスの4人組“ベイビーズ”。
ハードロックにしては珍しく女性のコーラスが入り、クールな「Isn't It Time」が気に入ってシングルを買った。彼らはアイドル扱いだったが、ちょっと憂いのあるロックで明るくはなかったと思うんだけどなぁ。
例えば「Give Me Your Love」「Looking for Love」「If You've Got the Time」。
初期2枚しか聴いてなかったし、ラジオからカセットに録音しただけで、アルバムを買い損なってしまっていた。
5th『On the Edge』は初期とは違って、明るくストレートなロック。「Postcard」「Love Won't Wait」なんかいいね、もちろんお気に入りは「Darker Side of Town」。

そのうち、いつの間にか5人組になってて驚いた。
おまけにボーカルのジョン・ウェイトが「Missing You」(1984)をヒットさせて驚き、後から入ったジョナサン・ケイン(Key)がSurvivorにいたり、Bad Englishを結成し「When I See You Smile」(1989)をヒットさせてたりして、もっと驚いた。でも、またどこに行っちゃったのかな~

また聴きたくなって注文したら、何ヶ月も待たされたあげくキャンセルされてしまい、いまじゃ高嶺の花。
Babys/Broken Heart』(1976/1977)
Head First』(1978)
Union Jacks』(1980)
しょうがないから、ベスト盤で我慢。こんなに人気があるのなら、待てば再発してくれるかな? もしも出なかったらまたベスト盤を買うしかない…

愛の出発 ←未だに手離せないアナログ

2005.09.27

■Starz [70年代HR編 Vol. 1]

巨星1. 灼熱の砂漠2. 黒い稲妻3.

1.『Starz』(1976)RYKO
2.『Violation』(1977)RYKO
3.『Attention Shoppers!』(1978)RYKO

Members :
Michael Lee Smith (Vocals)
Richie Ranno (Guitars)
Brenden Harkin (Guitars)
Peter Sweval (Bass)
Joe Dube (Drums)

アメリカのハード・ロック・バンド“スターズ”。
Detroit Girls」「Cherry Baby」「Sing It, Shout It」とスマッシュ・ヒットさせ、どのアルバムもとてもキャッチー、明るく甘いボーカルのせいか…しかし、それだけでは無いゾ! ギターがギュワ~ン、ドラムもズダダ、ベースもハッキリ、演奏はしっかりしてるんではないの?

『巨星(Starz)』「Pull the Plug」ブルース風味なんだ、「Now I Can」骨太ロックなんだ。
『灼熱の砂漠(Violation)』「Violation」演奏がいいんだ、「Subway Terror」緊張感があるんだ、「Is That a Street Light or the Moon ?」誰が歌ってんのってくらい悩ましく、ストリングスも美しいんだ。
『黒い稲妻(Attention Shoppers!)』「Third Time's the Charm」こういう甘さは好きなんだ、「Johnny All Alone」エコーがかかったようなギター、哀愁があるんだ。

LP/Single ←未だに手離せないアナログ達

好きなバンドが多いからどこまでフォローしたらいいかいつも悩むけど、こういうバンドは買っといた方がいいかもね、だっていつ手に入らなくなるか分からないもん。明日紹介するバンドなんか手に入らなくてすご~く困ってる。あぁ、あの時買ってさえいれば…といつも後悔、たぶん一生でしょう。だって私のロック○カは治りそうにない…

2005.09.26

■Sweet [70年代HR編 Vol. 1]

荒廃の街角1.甘い誘惑2.明日なき青春3.甘い罠4.

1.『Desolation Boulevard』US(1975)EMI
2.『Give Us a Wink』(1976)BMG
3.『Off the Record』(1977)BMG
4.『Level Headed』(1978)Repertoire

Members :
Brian Connolly (Lead Vocals)
Steve Priest (Bass Guitar, Harmonica, Lead and Backing Vocals)
Andy Scott (All Guitars, Keyboards, Synthesizers, Vocals)
Mick Tucker (All Percussion, Vocals)

甲高いコーラスが特徴の“スイート”はイギリス出身、最初はバブルガム・サウンドでアイドル扱いだった。それからグラム・ロックへと変わり、オリジナルの曲を書き始めてからハード・ロックへと転換し、「Fox on the Run」「Action」がヒット。

ポップでとっつきやすいロックで、私はメロディアス・ハードだと思っている。
ブライアン・コノリー(Vo)が抜けてから聴かなくなったというよりも、今までのきらびやかなロックから渋い音になってしまった『甘い罠(Level Headed)』が物足りなかっただけ。
とは言え「Love is Like Oxygen」は名曲!「Fountain」も叙情的で良い。

大好きなのは『明日なき青春(Off the Record)』思わず口ずさんでしまう「Fever of Love」。「Lost Angel」もシャウトやコーラスに熱くなる。「Laura Lee」はただのバラードじゃない。
Windy City」のイントロは“Deep Purple”の「Woman from Tokyo」に似てたりする、「Hard Times」は“Led Zeppelin”っぽいぞ~

ギンギラギター、ドンドコドラム、キラキラキーボード、タイトなベース。一曲の中でクールだったり、スピーディだったり…色んな音がちりばめられたスイートが好きだ。

LP/Level Headed LP/Single
左/CDを手に入れた時点で手離したアナログ『Level Headed』
右/未だに手離せないアナログ達

2005.09.25

■スクール・オブ・ロック [映画]

