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2005.03.01

■快楽通りの悪魔 [小説]

David Fulmer/Chasing the Devil's Tail
デイヴィッド・フルマー/著『快楽通りの悪魔』(2001)新潮文庫

20世紀初頭、まだ人種隔離法が残るニューオーリンズで連続殺人事件が起こった。現場に残された黒い薔薇、異なる手口、異なる人種、そして共通するのは死ぬ直前にコルネット奏者バディと会っていた事。
クレオールの探偵ヴァレンティンが事件を追う。
読みやすく過激さはないので、素直な人なら犯人は誰だろうとワクワクできると思う。男性は好きかもね、ハードボイルドに酔いたい時にこの本はオススメ。

そして素直じゃない私の感想。
帯の「J・エルロイを凌駕するノワールの逸品!」というコピーに惹かれて買ったけど、ドロドロが無いじゃない、ガッカリ。
ジャズと酒と麻薬と女がとりまき、警察と折り合いが悪く、親友が疑われ、愛人が狙われ、そして一匹狼の探偵。これってありきたり。
ヴァレンティンは悲しい過去を背負っているにも関わらず感情移入できない、背景描写が足りないと思う。
伏線が台無しになるような事が書いてあったり、人徳ある人物の態度の急変、そもそも犯人に納得がいかない。もっと読者を説得して欲しかった。
先が推測ができるテレビドラマのような内容で、結末も万人が望むような終わり方、こんな都合良く行くわけないじゃない。私にとってただの(火曜)サスペンス。

気取らないで、普通の人間として苦悩している部分の方が良かったな。
そして棺桶の豆知識は興味深かった。

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コメント

>帯の「J・エルロイを凌駕するノワールの逸品!
最近はなんでもコレだよね。
エルロイの後は、ジム・トンプスンだったりしてね。

ソウは観るつもりなので本は読まない予定です。
でもハロニコさんは情報が早いですね。
俺が遅過ぎるだけか。

最近の帯は日本人作家が推薦文を書いていて、私にはワカラン…この場合は中身で判断しますが、好きな海外作家の名前が書いてあると、すぐ手を出したくなるワタシ…

10年前の小説がまだまだ未読なので、減らさなきゃいけないのに、本屋に行くとつい手が伸びてしまいます。デイヴィッド・L. リンジーが読みたい! でも我慢してカトリーヌ・アルレー読みます。ジム・トンプスンも読みたいわー、あぁ時間が欲しい。

『ソウ』は絶対映画をお薦めします。

>カトリーヌ・アルレー
懐かしい!
いい作家ですよね。愛読してました。

>ジム・トンプスンも読みたいわー、あぁ時間が欲しい。
そうですね。
時間が欲しいものです。

ああ、今日も草臥れた。
明日は雪だってさ。
ハロニコさん、通勤での自転車、気をつけてね。

好きな作家の新刊が出ていない時はカトリーヌ・アルレーも買ってました。一冊読んでない本があり、黄ばんでます。
お疲れのようですね。もうすぐ週末、晴薫さんも明日の通勤がんばってくださいね。

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