The School of Rock
スクール・オブ・ロック』(2003)アメリカ
 監督:リチャード・リンクレイター 脚本:マイク・ホワイト
 出演:ジャック・ブラック マイク・ホワイト

“バンド・バトル優勝”を目指していたが、ロック・バンドをクビになったさえない男デューイ(ジャック・ブラック)。
ルームメイトのシュニーブリー(マイク・ホワイト)の名を騙って名門私立小学校の代理教員になり、授業そっちのけで、子供達にロックを叩き込む…コメディ、ロック・ムービー。

最初は嘘つきだし、だらしないデューイが苦手だったが、子供達に接する姿を見ているうちに好感。聞き上手、ほめ上手のデューイに子供達は励まされ、自信をつけてゆく。観ているこちらも感情移入してしまった。
ありきたりで先が予想できる展開だったがその反面、安心して観られるし、面白い!

破天荒なニセ教師デューイの行動に“バレるのではないか”と終始ハラハラ。
チャーリーとチョコレート工場』のように、どこで見つけて来たのかと思うような子供達、素晴らしい歌声のモニカ、ロックなフレディ、こまっしゃくれたサマーが特に良かった。もともと演奏で有名な子供達もいたそうだ。
モニカにはPink Floydの「The Great Gig in the Sky」を聴けと言うし、キーボード担当のフローレンスにELPじゃなくてYESを渡すところがいいね(私感)、それも『こわれもの』だよ。

大人も子供も楽しめる、特にロック好きにお薦め! 70年代ハード・ロックが中心だけど…
こちらにはロックの歴史やテストなどがあって面白い。


と言うわけで、明日から“70年代HRウィーク”。ただし、アルバム1枚しか持ってないからツェッペリン、パープル、ジミ・ヘンなんて有名なのは出てこないB級レベル、言わば地味編?

2005.09.24

■ラジオ25

なめ猫TVの『電車男』が最終回だったので、ウロウロしながら見た。
オープニングテーマ曲がE.L.O.TWILIGHT」懐かしー

最近、ラジオから流れた懐かしい曲はいっぱいあるけど、リアルタイムで聴いていて忘れかけていた曲に出会うと、ワクワクした気分になる。面白かった80年代。

BILLY JOELALLENTOWN
A FLOCK OF SEAGULLSI RAN」「WISHING
MUSICAL YOUTHPASS THE DUTCHIE
NENEH CHERYBUFFALO STANCE
 ドン・チェリーの娘、アルバム処分しちゃった
CHRIS REAON THE BEACH」いい歌だの~ しんみり

2005.09.23

■Last.fm

Last.fm
しかし、
さん達が紹介していて、気になっていた“Last.fm”にようやく登録した。

プレイヤーをダウンロードしたら、聴きたいバンド名を入力“Go”クリック、似たようなジャンルのバンドが表示され“Listen Now”をクリックすると、音楽が流れ始める。

好きな曲だったら“♡”、嫌いな曲だったら“\”、飛ばしたいなぁと思ったら“>>”等をクリックしてゆくうちに、私の好みの傾向の音楽を流してくれるそうだ。

その日の気分でKing CrimsonYesRainbowHuman League…70年代ばっかじゃん、古い。
Talking Heads”と入れてみた。流れたのはUltravoxやらDevoやら。
CalexicoBallad of Cable Hogue」♡、TortoiseBlackjack」♡と好みの曲をクリック。
我ながらインディーズ系が好きな自分にあきれた。一般受けしないバンドはすぐ消えてなくなるから、なるべく好きにならないように気をつけているんだけど…
そうこうするうちに、何故かJohn ColtraneMiles Davis…肝心のトーキング・ヘッズが流れないよ~

CDは買うほどじゃないけど、なんか聴きたいなぁ~と思っていた一発屋、The KnackMy Sharona」も聴けた、そういう使い方もいいよね。
ただ、“Last.fm”を聴いていると、立ち上がらないソフトがあるのには困った。

2005.09.22

■グッバイ、レーニン![映画]

Good Bye, Lenin !
グッバイ、レーニン!』(2003)ドイツ
 監督:ヴォルフガング・ベッカー 出演:ダニエル・ブリュール

1979年、東ベルリン。父の西側への亡命のショックで、筋金入りの社会主義者となってしまった母。
10年後、アレックスがデモに参加しているのを目撃したショックで母が倒れ、昏睡状態に陥っている間にベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一してしまった。
8ヵ月後、目覚めた母に再びショックを与えないよう、アレックスは奔走する…ヒューマン・ドラマ。

わざわざ恵比寿まで行って見損なった『グッバイ、レーニン!』をやっと観た。
母親にひたすら以前と変わらぬ東ドイツのままだと思い込ませようとする、ドタバタ・コメディかと思っていたけれど、私が思っていたよりもシリアス。
ヨーロッパ映画のせいかもしれないけれど雰囲気も暗く、アレックスが母の為に現実を偽り、周囲の人々とぶつかりながら苦悩する姿は、息子の為に「身体にさわるから」と言った『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のセルマの姿とイメージがかぶった。
しかし、セルマほど悲惨では無い。
周囲には社会主義体制を懐かしむ人々もいて、アレックス達を支えてくれる。そして、最後も心温まるモノがあった。

特に好きなのは、ヘリコプターでレーニン像が運ばれて行くところ。
全面協力してくれたノリのいい友人デニス、元宇宙飛行士イェーンも良かったなぁ~
資本主義の象徴のような、金の為に歌った少年達と銀行員以外はみんな良い人々だった。

1989年11月、私は仕事から帰るといつも見ていたTBS「筑紫哲也 NEWS23」でベルリンの壁の崩壊を知った。衝撃的だった…

2005.09.21

■銀河ヒッチハイク・ガイド [映画]

The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005)アメリカ
 監督:ガース・ジェニングス 出演:マーティン・フリーマン

ある日、巨大な宇宙船が空に飛来し、銀河系のバイパスを建設するため地球が邪魔だからと爆破され、消滅した。
猿の子孫であるアーサーは、やはり猿の子孫だと思い込んでいたが、実はベテルギウス星人の親友フォードに助けられ、地球人唯一の生き残りとして銀河系をヒッチハイクするはめに…SFコメディ。

ミステリーは辻褄が合わなければならないが、SFは想像上の物だから何を考えてもいい。この映画は何でもありのハチャメチャさ、ある意味シュール。クスッと笑えるバカバカしくも楽しい映画だった。

冒頭からイルカに「さよなら」され、「さかなをありがとう」と歌われる。
だいたい地球が滅亡するというのに、世界の各地が映し出され「キャー」「キャー」「キャー」「○○~」
消滅した後は、物悲しい調べ…DON'T PANIC !

ヴォゴン人は公務員? ゼイフォードはヴァージングループ会長のイメージ? うっとおしいロボット、マーヴィンも最後には愛らしく思える。
イラストもあみぐるみもかわいい(何故に? 観れば分かる)。
この映画は何も“考え”ずに観よう!

エンドロールは別に観なくても構わないけど、観るともうひとクスッできるゾ、なんか得した気分。
わざわざ、初“六本木ヒルズ”に行って良かった~ キャラメル・ポップコーン、うまうま。

原作はダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』。TV版のDVD『銀河ヒッチハイク・ガイド』も出ている。

2005.09.20

■渋谷怪談 [映画]

渋谷怪談
渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説』(2004)日本

「口裂け女って知ってる? マスクをはずすと、耳まで口が裂けているの。しかも、赤いコートを着てて、万引きした人をずっと追いかけてくるんだって」
言った当人が店で万引きし、マスク姿で赤いコートの女が追いかけて来る…第八伝説<友達だよね>
グラビアアイドル主演の都市伝説を題材としたホラー・ショート・ムービー、全14話。

毎週末ごとにWOWOWで放映していたので、8月から地道に録画しつつ見ていたけれど、一挙にまとめて全話放映していた。
特に話が続いているわけではないので何話か抜けても、順番に見なくても平気だが、これで見損なっていた分も見れた。
出演するアイドルは全然知らない人ばかりだけど、むしろ先入観を持たなくて済む。それほど怖い話では無く、先が読める、しかし10分ほどなので気軽に見れた。

「アイスクリーム」「安すぎる自転車」「扉」がおもしろかった。これらに共通するのは結末。
第一伝説「サッちゃんメール」がネットで見れるよ。

2005.09.19

■隣人13号 [コミック]

隣人13号 1 隣人13号 2 隣人13号 3
井上三太/著『隣人13号』幻冬舎(2002)

小学生の時、激しいいじめに遭い村崎十三の中にもう一人の自分が生まれた。激しい怒りと共に出現する13号
そして、自分をいじめた赤井トールに復讐する為、地元へ帰って来た…

予定の時間まで余裕があったので“マンガ喫茶”に行った。
いいねぇ、クーラーの効いた室内でリクライニング・チェアにジュース飲み放題。しかし、時間内に読みきらないと超過料金をとられるので、一心不乱に読んだ。1時間450円に対して、本567円×3冊+コーヒーで元は取ったよ。

絵は好みとは言い難いが、最後まで読ませる気迫があるサイコ・ホラーなスプラッター漫画。
“赤井”に復讐するが為に、邪魔する者を次々と消して行く“13号”。しかし、良心的な“十三”は心の葛藤に苦しむ。
ちょっと雑だし、ミステリー好きとしては「無理がある」と思うところもあったけど、そこは漫画。
映画の迫力、残虐さ、異様さは劣るけれど、この漫画があったからこそ井上靖男監督の映画『隣人13号』が作られたと言う事を忘れてはいけない。

映画と違うところは、新聞配達、刑事とその息子等々。
あらためて、映画の関肇(石井智也)と死神(松本実)が適役だったと感じられた。
結末が気になって仕方が無く、夢中で読んだ漫画だった。う~ん、何年ぶり?

2005.09.18

■チャーリーとチョコレート工場 [映画]

Charlie and the Chocolate Factory
チャーリーとチョコレート工場』(2005)アメリカ
 監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップ

世界的に大人気の“ウォンカ”チョコレート。“ゴールデン・チケット”が入っていれば、長年誰も足を踏み入れた事の無い謎の工場を見学できる。5人の子供達が招待され、さらにその中から1人だけ特別賞がもらえる。
貧しいながらも家族に愛されている少年チャーリーにも“ゴールデン・チケット”が当たった…ファンタジー。

ティム・バートンとジョニー・デップと言えば『シザー・ハンズ』『エド・ウッド』『スリーピー・ホロウ』、その路線。
ただし摩訶不思議で極彩色、ブラック・ジョーク溢れ、ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)の奇妙さも混じり、イヒヒと笑える楽しい映画だった。

玄関での出来事からひき込まれた。まるで、初めて入った時の“東京ディズニーランド”のような気分。
子供達も愛らしく個性的。特にバイオレットの「クネクネよ」に好感、めげない強さが子供らしい。彼女のママはマエケンに似ていると思った。
ジョーじいさんも優しくて素敵だが、ジョージじいさんもいい味。そしてウィリーの父(クリストファー・リー)が怖くないけど、役柄がピッタリな気がした。
ミュージカルが苦手な私でも、ウンパ・ルンパの歌のタイミングが絶妙! 特にベルーカの歌はコーラスが美しく、60年代のポップスと言った感じ。

と言う訳で、とても気に入った私はロアルド・ダール原作『チョコレート工場の秘密』を読もうと図書館に予約、33番目だった。
それでは、リメイク元の映画『夢のチョコレート工場』(1971)をレンタル屋で借りようと調べたら、置いて無かった…

2005.09.17

■ランド・オブ・ザ・デッド [映画]

Land og the Dead
ランド・オブ・ザ・デッド』(2005)アメリカ/カナダ/フランス
 監督・脚本:ジョージ・A・ロメロ 出演:デニス・ホッパー

ゾンビがはびこる世界。生き残った人間達は川にはさまれた地域を要塞化し、中央の高層タワーには支配者カウフマン(デニス・ホッパー)と一部の金持ちが、その足元には貧しい人々が細々と生活していた。
花火に見とれ、ウロウロと肉を求めるだけだったゾンビ達が、知能を持ち始めタワーを目指す…ホラー。

怖くない。やはり、最近の素早いゾンビに慣れたせいか、ちょっと刺激が足りなくて残念。
最初に出て来たゾンビがずっと先頭なもんだから、だんだん見慣れてくるし、マヌケなしぐさに愛嬌も。残酷な描写もシルエットだったりする。
むしろ、人間の方が怖いと言いたげなストーリーだった。
話が予想できるありきたりの内容で、花火だけが斬新だったなぁ。せめて、主人公に魅力があったら良かったのに地味だった。
映画は素早いゾンビがいいけど、ゲームはゆらゆらゾンビがいい。

アーシア・アルジェント(スラック)ダリオ・アルジェント監督の娘。

2005.09.16

■まとめ [ビートルズ・パロディ編]

ずうとるび
ビートルズのカバー曲、ジャケットのパロディはたくさんあり、ポール・マッカートニーでさえもパロってる。
その数ある中から珍妙だと思ったものをいくつか。


Beatallica
ヘヴィ・メタ版ビートルズ・カバー。歌詞が過激らしく、サイト閉鎖をせまられているらしい(サイトは数分でリンクをとばされるし、ファイルが無くなっているものもあるので要注意)。

東京ビートルズ
1964年に結成された、日本最初のビートルズ・コピーバンド。何と言ったらいいのやら~

つんく
NHK-BSの番組企画で録音したビートルズの完全コピーアルバム。彼のファン以外も買うのかな?

Red Hot Chili Peppers
ジャケットのパロディだけであって、音楽は別。このアルバムを買うには勇気がいりそう…

金沢明子
最後は、姉が大滝詠一のアナログ盤を持っていてヘンな歌だなぁ~と思って聴いていた「イエロー・サブマリン音頭」でおしまい。

2005.09.15

■The Residents [ビートルズ・パロディ編]

Meet the Residents
Meet the Residents』(1973)ESD

ザ・レジデンツのファースト・アルバム『ミート・ザ・レジデンツ』。
ビートルズのアメリカ・デビュー・アルバム『ミート・ザ・ビートルズ』のジャケットにいたずら書きしただけで、その中身は似ても似つかない、全く異なる音楽。
まるでおもちゃのピアノを叩いているかのようなチープさ、子供も恐がる不気味な前衛音楽、奇奇怪怪。でも、ハマるとやめられない、今じゃBGM。

ナンシー・シナトラの「にくい貴方(These Boots Are Made For Walkin')」のカバー曲、「Boots」は別な音楽に仕上がっている。
好きなのは「Rest Aria」、ちゃんと曲に聴こえる。

まぁ、レジデンツは起承転結を求めず、フィーリングで聴いてよ、“何となく”がいい。
ちなみにこのCDにはEP『Santa Dog』(1972)4曲も収録されている。

2005.09.14

■Laibach [ビートルズ・パロディ編]

Let It Be
Let It Be』(1988)Fiat

“ライバッハ”によるビートルズのアルバム『レット・イット・ビー』カバー(何故かLet It Beのみ収録されていない)。
それはもう、荘厳なゴシック・ヘヴィ・ロック。聴いてると重苦しい感じがするけど、美しい歌声あり、シンセのピコピコ音あり。
元の曲が分かるけれど、全然雰囲気が別。

The BeatlesLaibach
Get Back』→『Get Back』この曲はちょっと重いmp3。
Two of Us』→『Two of Us』元は大好きな曲なんだけどね…
Dig a Pony』→『Dig a Pony』悩ましい~
I Me Mine』→『I Me Mine』あい・みー・まいん?
Across the Universe』息抜きに美しい女性ボーカルをどうぞ。
One After 909』→『One After 909』元があまり好きじゃなかった。
For You Blue』→『For You Blue』かっこいい曲に変わってる。

Laibachってスロベニア出身だったのね、Devil DollのMr. Doctorも同じ出身だったな。

2005.09.13

■Utopia [ビートルズ・パロディ編]

Deface the Music
Deface the Music』(1980)Victor

トッド・ラングレン率いる“ユートピア”のビートルズ・パロディ・アルバム『ミート・ザ・ユートピア』。
聴いていると、「あぁ、この曲なんだっけ?」
聴いてて楽しい、ビートルズ・テイストが加味された良質ポップス・アルバム。

おもしろいと思ったり、好きだなと思った曲。
Alone」は「ドライブ・マイ・カー」やら何やら。
Take it Home」はイントロは「涙の乗車券」かな?
Hoi Poloi」は「アイム・オンリー・スリーピング」やら何やら。
Life Goes On」 は「エリナー・リグビー」風
Feel too Good」のイントロは「ゲッティング・ベター」風
All Smiles」はいいなぁ~、すごく好き。
Everybody Else Is Wrong」は終りって感じでいいなぁ。

元となったビートルズの曲は日本盤のタイトルで推測できたりするけど、一つの曲の中で色んな曲がミックスされていて、一曲ずつ特定するのが大変なので手抜き(後で訂正するかも)。
久しぶりにビートルズの後期を聴いた、やっぱり元がいいからこのアルバムも素敵に聴こえるのね。いやいや、トッドの才能だろう。

2005.09.12

■The Rutles [ビートルズ・パロディ編]

The Rutles
The Rutles』(1978)Rhino

イギリスのコメディ・グループ、モンティ・パイソンのビートルズ・パロディ“ザ・ラトルズ”。
ビートルズとかっこうだけで見た目は似てないけれど、似て非なる音楽『四人はアイドル?』。どっかで聴いた事があるけど、何だヘンだな~ と思わせる。
でも、声が何となく似ていたり、コーラスも美しく、そのポップ性も結構良いセンス、「I Must Be In Love」なんかオリジナル性を感じる。

Number One」は「ツイスト・アンド・シャウト」風(以下略)
Hold My Hand」は「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のイントロ、「プリーズ・プリーズ・ミー」「抱きしめたい」等が混じった「オール・マイ・ラヴィング」
With A Girl Like You」は「恋におちたら」
Ouch!」は「ヘルプ」
Good Times Roll」は「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」
Love Life」は「愛こそはすべて」、イントロは「幸せなら手をたたこう(If You're Happy And You Know It)」
Piggy in the Middle」は「アイ・アム・ザ・ウォルラス」
Get Up and Go」は「ゲット・バック」…

歌詞が気になるところ、やっぱり日本盤を買えば良かったなぁ~
日本語サイト“The Complete RUTLES Chronicle”がおもしろい。

2005.09.11

■黒こしょう煎餅 [日記]

黒こしょう煎餅

Mao.Kさんが紹介していた“黒こしょう煎餅”を食べてみたら、おいしくてハマってしまった。
厚焼きで醤油味をベースにピリッと辛い黒胡椒がまぶしてあり、それはまるでニッポンハム“チキチキボーン”の味わい。

お薦めしていた“七味せんべい”も食べてみたくてあちこち探したけれど見つからず、“黒こしょう煎餅”のバリエーションばかり買っている、みんな<金吾堂>。
写真右のCOOP商品は<岩手金吾堂>、ひとまわり小さくて薄焼き、片面の胡椒が多い方を下にして食べると唇がヒ~ッ。

ネットを見ていたら、埼玉の<おせんべいやさん本舗 新井製菓>“黒胡椒せん”の方が有名なのね、“葱みそ味煎餅”も食べてみたい。
<無印良品>にも“黒こしょうせんべい”があった、有楽町に行ったら買おっと。

今日はこれから“黒こしょう煎餅”をつまみにビールを飲みながらホラー映画を観る予定。
そう言えば、NHK「ヤング・ミュージック・ショー」の冒頭でポール・マッカートニーとリンダが映画館に二人並んで座り、手にはコーラとポップコーン「映画を観る時はポップコーンが欠かせないね」とか何とか。
「I love popcorn !」と言った途端ライブが始まり「007/死ぬのは奴らだ」が流れたのを思い出した。
と言うワケで明日から“ビートルズ・パロディ・ウィーク”。

2005.09.10

■ナイト・オブ・ザ・コメット [映画]

Night of the Comet
ナイト・オブ・ザ・コメット』(1984)アメリカ
 監督・脚本:トム・エバーハード
 出演:キャサリン・メアリー・スチュワート

6,500万年ぶりに地球に近づいて来た彗星を一目見ようと人々はわきたつが、レジーナは恋人と映写室にこもっていた。次の日、外に出ると服と赤い粉が散乱し、街は無人と化していた。唯一出会ったのはゾンビ。
家へ逃げ帰り、倉庫に隠れて難を逃れた妹サマンサと、ラジオ局へ向かう。そこにはトラックの荷台で夜を過ごした運転手へクターがいた。ラジオ局は無人だったが、マイクを通して彼女達の声を聴いた政府の研究所員が救助に向かう…SF青春ドラマ。

『ランド・オブ・デッド』を観に行き損なったので、録画していたゾンビ映画を観た。とは言え、ゾンビがちょっとしか出てこない低予算SF映画。
地球が滅亡したというのに能天気な姉妹がシンディ・ローパーの曲をバックにデパートで洋服をとっかえひっかえ。
もう、ダメだ~ と思ったが、意外な展開に…

全然怖くない、おちゃらけている、80年代丸出しで古臭い、どう考えてもB、C級。しかし、結構面白くて思わぬ拾い物って感じ。
アイドル的な姉妹を目立たせたかったのか、出てくる男性が地味。
子供にも考慮した映画で青春ドラマが最後にはホームドラマへ。
ポラロイドを使っていたのは、プリント・ショップに店員がいないからなんだろうなぁと考えながら、最後に出て来たプラスチックのバッグがすごーく懐かしー。

2005.09.09

■ドーン・オブ・ザ・デッド [映画]

Dawn of the Dead
ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)アメリカ
 監督:ザック・スナイダー 脚本:ジェームズ・ガン
 出演:サラ・ポーリー

早朝、看護婦のアナが夫とベッドに寝ていると、隣家の少女ヴィヴィアンが突然襲って来た。死んだはずの夫ルイスまでがアッという間に甦って襲いかり、命からがら外に逃げ出すと街は混乱状態だった。
途中で出会った人々とショッピング・モールに籠城するが、周囲にはゾンビが群がり、救助される見込みも無く、脱出する決心をする…アクション・ホラー。

何か得体の知れないモノに追われる映画(小説)はとてもスリルがあってドキドキするから好きだ。この映画はとっても素早いゾンビが出てくる。
ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』のリメイクなので、ショッピング・モールに閉じこもるが、受身ではなく自分達で何とかしようとする前向きな姿勢に好感、目標があるっていいね。
友情あり、自己犠牲ありの人間ドラマに仕上がっていて、久々にお金を出して観ても良かったなと思わせる映画だった。たぶん、私はまた観るであろう。
特に、非情な男CJがやたらとかっこい!

音楽も良かった。ゾンビ映画だと言うのにStereophonics「Have A Nice Day」、その後に流れるのはJohnny Cash「The Man Comes Around」渋い、エンド・クレジットも目が離せずDisturbed「Down with the sickness」。

明日は『ランド・オブ・ザ・デッド』を観に行こうかな。

2005.09.08

■ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ/リターン・オブ・ナイトメア [映画]

HELLRASER : Inferno
ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ』(2000)アメリカ
 監督:スコット・デリクソン

ソーン刑事の高校時代の同級生が惨殺死体で発見された。部屋の中で発見されたオカルト文字が刻まれた“箱”が独りでに動き出した時から、幻覚が始まり、周りの人々が次々と殺されてゆく…オカルト・ゴシック・ホラー。

人気シリーズ『ヘルレイザー』(監督:クライヴ・バーカー)の5作目。
実は前4作はまだ観ていないのだが、たぶん同じように“箱(パズルボックス)”と“ピンヘッド”が出てくるのだろう。ずっとファンの人には評判がイマイチのようだが、私はおもしろかった。
異形の者はホラー・ゲームのキャラクターのよう。

現実と幻覚の区別がつかず、夢オチかと思うと幻覚の幻覚の…果てしなく続く悪夢。
パズルボックスは“嘆きの形成体”、エンジニアは“彼を追えば、彼に追われる”、罪悪感を幻覚であがなう“地獄からは逃れられない”。

HELLRASER : Hellseeker
ヘルレイザー リターン・オブ・ナイトメア』(2002)アメリカ
 監督:リック・ボータ

車が川に転落し、からくもトレバーは抜け出すが、妻クリスティーは行方不明となってしまう。事故後、彼は頭痛にさいなまれ、幻覚と記憶の喪失の症状に悩まされる…オカルト・ゴシック・ホラー。

人気シリーズ『ヘルレイザー』(監督:クライヴ・バーカー)の6作目。
やはり最初からのファンの評価がイマイチのようで、映画上映さえされていないみたいだ。でも、私にはおもしろかった。
設定は違うが前作と同じく“箱(パズルボックス)”と“ピンヘッド”が出てくる。今回は“音楽の箱”と言い、丸いのがチラッと出て来た。
例えてみれば、デイヴィッド・クローネンバーグ好きの監督が映画『○○○の梯子』を撮ったならって感じ。
雰囲気が良い映画だったのに、ネタバレ気味でストーリーがちょっと残念。

「不幸な時、昔の幸せを思い出すのはつらい」等“言葉”に説得力があって良かったな。
ネタバレ

2005.09.07

■ツイン・ピークス ローラの日記 [小説 DL編]

The Secret Diary of Laura Palmer
ジェニファー・リンチ/著『ツイン・ピークス ローラの日記』(1991)
扶桑社ミステリー

1984年7月4日の誕生日にもらった日記に22日から記しはじめる、父と母とネコのジュピターと暮らす12歳の少女ローラ。彼女は優等生として町の人々にも知られる人気者。
しかし、この日記には彼女の真実の姿が書かれている。物心ついた時から“ボブ”が窓辺に現われ、彼から逃れる為に堕落してゆくローラ…17歳で死体で発見されるまで秘められた彼女自身を赤裸々に綴った日記。

14年前、この小説を買ったが最初の数ページで挫折。元々日記形式やシナリオ形式の本は苦手なうえに、思春期の少女のベタベタした心の内が受け付けなかったからだ。

そして最近、デイヴィッド・リンチ監督の映画をまた観たおかげでやっと読む気になれた。
ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間 』にはこの日記と同じ彼女の真実の姿が描かれている。

12歳はいいとしても、13歳の少女がこんな文章を書くかな? それは内容ではなくて考え方、表現の仕方。15歳以上だったら小難しい事を考えてもおかしくは無いけど…まぁ、翻訳物だからしかた無いね。
よくもこんな薬漬け、バイト漬け、不規則な生活をしていながらもボロが出なかったのか不思議なくらい。
“破りとられたページ”が想像をかきたてる、果たして犯人は?
ネタバレ

2005.09.06

■デューン/砂の惑星 TVM [映画 DL編]

Frank Herbert's Dune 上巻 Frank Herbert's Dune 中巻 Frank Herbert's Dune 下巻
『デューン/砂の惑星 上巻:大いなる砂漠の星
『デューン/砂の惑星 中巻:呪われし砂漠の民
『デューン/砂の惑星 下巻:神獣・砂漠の守り神
(2000)アメリカ/カナダ/ドイツ

砂の惑星(デューン)アラキス、宇宙で唯一の“スパイス(香料)”産出地。スパイス無くしては、宇宙ギルドによる惑星間の移動や教母達の不思議な力も帝国の通商も文明もあり得ない、最も貴重な物。
銀河系を支配する帝王シャダム4世は、圧政を強いていたハルコネン男爵からアラキスの統治をレト・アトレイデス公爵へと委ねた。
しかし、それは皇帝たちの仕組んだ陰謀で、男爵はレトを殺害し、妻ジェシカと息子ポールをウォーム(虫)の住む過酷な砂漠へ追いやった。
砂漠の民フレメンに助けられた2人は名前を変え、スパイスによって元々あった特殊能力が更に高められ、やがてフレメン達を導く者となる、SF大叙事詩。

ジョン・ハリソン監督、ウィリアム・ハート出演のTVミニ・シリーズ。
内容が理解しやすく、異様さも無いので一般的に観やすいと思うが、4時間30分という長さに耐えられるかどうか。
でも、フランク・ハーバート原作『砂の惑星』を途中挫折してしまった私は、たった270分でストーリーが分かってとても助かった。そして、このTV版は、もう一度原作に挑戦しようかという気にさせた。
おまけに『デューン/砂の惑星2(Children of Dune)』もあるのね、WOWOWで放映してくれないかな、観たい!

デイヴィッド・リンチ監督の映画版と比べてキャストも衣裳もウォームもかなり見劣りするけれど、それはTVの大河ドラマだから仕方が無い。ストーリーに入り込んだ後は、あまり気にならなかった。
とは言え、ハルコネン軍の服装は日本の武将の鎧でとても気になった。それ以外にも、古代の中東、インディアン、日本、アフリカ等々を感じさせるエキゾチックな雰囲気となっている。
映画版では何の為にいるのか分からなかったフェイドはTV版ではワリと重要な役柄で、皇帝の知的な娘イルラン・コリノ姫もいる。
スパイスはシナモンの香り、近くて別物はニッキ。

それと映画版では、単なるポールの復讐劇としか感じられなかったが、こちらでは迫害されているフレメンの反乱と、ポールの成長物語ともなっていて、かなり好感を持てた。
雰囲気はリンチ版、ストーリーはハリソン版が良いと私は思う。

2005.09.05

■ロサンゼルス・ホミサイド [映画 JE編]

LA County 187/L.A. Sheriff's Homicide
ロサンゼルス・ホミサイド』(2000)アメリカ

休業中のヌード・バーが放火され、2階に住む中国系一家4人が犠牲となった。目撃者は隣人の男ただひとり「長身で太めのラテン系が車で走り去った」と証言する。
その後、焼け跡から家族写真が発見され、被害者宅にはもうひとり9歳の少年テディがいた事が分かった。

ジェイムズ・エルロイ脚本のTVサスペンス・ドラマ。
珍しく保安官助手の女性が活躍していて、告知されていなければエルロイが書いたとは気付かずにいただろう。
ちょっと、ヒントが大きすぎてネタバレ気味だけど、安心して観る事ができる正統派刑事物。日本の○○サスペンス劇場よりずっとおもしろい。
出演者が中堅どころと言った感じがいいのかな、ミゲル・フェラーが出演していて、落ち着いた巡査部長役。
特に、進展の無い捜査の過程を独白の形で静止画を使っていたのが、あせっているはずなのにむしろ冷静な雰囲気で良かったな。

2005.09.03

■バッファロー'66/ブラウン・バニー [映画]

Buffalo'66
バッファロー'66』(1998)アメリカ

1966年ニューヨーク州バッファロー生まれのビリー・ブラウン。
刑務所から出所したビリーは、用を足す為に入ったダンス・スクールで電話をかけた際、母親に「妻を連れて行く」とつい約束してしまう。
嘘をごまかす為に、電話代を貸してくれた少女レイラを誘拐し、妻のふりを強要して実家へと向かう。

話題の映画だったし、第一にプログレが流れるから観た。
ボーリング場で突然レイラがタップ・ダンスを踊り始める、流れるのはKing CrimsonMoonchild」。
無謀な賭博で負けたのはスコットのせいだと思い込み、彼の経営するトップレス・バーに乗り込むシーンにはYesHeart of the Sunrise」、そして「Sweetness」。
映画の内容はともかく、これらのBGMと画面の雰囲気は良かった。
それとスローモーションのスコット襲撃シーンも斬新で良かったな。

まるで「ファンタ」のCMのようだった。♪そ~うだったらい~いのにな~
政府の仕事をしていたのだったら、いいのにな~
結婚していたのだったら、いいのにな~
親が自分に関心を持ってくれたら、いいのにな~
嫌なヤツが消えてくれたなら、いいのにな~
可愛い女の子が自分を好きになってくれたら、いいのにな…

ストックホルム症候群”という言葉がある。
でも、この映画はそれとちょっと違うと思う。たまたま誘拐した女の子が今の生活に不満を持っていて(ダンス・スクールでも浮いていた)、誰かと一緒にいたかっただけかと…
この映画を好きな女性は、そういうのに憧れているのかな?

以前いた会社の若い男性が仕事帰りに駅で見かけた好みの女の子に、「つきあってください」と唐突に電車の中ででも声を掛けていた。もちろん、全て断られたそうだ。

The Brown Bunny
ブラウン・バニー』(2003)アメリカ

バイク・レーサーのバド。
ニューハンプシャーのレースを終え、カリフォルニアに向かう道すがら、幼なじみのデイジーの実家に立ち寄る。娘から連絡が無いと嘆く母親に「彼女は自分と一緒に暮らしている」と告げる。
カリフォルニアに到着し、家にたどり着くがデイジーの姿は無く、「ホテルで待つ」と手紙を残す。

ついでに観た。
やはり内容はともかく、音楽と風景は良かったな。

バドは行く先々で少女に声をかける「一緒に行こう」と。
親だったら「大事な娘を連れ去られた」と嘆くはず。たとえ成人していようとも、彼女の同意があったとしてもだ。

ギャロいわく、“本当にやりたかったことが実現できた”んだそうだ。
日本の会社が100%出資し、全て彼に任せて製作に口を出さなかったらしいが、出来上がりを観て会社側としてはどう思ったのかな?

以前、FMラジオ番組内に“ギャロの恋愛相談コーナー”があったけど、私だったら絶対相談しない。例えあのシーンが無くてもだ。


*   *   *

ヴィンセント・ギャロ監督/主演の映画を続けて2本観た。正直言ってどちらもツラかった。
『バッファロー'66』が好評だったのは、彼が理不尽な人間なのは親が無関心という理由付けができるのと、禁欲的だったからではないかと思う。
その反面、『ブラウン・バニー』が不評だったのは、純愛とは程遠かったからかな?
ネタバレ

2005.09.02

■キル・ビル/キル・ビルVol.2 [映画]

Kill Bill Vol.1 Kill Bill Vol.2
キル・ビル』(2003)アメリカ
キル・ビル Vol.2』(2004)アメリカ

かつてビル率いる暗殺集団にいた“ザ・ブライド”。結婚式の最中、ビル達に襲撃されただ一人生き残った。
お腹にいた子供まで失った彼女の復讐の旅が始まる…

『キル・ビル』を映画館で観た。
切って切って切りまくり、チャンバラの世界。それはまるで劇画のようだった。あまりのわざとらしさに、もうTVでいいやと思った。

だから『キル・ビルVol.2』はWOWOWで観た。
アニメまで挿入された『キル・ビル』とはうって変わって、ドラマがある西部劇の世界。
ひっかかるところもあるけれど(パイ・メイとかブラック・マンバとか…)、『キル・ビル』だけ観ておしまいにしていたら後味悪いままだったであろう、『Vol.2』観て良かったなぁ~

キャラクターが個性的で良かったな。
エル・ドライバーが登場するあたりからの音楽が良かった。
ヴァニータ・グリーンの娘に復讐されないかとても心配だった。
何のかんの言っても、クエンティン・タランティーノ監督は好きだ。

2005.09.01

■告白 [映画]

True Confessions
告白』(1981)アメリカ

1948年、ロサンゼルス。売春宿で司祭が死に、空地では娼婦の惨殺死体が発見された。トミー・スペラシー刑事が調べを進めるうちに捜査線上に浮かび上がって来たのは、建設業界の大物ジャック。しかし、ジャックは熱心なカソリック信者で、デス・スペラシー神父の教会に土地の寄付を申し出ていた…警官となった兄と僧侶となった弟の息詰まる愛憎劇。

何か起こるかなぁと期待しても何も起こらない、正直言って退屈な映画だった。
ただ、娼婦の殺害方法が“ブラック・ダリア”と同じだったので、感想を書きたくなったのだ。

しかし、内容は地味だったけど、ロバート・デュバル(兄トミー)の正義感が強く、短気だが自分の非を素直に謝罪する男、ロバート・デ・ニーロ(弟デス)の落ち着いて信頼できる様子、でも何を考えているのか分からない雰囲気。どちらも抑えた演技が魅力的。
そして、1940年代ののんびりした様子が好感だった。
つまり、ストーリーはそれほどでもないけど、出演者が良かったな。

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